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【放談】取材のやり方

奇跡のオルガンコンサート

 歴博の企画展のタダ券が2枚あるので、欲しい方はicoroのツイ垢に「タダ券ください!」とリプしてくださいね。早い者勝ちです。

ゆたか:先日、歴博で行われたオルガンのコンサートに参加させていただきまして、演奏の録画・録音もさせてもらったんですよ。ありがたいことに。あ、まだ編集に手が付けられてなくてすみません。来月には編集します。

ちはや:これから編曲者の方に権利関係の許可を聞かねばなりませぬな。「そうかー編曲者かー」となった。でもそのへんはしっかりしておきたい。

ゆ:まだちゃんと全部は確認してないのですが、音はキレイに撮れてるっぽい。

ち:おお、それはよかった!

ゆ:たださ、録音中に気になったのがカメラのシャッター音ね。某新聞屋が録音してる脇でかわいい顔してバシャバシャ撮影するもんだからシャッター音入ってるのつらい。

ち:録音担当のおかもっさんは前方、録画担当の私は後方にいたんだけど、「え、演奏中もそんなに写真撮るの!? シャッター音響いてるよ?? てか前の方に移動していったー!」って気になってました。

奇跡のオルガンコンサート
画面右の白い三脚のところにいるのが岡本です。

ゆ:あれってさ、言ったほうがいいのかな? 彼女わかってないみたいだけど、一眼のシャッター音って結構響くんよ。録音の有無にかかわらず、一曲の間ほぼずーっとシャッター切ってたのはさすがにどうかと思ったぜよ。

ち:そう、録音の有無ではなく、貴重な演奏を聴きに来てる人が迷惑を被るレベルなのがまずい。「演奏会の撮影だから今回はカメラでの撮影はほぼなしだなー」と思って行ったら本業の方がすんごい勢いでシャッター音を響かせててびっくり、てかドン引きした。

ゆ:どうしても撮影したいなら、シャッター音鳴らないコンデジとか使ってください。つか、新聞なんかどうせ150線くらいしかないんだし、iPhoneのカメラで十分やろ。

ち:お仕事柄、写真が必要なのはわかる。聞きに来ている人もそれは理解してくれると思う。「だけどその連写www」って笑えてきた。feat.宇野昌磨

ゆ:さすが宇野。煽り上手。

ち:「あそこまでして撮らねばならないのか……自分が間違ってるのか……」と己を疑ってしまったね。今回は撮影禁止の演奏会ではなかったんだけども、新聞屋さんにつられて写真撮り出すおっちゃんいたし。割れ窓理論が無事発動。

ゆ:おっちゃんのコンデジのほうが静かなだけマシっていう。なんならオレ、おっちゃんに気が付いてない。

ち:おっちゃんは最後列から2番目くらいだからかなり後方。コンデジなので「ピピッ カシャ」って感じでそんなに気にならない。(もう感覚が麻痺している)

ゆ:あんな好き勝手許されるなら、オレだってもっと確実にいい音録れるようにオルガンの真うしろにマイクおっ立てんぞ!

ち:あれ、無料の演奏会だったから文句出てないかもだけど、有料だったらおっさんの一人や二人キレ出すよね。アンケート用紙配られてたけど、シャッター音について書いたお客さんがいることを願う。

ゆ:もしかしたら我々が気にしすぎなんかもしれん。だが、同業ゆえに気になるんだわ。取材のための演奏会じゃないから。演奏会を特別に取材「させてもらってる」んだぜ? YOU KNOW?

ち:こういう仕事してるとどこもが「ひとつの取材先」で、その場その場にあわせたマナーみたいなのがわからなくなってくるんだろうなって思った。

ゆ:その場に合わせたもなにも、文明社会の常識やろ。ぜひ歴博の展示を見て文明を学んで帰って欲しいですね。

ち:縄文人の方が社会性高いと思われます。そんな感じでシャッター音にまみれた第一部は終了。ここで帰ろうかと思っていたのですが、第二部は演奏曲が違うと聞いたので引き続き取材をさせていただくことにしました。あと、シャッターマンが帰る様子だったので録音は第二部に期待したというのもある。

ゆ:ここだけの話、録画・録音データは歴博にも共有される予定。

ち:会場の雰囲気が伝わるといいですね(にっこり) で、第二部だ。第一部は後ろの立ち見ゾーンで動画を撮ってたんだけど、第二部は空いていたので後方から4段目くらいの列の壁際にカメラを置かせてもらいました。小さいカメラとはいえ、できるだけ邪魔にならないよう壁と同化するくらいに端に寄せた。狭い。

ゆ:マスコミ関係ないけど、一部と二部でコンサートの内容全然違って笑った。

ち:演奏者さんはトークも上手だった。わかりやすくていい演奏会だったと思う。

ゆ:あれで無料はヤバイ。司会の紹介かーらーのー突然の演奏はかなり焦ったけど。チューニング的な音出しかと思ったらそのままコンサートがスタートしたため、一部の最初のほうの録音がちょっとあやしい。

