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新潟県立歴史博物館 2014 夏期企画展「歌麿とその時代」の内覧会に行ってきた

Date 2014/07/26 22:11  Modified date 2016/05/10 Author Yutaka  Tags マンガ 企画展 博物館 新潟県立歴史博物館 行ってみた
新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代

 新潟県立歴史博物館で7月26日(土)から9月7日(日)まで開催される企画展「歌麿とその時代」の内覧会に行って参りました。

 それではいつものようにテープカッターズから。

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代
テープカッターズの皆さん。

 左から

  • 新潟県立歴史博物館 館長 矢澤健一
  • 新潟日報社 長岡支社長 林康生
  • 日本歯科大学新潟生命歯学部医の博物館 館長 中原泉
  • 国際浮世絵学会 常任理事 中右瑛
  • 日本アニメ・マンガ専門学校 副校長 高橋由美
  • 新潟県立歴史博物館友の会 会長 鈴木重壱
  • 新潟県 県民生活・環境部 部長 中村稚枝子(以上、敬称略)
となっております。知らないうちに歴博の館長変わってた。あ、林さん、昇進おめでとうございます。

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代
ハイ、カットー!

浮世絵の世界

 今回の企画展は浮世絵師の喜多川歌麿、及び同時期に活躍した浮世絵師の作品が展示されています。

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代

 展示作品総数は136点。通路の両側にずらっと浮世絵が並んでいます。
 展示されているのはすべて美人画、もしくは役者絵です。この企画展では歌川広重の「東海道五十三次」や葛飾北斎の「富嶽三十六景」のような名所絵(風景画)の展示はありません。

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代
奥には肉筆画が展示されています。

 地方の博物館の企画展だと侮るなかれ。世界でもなかなか見られない、ちょー貴重な浮世絵が展示されているぞ! 気を付けろ!

 例えば、企画展のフライヤーにも使われている喜多川歌麿の「両国橋 橋上の女たち」と「両国橋 船あそびの女たち」という浮世絵。6枚で1つの作品になっているのですが、この6枚をまとめて所蔵しているところはなかなかないそうで、6枚全て揃えるには国内外あちこちの博物館が協力する必要があって大変なんだとか。

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代
フライヤー裏面に載っている「両国橋 橋上の女たち」と「両国橋 船あそびの女たち」。

 そんな貴重なものが何で歴博で見られるかというと、中右さんが6枚全部持ってたから。
 個人でそれ全部持ってるとか、中右さんヤバい! 3枚はもともと持って、残り3枚はオークションで手に入れたとかおっしゃってたんですけど、もうどこをどう突っ込んだら良いのか分からないよ! てか、今回の企画展に出てる浮世絵、ほぼすべて中右さんの所蔵品とかしゅごいぃぃぃ!

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代
内覧会ではありませんでしたが、音声ガイドが用意されている模様。

 他にも数少ない北斎の美人画もあり。また、その当時活躍した浮世絵師の作品が大量に展示されているので、絵師ごとの特徴を見比べる楽しみ方も出来ます。じっくり見ていくと趣向の移り変わりや、人となりなどもちらりと垣間見ることが出来、なかなか面白いです。

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代

 絵だけではなく、浮世絵に登場する小道具も展示されています。このあたりは歴史博物館ならではといったところ。(お歯黒に関根は興味津々。)

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代

 最後はポップカルチャーつながりで、JAM(日本アニメ・マンガ専門学校)の生徒が浮世絵をテーマにして描いたイラストで〆。

フラッシュ焚くってどうなの

 icoro的にちょっと気になったのは、マスコミ各社がばしばしフラッシュ焚いて写真撮ってたこと。

 内覧会では関係者の他にマスコミ各社もおよばれされて、通常禁止されている写真等の撮影も報道のために許可されてたりします。なので、撮影すること自体はかまわないんですけど、でも、フラッシュ焚くのはアウトじゃね?
 作品保護のために照明落としてるのに、そこで強烈なフラッシュ焚く神経は正直言ってどうかしてると思います! 某テレビ局なんてフラッシュどころか、展示品におもくそ照明当てて撮影してたよね! らめぇぇえええぇええ! 色褪せちゃうぅぅぅぅぅうぅぅう!!!

 もうね、いつ、中右さんがぶち切れるかハラハラしたよね。ホント、そのせいでこういう貴重なものを見せてもらえなくなったとしても仕方ないと思うよ? 言われなくてもそういうの気を付けよ?

浮世絵ってなかなかいいっスね

新潟県立歴史博物館 - 歌麿とその時代

 正直、そんなに浮世絵って関心なかったのですが、こうしていろいろ見てみるとなかなか良いものですね。当時の風俗が折り込まれていたり、未だによく分かっていない謎があったり、知的なセンスを問われたり。
 フライヤーの表面にも使われている「見立六歌仙図」など、もうこの頃から日本人は歴史上の人物をメス化させるのが好きだったのかと思うとなかなか感慨深いものがあります。(え。)

 期間中は研究員による作品解説も行われるので、初心者も安心。5人以上の団体ならば設定日以外でも解説してもらえるそうなので(研究員の手が空いていれば)、この夏は親戚一同集まって浮世絵鑑賞も良いのではないでしょうか。

平成26年度夏期企画展「歌麿とその時代」

  • 会期: 2014年7月26日(土)から9月7日(日)まで
  • 会場: 新潟県立歴史博物館 / 新潟県長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2
  • 料金: 一般720円(570円)、高・大学生500円(400円)、中学生以下無料 (カッコ内は団体料金)
  • 開館時間: 9:30-17:00 (入館は16:30まで)
  • 休館日: 毎週月曜日 (8/4は開催)

研究員による作品解説

  • 日時: 8月1日(金)、10日(日)、23日(土)
     11:00-11:30、14:00-14:30
  • 会場: 講堂
  • 定員: 150名 (申込み不要)

 設定日以外でも5名以上の団体での申込みが可能。この場合、日によって対応出来ない場合もあるので、あらかじめ問合せをして下さい。

参考

歌麿とその時代―黄金期の浮世絵 美人画と役者絵

  • 出版社:青月社 ( 2013-05 )
  • 大型本:135 ページ
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