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大地の芸術祭2022に行ってみた – 3日目 乗っ取れ松代城

大地の芸術祭 - 3日目

 大地の芸術祭3日目。おそらく大地の芸術祭の中で最も過酷であろう松代城・農舞台フィールドミュージアムの作品を巡っていきます。

大地の芸術祭 - 3日目

 長岡市小国から十日町松代へ抜けるルートの途中にある道の駅 瀬替えの郷せんだで休憩。食堂は土・日・祝日限定、11時から14時までの営業でした。前は金曜日もやってた気がする。

大地の芸術祭 - 3日目

 ここにきたらやはり豆大福を買わねばなるまい。というわけで6月の売上に貢献してきました。なお、5月の豆大福の売上は全国第5位(新潟県内第1位)だった模様。

いざ、松代城!

大地の芸術祭 - 3日目

 12:30。D053 農舞台 到着。農舞台のフィールドミュージアムはその名の通り、農舞台周辺の里山に作品が点在しています。その数、40点以上。ほとんどすべてにスタンプが設置されているため、コンプを目指す場合、そのすべてを回る必要があります。徒歩でなければ拾うことのできない作品も多く、大地の芸術祭でもっとも過酷な地と言えるでしょう。坂道、ぬかるみ、草っぱら、クモの巣くぐったりもなくはないので、長袖、トレッキングシューズで挑むのが安心です。

 なお、今回はあえて農舞台の中には入らず、農舞台周辺に広がるフィールドミュージアムに点在する作品を回収する作戦です。(作品名に NEW! と付いているものは今回の新作です。)

大地の芸術祭 - 3日目

 最初に農舞台の検温スポットでリストバンドをゲット。

大地の芸術祭 - 3日目

 リストバンドはパスポートケースの裏面に入れるようにしました。腕にしてるとふいにちぎれちゃいそうなので。あと記念に取っておきたいのもある。腕にすると外すときに切らなきゃいけなくなるし。
 受付ではリストバンドに書かれた検温日を確認されるので、日付がすぐ提示できるようにしてあります。

大地の芸術祭 - 3日目

 平日だったので農舞台から松代城までは徒歩で向かう覚悟を決めていたのですが、なんと平日なのに松代城に向かうシャトルバスが運行してた! 公式サイトでは土日祝日のみの運行となっていますが、平日でもドライバーがいれば運行しているようです。

大地の芸術祭 - 3日目

 シャトルバスで一気に松代城へ! 思ってたよりラクに乗っ取れそうだぞ松代城!

大地の芸術祭 - 3日目

 と思ったら、松代城への登り口がある管理棟前で下ろされました。城までは運んでくれないようです。まあ、道狭いしね……。それでも徒歩だとここまで20〜30分はかかるのでかなりの時間短縮にはなりました。

大地の芸術祭 - 3日目

 12:50。徒歩で松代城へ向かいます。管理棟から松代城までは徒歩で10分ほど。傾斜もあって運動不足の身には結構キツイです。行き交う人みんな「こんなハズじゃなかった……」という顔になってました。

大地の芸術祭 - 3日目

 13:00。軽く息を上げながら松代城。新作の巣窟だ。

大地の芸術祭 - 3日目

 正面いきなり作品が現れた! 作品に目を奪われて気が付きにくいですが、入口入ってすぐ右側に受付があります。スタッフも常駐している模様。パスポートなしの場合は入館に500円かかります。水なども売っているようです。これからの時期、売れそう。

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 D377 憧れの眺望 New!

大地の芸術祭 - 3日目

 扉もしましまに塗る徹底ぶり。

大地の芸術祭 - 3日目

 2階にあがる階段横に「乗っ取れ松代城」の歴代城主の名前が並んでいました。
 「乗っ取れ松代城」は冬に松代で行われる、さまざまな障害を乗り越えて松代城を目指す雪中レースです。1位になった人は城主として名前が掲げられます。結構2年連続で城主になってる人がいる。

大地の芸術祭 - 3日目

 階段を上がり、左手にある小さな入り口に入ると次の作品があります。

大地の芸術祭 - 3日目

 D378 樂聚第らくじゅだい New!聚楽第じゅらくだいではない。

大地の芸術祭 - 3日目

 ガイドブックの写真だと中に人が入っていますが、入口にお触り禁止マークがあって入れないようになっていました。それとも触らなければ入ってもよかったのか?

