大地の芸術祭9日目。見るのに予約が必要な作品 T409 のためにほくほく線に乗るぞ!
作品一覧を見ていたところ、通常作品扱いなのに公開日が「特定日要予約」になっている作品 T409 を発見。調べたらほくほく線に乗って鑑賞する作品でした。しかも土・日・祝日限定で一日4便のみ運行。
1便の乗車定員は25名。8月24日現在、満員になっている日はかなり少ないです。まだまだ間に合うぞ。作品鑑賞料のほかに電車の運賃(十日町-六日町 片道340円、まつだい-六日町 片道600円)もかかるので気をつけろ。
これ、なんでイベントではなく通常作品になってるの……。平日参加コンプリータを殺したいの……?
しかし文句を言ったところで平日開催になるわけでもないので、予約を取って行ってきました。
十日町エリア北部
9:50。検温をしてリストバンドをもらうため、十日町市利雪親雪総合センターに寄りました。国道117号沿いの作品を拾いながら十日町駅を目指す作戦。
T430 は制作遅延のため公開延期になってました。やはり今年は全体に人手不足なのだろうか。
作品が見られないなら検温だけで離脱するか、と思っていたのですが、検温のあとスタッフに「じゃああちらへ」と誘導され「ここは一方通行なのかな?」と思ったらすぐ隣のブースで作品受付のスタッフが待ち構えていて普通に作品スタンプを押されたでござる。
検温と作品受付のタスクは分離してくれ。あと作品受付のスタッフは、公開延期してる作品あるんだからそれでも見るのかどうか聞けよ。
パスポートを使って無料で見られるのは最初の一回だけで、2回目以降は通常料金の半額を支払う必要がある。つまり、ここでスタンプを押されてしまったオレが、後日完成した T430 を見るには追加で半額の150円払わなきゃいけないってことになるわけ。わずか150円と思ってるのかもしれないが、それだけあったらポリオワクチンで7人の子供を救えるんだぞ。聞けよ。
T430 誤山を眺めるNew(未完成)。押されてしまったものは仕方がないので、見るだけ見てく。
自分達のうしろのグループがスタンプでもめてた。いいぞもっとやれと思った。
同館2Fに T431 意識と自然の探索New。
入口と出口は別になっていました。T186 戦後のラブレター(イフガオの棚田から新潟の棚田へ、愛をこめて) で彫られたトーテムポールはなくなっていました。
10:10。やや北にもどって T253 下条茅葺きの塔 。
誰もいませんでしたが扉は開いており、中が見られました。
ウサギよ、お前は生き残ったんだな。
10:30。T201 妻有田中文男文庫 。車は徒歩2分ほどのところにある上新田自治会館に駐車できます。
2Fに T428 。
T428 農具の時間 。
ぶら下がっている農具を手に取ると、自然、農具を使っている姿になります。「(人に従っていた)農具に人が従う」というコンセプトらしいです。
農具にところどころ打ち込まれているのは鉛の栓。植物の種が農具に埋め込まれているそうです。
1F。作品の分けがよくわからないのですが、光ってる本が T200 天の光、知の光-Ⅱ で、この地域文庫自体が T201 妻有田中文男文庫 という理解であっている、のか……?
外では野菜直売所が開かれてました。受付のおっちゃんの猛プッシュを受け、ホワイトコーンを買ってしまった。
時間は10:45。十日町エリア北部の作品回収はここで切り上げ、十日町駅に向かいます。
JIKU #013 HOKUHOKU-LINE
11:00。十日町駅西口。
改札前にスタッフがいて、受付をしていました。
鑑賞料は申込時にカード払いしておいたので、ここでは鑑賞券を受け取るだけ。それとは別に六日町までの切符を券売機で買っておきます。
11:35。若干の遅れがありながらもホームに ゆめぞらII 到着。1両編成です。
十日町駅を出発するとすぐにトンネルに入ります。
そしてあっという間に美佐島駅に到着。作品鑑賞のため、全員一旦下車します。
11:40。T409 JIKU #013 HOKUHOKU-LINENew 開演。
電車に搭載された強力なスポットライトの明滅と駅に設置されたスピーカーから出る音が競演します。音がめちゃめちゃ響くため、びっくりして泣いちゃう子もいるようです。一緒に見に来てた子供は終始耳を塞いでました。
作品自体は時間にして5分ほど。終了後、写真撮影タイムが設けられているので、上演中は鑑賞に集中して大丈夫です。
ふたたび車内に戻ったら、六日町駅まで運ばれます。
スタンプは出入口付近に1ヶ所だけあります。スタンプを押すチャンスは上映終了後の撮影タイムと六日町駅到着時の停車中の2回。もしかしたら、始発駅(まつだい or 六日町)なら発車までの間もスタンプが押せるかも。
まあ、混むよね。
すぐに反対ホームにまつだい行きの電車が入ってきます。そのままとんぼ返りしてもいいですし、六日町駅前を散策してもいいです。
トンボがえりした場合は改札窓口で行きに買ったきっぷと鑑賞券を提示し、「六日町から折り返してきました」と申告します。そうすると駅員さんが六日町からの乗車料金を計算してくれるので、言われた金額を支払います。支払いはすっきり現金払いのみです。
十日町駅周辺
12:40。十日町駅前の T384 喫茶TURN (写真右)と T385 10th DAY MARKET (写真左)。
T384 は開いてるだけという感じでした。日によってはなにかやってるのかも?
