大地の芸術祭7日目。前回のマントパーク津南攻略戦から1ヶ月。というわけでもないけれど、7日目は津南からスタート。夏シーズン(7月30日から9月4日まで)に入って最初の妻有入りです。暑い夏が始まる!
苗場酒造
10:10。まずは苗場酒造で検温と今日最初のスタンプをゲット。
1Fは普通にお店やってます。お酒買えます。でもこの暑さでは今買っても家に着く頃には酢になってそう。
作品は店の奥にある階段を登った2Fにあります。
M073 Invisible Grove 〜不可視の杜〜New。
壁には作品の影が映っているだけなのかと思いきや、動き出したりします。なんで光源に普通のライトではなくプロジェクタを使ってるんだろうと思ったら動きを出すためだったのか。
障子の枠などにも小さく生えてます。
津南中等教育学校
10:30。M072 のある津南中等教育学校へ。夏休み期間中ですが部活やらなんやらでなんだかんだ学生がいる様子。
大芸来場者用の駐車場は学校のはす向かいに用意されています。
作品は体育館の中にあります。
M072 農具は楽器だ!New 。農具で作られた楽器が一定間隔で自動演奏(?)します。作品の関係筋からの情報によると約15分で一周するようにプログラムされているそうです。
木琴みたいなやつが5分。
中央の唐箕ギターズが3分。
ぼこすかパーカスが1分半。そのあと5分のインターバルを挟んで最初の木琴に戻ります。
なかのひとに会えたので特別に自動演奏制御ユニット(?)の中身を見せてもらいました。アナログに見えて制御はばっちりデジタルだった。しかも津南中等の学生がメインでこの回路組んだらしい。最近の高校生すげーわ。
実際に動かしたり叩いたりして音を出すことのできるものもあります。
なお、8月27日(土)、28日(日)にはこれらの農具楽器を使ったイベントが開催される予定です。イベントはまだ空きがあるそうなので、時間のある方はぜひご来場ください。
Air for Everyone
11:15。M037 Air for Everyone 。「ベルやベルを飛ばすための不思議な道具を作っている職人」の仕事場という設定の作品です。
駐車場は通り沿いに設定されているのですぐわかると思います。
建物に入って最初に目に入ってくる作品。昼間は外の光が強くてよくわかりませんが、夕方になると中でなにかが羽ばたいている様子がよく見えるようになるとのこと。一日常駐しているスタッフの特権かもしれません。
今回はほかに人がいなかったこともあってか、スタッフが丁寧に作品の説明をしてくれました。
2F。光の入り方や色が夏だ。
出入口にたくさんかかっているパラシュートは2012年のイベント E027 A Cloud of Sound で使われたもの。ベルを付けたパラシュートを使った作品だったみたいです(見てないのでよくわからない)。「ベルやベルを飛ばすための不思議な道具」というのはそういうこと?
上郷クローブ座
つづいて上郷クローブ座へ。カラフルはしごは膨らんでいるか。
11:40。上郷クローブ座に到着。大きなカラフルはしごが M053 Untitled project for Echigo-Tsumari 。入口正面上にあるロゴが M057 「上郷クローブ座」看板ロゴタイプ。
1Fの2部屋に作品があります。
M068 シネマ上郷New 。スクリーンでは A007 越後妻有の二十四節気 が上映されています。
隣の部屋に M063 上郷バンド – 四季の歌 。マイクを使って一緒にシンギングできます。
クールなメンバーが演奏してくれるぜ。
操作盤のトグルスイッチで英語歌詞と日本語歌詞を切替可能。曲はそのままで、そこに同じような内容の日本語歌詞と英語歌詞を乗せるのって地味に大変な気がする。
上郷クローブ座レストランではパフォーマンスの準備中でした。完全予約制となっていますが、空席があれば当日参戦もいけるっぽいです。
3階に M069 部屋とピアノの為のコンポジション「偽ハルモニア論」New 。
2021年にこの部屋で作曲された曲を自動演奏で上演する、ということのようです。
レーザー光線がぐるぐるしてるので、目に直撃しないように気をつけろ。席に座って見てるぶんには大丈夫ですが、立ったまま作品を見てたりするとレーザーの直撃をくらう可能性あります。
外に出て、向かいの M065 香港ハウス(建築設計) へ。
中には M077 自然。共話。New の盆栽のような作品とパネルが展示されていました。
外に置いてある白いパネルも M077 の作品です。6ヶ所全部探したよ! めっちゃ暑かったよ!