大地の芸術祭 - 3日目

 3階に上がって D379 脱皮する時 New!D143 脱皮する家 系列の作品です。金色の台の上は乗ってもOK。

大地の芸術祭 - 3日目

 天守閣(?)からは松代の町を眺めることができます。望遠鏡は故障中でした。

下山ルート

 松代城を落としたので、ここからは農舞台まで作品を拾いながら下っていきます。新作はないので、ドンドン行きます。

大地の芸術祭 - 3日目

 13:25。D070 松代スモールタワー

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 今回はちゃんと上まで登ってみました(2018では登らなかった)。でも特別眺望がいいということもなく……。

大地の芸術祭 - 3日目

 もともと浅いステップが上に行くほど浅くなっていきます。ビミョーに上がり下りしにくいです。床がメッシュになっていて、ちょっとだけ白馬のジャンプ台を思い出しました。

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 13:35。管理棟横の脇道に入って D016 木

大地の芸術祭 - 3日目
 右上のD016から左のD067(東屋の左側に小さくD067の看板が見える)へ繋がる山沿いの道が存在します。

 一旦舗装路に戻り、下にある D067 を目指します。D016 の奥から直接 D067 に繋がる山沿いの道も存在します。ただ、道の整備が万全ではない部分があるので、足に自身のない人は遠回りしたほうが無難です。

大地の芸術祭 - 3日目

 13:45。D067 融(とおる)

 あとは舗装された道を下りつつ、途中に現れる作品を拾っていきます。

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 13:50。D066 米の家

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 13:55。D312 人生のアーチ

大地の芸術祭 - 3日目

 人が背負ってる箱の中が光ってました。前に来たときはスタンプを回収するのに一生懸命で気が付いてなかったかもしれない。

D012ルート

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 14:10。変形十字路を D365 方向に下る途中で目下に D010 を確認。

大地の芸術祭 - 3日目

 そこで振り返り、右にある脇道から D012 のルートに入ります。車両乗り入れ禁止の看板があるだけで、作品の案内などは一切ありません。夏シーズン(7/30-9/4)がはじまるころには案内看板が増設されたりするのかも?

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 14:13。D010 観測所

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 14:17。D011 平和の庭。池が汚い。

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 D011 から少し下ったところに獣道のような脇道があります。よく見ると木道が整備されています。大芸2018ではここに D012 のスタンプがあったのですが、今回はありませんでした。公式ガイドマップの詳細マップAでもここに D012 のスタンプがあることになっているな? あれはウソだ。

 ここまでの道のりで D012 のスタンプを見逃した可能性もありますし、まあ、どうせもう一周しなきゃなので D012 の回収はあとに回し、林の中へ進みました。

大地の芸術祭 - 3日目

 14:20。D013 あたかも時を光合成するように降りてきた〜レッドデーターの植物より

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 14:25。D014 雪国の杉の下で

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14:30。D186 スペース・スリター・オーケストラ

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 音程はどうかわかりませんが、弾けます。ちゃんと弦の張り直しなどのメンテがされてるみたい。

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 14:35。D015 西洋料理店 山猫軒

フィールドミュージアム東側

大地の芸術祭 - 3日目

 フィルードミュージアム東側の作品(とD012)を回収するため、城盗り橋から2周目に入ります。もちろん、徒歩です。

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 14:40。城盗り橋横に D248 イエローフラワー

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 14:45。ちょっと道からはずれたところに D002 砦 61。歩き疲れてぼーっとしてると拾い損ねそう。7/30以降にはこの奥に D375 が出現する予定です。

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 遠く D184D003

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 14:50。D184 リバース・シティー

大地の芸術祭 - 3日目

 「今、この鉛筆が落ちてきたら確実に死ぬ」と思いながらも、ついつい下に入ってしまう。

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 すぐ隣に D003 ○△□の塔と赤とんぼ

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 14:53。D353 hi 8 way

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 14:55。D006 に続く道の入口に D004 水のプール

大地の芸術祭 - 3日目

 2018のときはイベント期間終盤と言うこともあってかドロドロになっていましたが、今回はちゃんときれいでした。お前、こんなに青かったのか……!

大地の芸術祭 - 3日目

 D006 かかしプロジェクト。滑りやすい道のりは相変わらず。比較的道が乾いてて助かりました。

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 元の道に復帰して D005 関係—大地・北斗七星

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 新作の D365 が出現。

大地の芸術祭 - 3日目

 ですが、その前に D007D008 を拾っておきます。道を挟んで D365 の反対あたりに D008 につながる道があります。とくに作品案内看板などはありませんでした。

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 15:07。山道を下っていくと D008 希望という種子(シュジ)が現れます。作品は4つあります。

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 15:12。一番下に D007 夏の三日月
 ここまできて「そういえばここって006と横につながってるんだっけ(行ったことないけど)」と思い出したり……。

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 15:17。下った山道を引き返し、D365 手をたずさえる塔 New! 再び。夜間は21時までライトアップされるようなので、機会があったら見てみたい。世界情勢とかなんかそんな感じのものを反映してライトの色が変わるらしい。

大地の芸術祭 - 3日目

 平日の場合、入館するのにカードキーが必要です。カードキーは農舞台で貸し出しています。カードキー貸し出しにあたり保証料として500円が必要ですが、カードキーを返却すると返してもらえます。しかし、カードがパクれるなら500円くらい犠牲にしても……(悪い顔)

大地の芸術祭 - 3日目

 カードをゲートにかざすと電磁ロックがはずれて入れます。といってもまあ、脇ががら空きなのでカードキーがなくても入ろうと思えば入れる感じでしたが……。

大地の芸術祭 - 3日目

 土日・祝日は左のテントで受付するようです。

大地の芸術祭 - 3日目

 建物の中はこんな感じ。以外にも空調が効いてて涼しい!
 壁に掛かってる版画は農舞台で購入できるそうです。

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 D366 手をたずさえる船 New!

