
お昼にNHKの番組「うまいッ!」を見ていたら、淡路島のタマネギ農家さんがオニオンスライスの辛みを消す方法をやっていたのでここにメモる。
やり方
やり方は以下の通り。すごく簡単です。ただしちょっと時間がかかるので時間に余裕を持って料理しましょう。
- 薄くスライスする
- 空気に晒す
- 冷蔵庫で半日寝かせる
新玉の場合は冷蔵庫で寝かせなくても十分辛みが消えてくれます。
1. 薄くスライスする

辛みを消すにはまずタマネギのスライスの仕方から!
タマネギの繊維を絶つように横方向(輪切りの方向)にスライスします。こうすることでタマネギの細胞を壊し、辛み成分であるアリシン(硫化アリル)を外に抜けやすくします。薄くスライスするほど辛みも飛びやすくなるぞ。
2. 空気に晒す

スライスしたタマネギをバットなどに薄く広げ、15分から1時間ほど空気に晒します。アリシンは揮発性なので、空気に晒すだけで抜けていきます。そのぶん台所がタマネギ臭くなるので換気扇を回したほうがいいです。
あまり広く広げられない場合は風乾中にたまにかき混ぜて、スライスがまんべんなく空気に触れるようにするといいかもです。
ちなみに加熱調理する際も空気にさらすといいらしいです。
また、生のままで刻んで、1時間くらいおくと、酵素の働きで薬効成分が増え、熱に強い物質に変わるので、加熱調理の際は早めに切っておいて、空気に触れる時間を長くするとよいでしょう。
元気+らいふ | 2016年12月Vol.9+からだ元気
文中に「薬効成分」という単語が突然出てくるのですが、それがアリシンなのかアリチアミンなのか、はたまたなにか別の物質なのかは不明です。
3. 冷蔵庫で半日寝かせる

ラップをするかタッパーに移すなどしてから半日冷蔵庫で寝かせます。
テレビでは「冷やすことで飛んだ水分を戻す」みたいなことを言ってた気がするのですが、あんまりちゃんと聞いてなかったので理屈は不明です。結露を利用して水分を補完する? でもラップしたらあんまり関係ないような。
新タマネギってこんなに甘かったのか

新タマネギでやるとマジで甘くなってびっくりするぞ。
タマネギの辛みは水に晒すことでも抜くことができますが、水にさらすと辛みと同時に甘みや栄養素も抜けてしまいます。一方、風乾させる方法だと飛ぶのは辛みだけ! ぜひお試しください。