竜神の館
12:30。M079 がある「竜神の館」に到着。
2018年の作品 M059 おくり水 の樽に屋根がついてた。隣に大きなキノコも生えてた。
M079 は「龍神の館」の裏手にあります。
龍神の館の地下(というか1Fというか)にはゲートボール場があって、そこに M079 が展示されています。この建物ってこんな構造してたのか……。
M079 廃材水族館:竜ヶ窪New 。
廃材のサメが廃材の小魚を追っています。
小魚の胴体に使われている廃材、どこかで見たことがあるようなないような。
次の作品へ向かう途中で50円のキャベツをゲット。小銭なかったので100円でふたつゲトりました。キャベツはこのあとザワークラウトになりました。
途中に現れたひまわり畑。ぼちぼち人がいました。入場料はない代わりに駐車料金を徴収してくスタイルのようです。料金は自転車100円、バイク300円、普通車500円。自転車まで押さえてくるあたり、つよい。
かたくりの宿
スノーシェッドを走り抜け、目指せ M076 のある「かたくりの宿」。
13:25。「かたくりの宿」に到着。
車の熱に引き寄せられるのか、でかいアブがゴンゴン車に体当たりしてきて車から降りられないよぅ。夏の山こわい。
かたくりの宿はテン泊も可能。でもこのとき設営してあったテントはなんかのデモっぽい感じでした。グランピングもできるらしいのでそれの関係かも。
プールの M014 Melting Wall はなくなっていました。
作品スタンプは玄関ホールでスタッフに押してもらいます。電子スタンプのQRコードもここにあります。
体育館に M076 妻有双六New 。
すごろくの駒もかわいい。
旧津南小学校大赤沢分校
津南エリア最南端の大赤沢分校へ向けて山道を駆ける。途中でカモシカの親子に遭遇するなど。
14:00。旧津南小学校大赤沢分校に到着。かたくりの宿から車で10分くらいでした。
2021年に廃校になったばかりということもあり、中はきれいです。
M081 Light book -北越雪譜-New 。
本のページをめくると絵がスクリーンへ飛び出します。
M074 フロギストンNew 。作品番号的には新作ですが、フロギストンという作品自体は以前、越後妻有里山現代美術館キナーレ(まだMonETではない)にありました。
M080 記憶のプールNew 。プールの中に写真が浮かび上がります。
2Fは「秋山生活芸術再生館」になっていました。作品としてのナンバリングはありませんが、大地の芸術祭の関連作品(イベント?)のようです。
90年代に撮影されたクマの狩猟映像が上映されていました。ほかにまたぎに関する資料やクマの骨などが展示されています。
津南エリア最後の作品に向かうため、来た道を戻ります。
トヤ沢砂防えん堤
15:30。M071 のあるトヤ沢砂防えん堤。にわか雨に降られるなど。雨雲レーダーを確認したらほんとにこの周辺だけピンポイントで雨雲が発生していました。
プレハブの建屋に M071 三箇の人々は自然の厳しさ 恵みをいかし、郷土を育んできたNew 。
作品と言うより、これまでの活動の記録パネル展という感じでした。個人的には嫌いではないが。
以上で津南エリアのスタンプはコンプリート! 数は多くないものの、移動距離がすごい。
おまけ
津南からの帰り道、トイレを借りるつもりで「段十ろう」を覗いてみたところ、なんかホールの出入口が開いていた!
T387 SNOW OF SPRING きたぁああぁあぁあああ!!
ウェブサイトの施設空き状況のステータスは「保守」となっていたので完全にダメ元だったのですが、もしかしてステータスが「保守」になってるときは緞帳が見られる?
参考
目次
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 1日目 十日町中心市街地 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 2日目 ナカゴグリーンパーク 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 3日目 乗っ取れ松代城
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 4日目 清津峡渓谷トンネル 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 5日目 松之山温泉 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 6日目 マウンテンパーク津南 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 7日目 津南エリア 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 8日目 川西エリア 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 9日目 JIKU 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 10日目 十日町北部 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 11日目 中里エリア&十日町夏作品 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 12日目 松之山エリア 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 13日目 松代エリア西部 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 14日目 松代エリア北部 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 14.5日目 夜の大地の芸術祭
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 15日目 十日町エリア ほぼ攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 16日目 十日町・松代エリア 攻略戦
- 大地の芸術祭2022に行ってみた – 17日目 松之山エリア 攻略戦