D012ルート(2回目)

大地の芸術祭 - 3日目

 D012 のスタンプを探し求めて、本日2回目のD012ルートに入ります。

大地の芸術祭 - 3日目
大地の芸術祭 - 3日目

 これもうスタンプ設置し忘れてるか、クマにでも破壊されたのでは……? とちょっと疑いながら舗装された道に沿って下っていったら、ふいに看板が現れた!

大地の芸術祭 - 3日目

 15:30。D012 遊歩道整備計画。雑草が生えて荒れた舗装道にしか見えませんが、よく見ると道のところどころが円形にくりぬかれていて、そこから草が生えるようになっています。

大地の芸術祭 - 3日目
大地の芸術祭 - 3日目

 D001 のオブジェの間を歩きながら下に下りられます。普通にあぜ道です。

大地の芸術祭 - 3日目

 道はここに繋がっています。一部、ぬかるみがあったり、木の枝が張りだしていたり(ついでにケムシがついてたり)するところがあります。

農舞台周辺

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 15:40。城盗り橋近くの D063 旅人の迷路

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 その奥に D064 記憶—再生

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 15:45。農舞台前に置かれた D155 ゲロンパ「大合唱」。かわいい。

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 D359 廻転する不在 New! 。作品に上がって自転車(?)をこぐには300円必要です。パスポート所持者は無料でこげます。
 予想に反してペダルは軽いです。調子に乗ってこぐと自転車がはずれて飛んでっちゃうんじゃないかとちょっと心配になった。

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 揺れているところが見てみたい D125 地震計

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 D311 円-縁-演。フィールドミュージアムにも同じ番号・名前の作品があります。

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 D060 かまぼこアートセンター

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 D054 まつだい住民博物館。スタンプは「農舞台」と一緒になっているのでなし。公式サイトによると通路終点に映像があるらしいのですが、そんなのあったかな……。

通路終点には映像モニターが設置されており、そこでは住民が実際に人情あふれる演技で客を招き入れる映像が映し出されている。

まつだい住民博物館 – 作品|大地の芸術祭
大地の芸術祭 - 3日目

 農舞台1階のピロティに D351 Camera Obscura Project。異なる場所に2台置かれています。

大地の芸術祭 - 3日目

 中は巨大ピンホールカメラになっていて、外の景色が写っています。目の暗順応を待ちたいけど、窓もなにもなく暑いのでそんなに長くいられない。

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 D389 フィールドミュージアムのためのfurniture New! のイスに座ってちょっと休憩。スタンプは「農舞台」と一緒になっているのでなし。

大地の芸術祭 - 3日目

 重くなった腰をなんとかあげ、D061 花咲ける妻有 を回収して農舞台(外)フィニッシュ。

 時間は16時半。12時半に農舞台に着いたので、4時間かかったことになります。ずっと歩きっぱなし。余裕の1万歩突破でした。

落ち穂拾い

大地の芸術祭 - 3日目

 まだ明るかったので、後日に回すつもりだった作品を車でサクッと回収して帰ることにしました。

大地の芸術祭 - 3日目

 D068 に向かう途中、車窓から D311 円-縁-演。スタンプは農舞台ですでにゲトっているのでスルー。

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 ガイドマップ上で駐車場としてマークされていた場所は かつて D069 WDスパイラル・パートⅢマジック・シアター があった場所でした。この4年の間に D069 はなくなったみたいです。

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 16:50。D068 フィヒテ(唐檜)。作品自体は林の中にあります。

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 もうちょっと暗くなってから来るとよさそう。と、前来たときも思った気がする。

大地の芸術祭 - 3日目

 ついでにキャンプ場入口の駐車場の様子。ここに車を駐めて松代城まで歩く人も多いみたいです。

大地の芸術祭 - 3日目

 キャンプ場(と松代城)への登り口。今年は一般車両進入禁止になっています。シャトルバス専用。てか、この狭い道を3ナンバーのハイエースで登ってたのか……。

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 17:00。山を下りて D194 帰ってきた赤ふん少年

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 みんな、マスクしてるー!

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 17:05。D099 創作の庭。2018のときとは違い、作品の前に作品看板(とスタンプ)がありました。

作品を鑑賞させようという圧を感じる

大地の芸術祭 - 3日目

 D012D099 のスタンプがある場所はガイドマップでポイントされている位置とちょっと違うのでご注意ください。とくに D012 はいろいろ中途半端な場所にあるので、ほかの作品とは完全に別で拾いに行く覚悟で行ったほうが気持ちがラクになると思います(カラダの負担はどうにもならない)。

 ただ、場所は中途半端ではありますが、全体に「ちゃんと作品を鑑賞するにはやっぱここまで来なきゃだよな……」と思わせる場所にスタンプを置いている感じがしました。作品を鑑賞するという意味ではこれが正しい場所なのかもしれません。

 それでは皆様、ご安全に!

参考

越後妻有 大地の芸術祭2022公式ガイドブック

  • メーカー:現代企画室
  • カテゴリ:単行本
  • 発売日:2022/04/25

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