「コーラ煮がいけるのであれば肉をドクターペッパーで煮てもいけるのでは……」と思ったのでドクペでスペアリブを煮てみました。20種類以上のフルーツフレーバーに期待!
以前、コーラ煮を作ったことがあったので、そのレシピのコーラとドクターペッパーを入れ替えて作りました。コーラ煮もおすすめです。
スペアリブ(バックリブ)のドクペ煮の作り方
材料(3〜4人前)
- 豚スペアリブまたはバックリブ:約800g
- ドクターペッパー:500ml
- 醤油:大さじ2
- 塩・コショウ:少々
手順
- スペアリブに塩コショウを振る
- フライパンで焼き色を付ける
- ドクペと醤油を加える
- 沸騰させないようにし、アクを取りながら20分煮込む
- 裏返してさらに15分煮込む
- 煮汁を煮詰めて完成!
準備:バックリブ(ブロック)の切り分け
たまに「ベイシア小千谷店」に行くのですが、運がいいと驚きの70%オフになった商品に出会えることがあり。今回みつけたのは切り離されていないまるごとのバックリブ。アメリカ人が週末BBQで焼いてるあれだ! それがこんなにお安く! とテンション爆上げで購入してきました。
結局切り分けて普通の状態にしました。切り分け方は
- 裏側(弧の内側)に格子状に切れ目を入れ、筋切りする。
- 骨の間に包丁の刃を入れて切り離す
- 背骨部分は関節の繋ぎ目を切るようにする。(けどちょっと力技)
- 背骨側を触り、骨の欠片など固いものがあれば切り取る
という感じ。これでまるごとスペアリブを買っても怖くない!
1. スペアリブに塩コショウを振る
スペアリブ全体に塩・コショウを振ります。
2. フライパンで焼き色を付ける
フライパンで肉に焼き色を付けます。フライパンは深めのものがおすすめです。
3. ドクペと醤油を加える
全体に焼き色が付いたらドクペと醤油を加えます。
4. 沸騰させないようにし、アクを取りながら20分煮込む
火加減は最初は中火、温まったら弱火で、沸騰させないよう火を調節しながら煮ます。
アクが出てくるので取り除きます。
はじめはチェリーの香りを強く感じましたが、煮込み後半になるとバニラっぽい甘い香りを強く感じるようになりました。とりあえずなかなか強めな香りが台所に漂います。
5. 裏返してさらに15分煮込む
スペアリブを裏返し、もう15分ほど煮込みます。
この段階でちょっと味見。あまーい醤油味です。ドクペの風味、しっかりあります。
6. 煮汁を煮詰めて完成!
煮込み終わったら煮汁を煮詰める工程に入ります。火を強くし、水分を飛ばします。
いい感じに煮詰まったら煮汁をスペアリブに絡めて完成! コーラ煮よりも赤みが強く、美味しそうに仕上がりました。
この時点で煮汁を味見。後ろに隠れていた醤油の味が前に出てきて意外と和風な味に。でもドクペの風味はしっかり存在してます。
食べてみた感想
2人で食べてみたところ、完全に評価がわかれました。
1人目:これはこれであり。なんか外国人が好きそうな味。マックグリドルとかこういう系統の味でしょ? 食べたことないから知らんけど。
2人目:甘い照り焼き。思ったよりも和風の味付け。後から不思議な風味が追いかけてくる。中華系? 八角? ハーブ? ……ドクペだなこれ! 気付くともうドクペ意外のなにものでもないギャー!
ちなみに筆者は後者です。
しかしこの後、奇跡が! 冷蔵庫内に1日置いたところ、全体になじんでなんだかいい感じの味に! ドクペっぽさが薄れてまろやかに、でも奥底には複雑な風味を残しつつ、他では出すことのできないなんともいえない深い味になりました。さすが20種類以上のフルーツフレーバー。これはこれでおいしい気がする! 完成直後は「これはちょっと……」と思っていましたが、ありな気がします。2人でおいしく完食しました。
そんな感じ
ネット界隈では昔から密かに存在するドクペ料理。スペアリブの他、豚の角煮や手羽先を煮込む人も存在。いいと思います! 中東の料理っぽいという感想やアジア圏っぽい味等々、諸説入り乱れますが、一度海外で本物を食べてきたことがある人ほど支持するような気も? あとドクペを飲み慣れている人、ドクペ好きな人ほど大丈夫な気がします。「え、チェリーコーラってこんな味なの……みんなこんなの飲んでたの……」と思ったことのある人には難しいかもしれない。
コーラ煮と同じく「ここになにか! なにか足せば完ぺきな仕上がりになりそう……!」という気持ちは残るのですが、塩コショウ・醤油・ドクターペッパーだけでそれなりに完成した味になります。一部の人にはこれだけで刺さる味になります。好き嫌いわかれそうではありますが……なくはない! 試してみてもいいかもね! 以上です!