ち:同じく突然の演奏に対処できず、撮影間にあいませんでした。その経験を踏まえ、二部は最初から引き目の構図でいつ・どこから来ても万全の体制にした! 司会者による挨拶段階から録画開始! 完ぺき! って思ってたらさ……

ゆ:ほう。

ち:某ケーブルテレビ屋さんが私の斜め前(中央寄りの席)にカメラと三脚置いて撮影始めた……

ゆ:つよい

ち:お持ちのカメラと撮影者の頭がばっちり映ってます。本当にありがとうございました。

ゆ:映像確認したら喋ってる司会にバッチリかぶってやんのw ウケルwww(うけない)

動画のキャプチャ。

ち:ひとこと言うべきか本当に悩んだよね。

ゆ:動画撮影中だと注意するための行動によってより画が使いものにならなくなる可能性が高いので下手に動けないのであーる。

ち:しかも撮影中、動きがムダにでかい。カメラいじるなら手の動きとか最小限にしろ。てか、後ろの席に一般のお客さんがいるのにそこで立って撮影してる時点で手の動きなんて気付くわけないっすよねwwww さすがっすwww ってキレそうになってたら先にバッテリーが切れた。怒りで確認忘れてた。

ゆ:いいわけはじごくできく。

ち:という感じで動画担当は2部でやられました。今回のマスコミの質、ひどくない??

ゆ:まあ、だいたいいつもあんなもんじゃね。マスコミみたいなことしててこんなこと言うのもあれだけど、正直言ってマスコミの取材陣好きくない。

ち:奇遇だな。私もだ。

ゆ:あとあれ、取材来てるマスコミ同士のあのコミュニケーションのなさってなんなの。コミュ障なの。

ち:いままで2、3回くらいしか取材陣の中に入ったことないけど、ぶっちゃけすんごい殺伐としてる。平たく言うと超感じ悪い。実は今回も動画用カメラの場所取りで「隣いいですか?」って聞いたら「ここ、どくんで」って冷たく言われたのよね。いやいや、そもそもその荷物を端に置いてくれれば「隣いいですか?」って聞く必要もなかったんだけどね? てか「いいですか?」に対して答えになってないよ?

ゆ:相手の両頬引っ張り上げながら「え・が・お☆」って言いたくなるよね。

ち:「あ、前の方いくんでいいっすよー」って言ってもらえればお互いに悪い気しないのにねぇ。

ゆ:なれあう必要はないけどさ、なんかさ、こうさ、あるじゃん? こう、円滑なコミュニケーションの取り方みたいなのがさ? 世界の共通言語は笑顔だと思うってなんかの歌にもあったじゃん?

ち:あのマスコミ同士のギスギス感は機会があれば是非感じていただきたい。あの世界はもう別世界なんだなと思う。地方ですらこうなんだから、中央はもっとひどいんだろうなーという憶測。いや、地方だからこそひどいのかも知れないが。こうしてマスコミ嫌いが深まっていきます。なにより、自分がそうならないように気を付けよう。気になったらみんな、遠慮なく言ってね!

ゆ:じゃあえんりょなくいわせてもr

ち:黙れ小僧! あと今回取材の様子を見てて某ケーブルテレビ屋さんの映像・音声がなんであんなにひどいかわかった。演奏終了後の試奏タイム中にオルガンのすぐ前でインタビュー撮影を開始。音! 周りの雑音は気にならないの!? インタビュー受けてる人も聞き取れなくてなんかうっすら困ってんじゃん!?

ゆ:あれはちょっと笑った。撮るもの撮って早く帰りたいんだろうけどさ。大音量でオルガンの音が響く中で、インタビュー受けてる人(結構いい歳のマダム)もちょっとがんばって声出してるし、質問ちゃんと聞こえてないしでカオス感ハンパないw いくらマイクに指向性があるったってマダムの声よりオルガンの音のほうが圧倒的だったし、あれ、放送できたんだろうか。見た人、報告よろ。

ち:なんかもう誰も幸せになってない、カオスしか残らない。

ゆ:今、思い出してもわらうw みんな自由過ぎるw

ち:そんな感じのすごくいい演奏会でした。

ゆ:全然よさが伝わらない。そこに問題あり。

ち:演奏、解説はすごくよかった。今後は某ケーブルテレビ屋さんのカメラをみつけたら必ずカメラ目線で映りこむという復讐をしていこうと思う。

ゆ:地味に効く。

ち:カメラを動かされても恐ろしくなめらかな動きで付いていく所存。

ゆ:そのときも笑顔を忘れないで。

ち:そうだ! 笑顔大事だもんね! フレフレ! わたし!

ゆ:WOW☆ KITTY☆GUY☆

「天に響け」 陸前高田奇跡のオルガン at 東京国立博物館

  • メーカー:Threeknowman Records
  • カテゴリ:CD
  • 発売日:2015/09/01

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