2018年の紙コップが残ってました。すべてあるわけではなさそうですが、もしかしたら2018年に自分が描いたものが残っているかもしれません。
T385 では主にハンカチやタオルなどが販売されています。
完全キャッシュレスストアです。
13:15。十日町駅構内にあるそば屋「雪中庵」で遅めの昼食。
動いたあとに食べるには、ちょっと味が薄い。言えばつゆ濃いめとかしてくれるんだろうか。
十日町エリア南部
午後は十日町南部の作品を可能な限り回収していく作戦だ。
13:35。T418 皓雪冽白 (こうせつれっぱく)〜漉(す)き込む十日町の記憶〜New 。
オフラインとオンライン(ウェブサイト)の2つでひとつの作品ということになっています。
オフラインは 2018年の T275 からむしの部屋project 2018 と同じです。
ウェブサイトはこちら。
日によってはグッズ販売しているみたい?
13:50。T325 Kiss & Goodbye(土市駅)。
ポストは T396 Kiss & Goodbye|思い出ポスト のときのもの。今年は使われていません。
建物の中ではアニメーションと、その元になった絵が展示されています。今年はイスがおかれていませんでした。
14:05。T326 Kiss & Goodbye(越後水沢駅)。土市駅の T325 と対になっています。
こちらは立体作品と絵が展示されています。
越後水沢駅の向かいにある「ギタリアン料理 ItZa」の建物は今年も休憩所として使われていました。なお、お店は2020年から休業したままだそうです。
店番(?)の人がお茶を出してくれます。無料です。暑い中とてもありがたい。
野菜の無料配布もあるぞ! 持ち帰り用の袋も用意してあります。てか、この袋……
新品のアイリーレジ袋……だと……!?
T424 を目指して県道76号を東へ。
案内看板に従って進むと未舗装のなにもない道を走らされて不安になりますが、大丈夫。ちゃんと作品近くの駐車場に着きます。
杉の木に銀色のフィルムが巻かれているのは市ノ沢集落のおもてなし作品でした。よく見ると着物みたいに見える。
14:30。T424 ゆく水の家New 。
入口。あれ? ほんとにここでいいの? と不安を感じるくらい普通の玄関。
玄関を開けて「あ、ホントに作品だ」と安心するやつ。
1F。明るくなったり暗くなったりを繰り返します。
2F。作品は床の間に置いてある石だけ? と思いきや、右上の長方形の窓を覗いてみると……
白い世界が広がっていました。
まだ14時台だったので、この勢いで T214 に向かいました。
15:15。T214 もうひとつの特異点。
ちょうどだれも居ない時間にあたってゆっくりみることができました。
15:25。ついでに二千年蓮も見てみるなど。でも花の時期はもう終わってたみたいです。
ほとんど花が終わっている中で唯一残っていたつぼみ。
15:45。T074 オンマネ カゼ。今年は作品前に駐車場が設定されていました。ありがたい。
ガイドブックやウェブサイトに掲載されている作品の写真と見比べるとプロペラ(?)の位置が変わってる気がするのですが、なにかの事情で移動した?
16:00。 T392 みどりの部屋プロジェクト2021-2022。作品番号は前と同じですが、作品名の一部が「2018」から「2021-2022」に変わっています。
今年はウッドチップが敷かれており、多少の雨でもぐちょらないようにアップデートされていました。
このへんに2018年に自分が貼り付けた葉っぱがあるはず。名前とか書いてあるわけではないので見ても全然わかりませんが。
冬瓜(ユウガオ)無料配布中! 勧められたけど、この大きさの冬瓜を消費するのキツいよな……。
十日町エリア南部の作品もだいたい押さえられたので、この日の活動はここまで。
16:30。帰り道の途中でキナーレに立ち寄って休憩。T420 霧神楽New が稼働していました。
キナーレは夏シーズンだけ出入口が変わるらしい。たぶん T420 の関係だと思います。
キナーレ隣の道の駅クロステンでパスポート特典を使い、100円引でソフトクリームをゲット。何回でも使えるのかと思ったら1回限定でした。安いから仕方ない!
参考
目次
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 1日目 十日町中心市街地 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 2日目 ナカゴグリーンパーク 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 3日目 乗っ取れ松代城
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 4日目 清津峡渓谷トンネル 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 5日目 松之山温泉 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 6日目 マウンテンパーク津南 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 7日目 津南エリア 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 8日目 川西エリア 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 9日目 JIKU 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 10日目 十日町北部 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 11日目 中里エリア&十日町夏作品 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 12日目 松之山エリア 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 13日目 松代エリア西部 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 14日目 松代エリア北部 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 14.5日目 夜の大地の芸術祭
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 15日目 十日町エリア ほぼ攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 16日目 十日町・松代エリア 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 17日目 松之山エリア 攻略戦