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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。

もしかして新潟だけ!?おせちのスタンダード「色寒天」

色寒天

 昨年、自宅のおせちの写真をアップしたところ「その蛍光色のゼリーみたいなのはなに??」と聞かれてびっくり。おせちにピンクや緑色の色寒天を入れるのって新潟限定の文化なのです!? というわけで記事にしてみました!

色寒天

色寒天

 地味な見た目・味が多いおせちの中で、子供に人気なのがこのカラフルな色つき寒天。「色寒天」という呼び名が一般的でしょうか。私はお正月に食べるイメージが強いのですが、「ばあちゃんちに集まるとよく出てきた」という人も。

追記:「季節関係なく出てきた」「たまに普段の食卓にのぼる」「逆におせちのイメージはない」「むしろお盆によく食べた」という声も頂きました。自分は「ちょっと特別な食べ物」という意識があったのですが、普段の生活に馴染んでいる!?

 冒頭でも書きましたが、おせちにこの寒天に入れるのは一部地域らしいことを昨年初めて知りました。新潟県長岡市出身・在住の自分は、自宅で作るおせちには必ずこれが入っていたんだが! これこそがおせちの醍醐味なんだが! そんなわけであらためて色寒天をご紹介したいと思います。

スーパーで2種類買ってきた

色寒天

 記事にしようと思ったのは2月の末。スーパーを数店舗まわって2社のものを手に入れました。陳列場所はこんにゃくや練り物コーナーあたり。普段はひっそりと置かれていますが、お正月前後は平積みになります。だいたい緑(青)と赤(ピンク)の2色展開、価格は1個100円ほどです。

色寒天

 今回手に入れたのは見附市の「有限会社金井食品」の「色寒天」と

色寒天

 新潟市中央区の「株式会社高橋商店」の「色てん」。

色寒天

 大きさは両社とも縦8cm、横10〜11cmくらいです。

色寒天

 中には1枚ものの寒天が入っています。

色寒天

 切ってお皿に並べてみました。左側の「金井食品」のほうが鮮やかな色合い、右側の「高橋商店」のほうが淡い色合いです。

色寒天

 個人的には「金井食品」の激しい色のほうが「そうこれこれ!」という感じで好きです。薄い色のものだと物足りない!

色寒天

 「高橋商店」のこの模様にも「これこれ!」感あり。どれを食べ慣れているかですかねー。

 健康志向の昨今を意識してか、最近はにんじんなど体によさそうなもので色を着けた寒天も見かけるようになりました。(でも自分が求めてるのはそっちではない。)

色寒天

 箸で持てる固さです。透明度が高いので透けて見えます。

食感

色寒天

 寒天特有の食感が全面に出たゴリゴリ・ホロホロとした感じの食感。歯切れが良いです。けっこう固めなので、プルルンではなくブルン! 崩れるのではなく割れます。

食べ比べ

 まさかこれを食べ比べる日がくるとは思わなかった……盆暮れ正月が一緒にきたようだ。さて、味の違いですが

  • 金井食品(色が鮮やかな方):比較すると固め。甘さの中にちょっと塩気があるかも。イチゴとメロンの風味がしっかりある。味は濃いめ。
  • 高橋商店(色が薄い方):比較すると柔らかめ。うっすーらイチゴっぽい香りあり。

 という感じでした。昔って味の違いありましたっけ? かき氷のごとく、色が違うだけで同じ味だったような……いままで完全に見た目で食べてました。

そんな感じ

色寒天

 栗きんとんと双璧をなす子供が喜ぶおせちのデザート枠。大人になったいまもテンションがあがります。おせちの中に入れると周りの食材にのにおいや味がうつっちゃったりするのですが、それもまたお正月ならではの味なのです。

ちょっとだけ推測:えごと関係あるのかも?

 なぜ新潟だけに色寒天の文化があるのか。形、食感、お正月や人が集まったときに食べるという点から推察するに「えご」からの派生したものなんじゃないかと! ハイカラなえごなんじゃないかと!

 真実はわかりませんが、とりあえず今後も積極的におせちに入れていきたいと思います。今年も買ってこねば!

追記

色寒天

 今年は上で「色が薄い」と書いた「高橋商店」のものを購入。「あれ? 前より色が激しくなった? 『金井食品』のものと色の違いがないような……」という感想を持ったのです。(すみません写真はなしです。)あと風味の違いもしっかりあるような。。

 で。お正月が過ぎた頃に売られているものを見たらまた淡い色になってる気が!? もしやお正月シーズンは色を変えている!? それとも気のせい!? 来年……追うかもしれません。

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