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新潟県立歴史博物館 2025年度 秋季企画展「飴(あめ)・糖(あめ)・あめ」展に行ってきた

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ

 長岡市の新潟県立歴史博物館で開催されている2025年度 秋季企画展「飴(あめ)・糖(あめ)・あめ」に行ってきました。開催は9月6日(土)~10月19日(日)まで。観覧料は一般840円、高・大学生600円、中学生以下無料です。

開場式&内覧会

 それではテープカッターズの皆様の紹介です。メンバーの名前は左から以下の通り。

  • 新潟県立歴史博物館 館長 小原清文
  • NST新潟総合テレビ 事業部長 中野ゆかり
  • 新潟県観光文化スポーツ部 部長 関根慶一
  • 新潟日報社読者局ふれあい事業部 部長 籠島章人
  • 新潟県立歴史博物館友の会 会長 鈴木重壱
2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ

 カット!

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ

 開場!

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ

「飴・糖・あめ」

展示構成

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ
第2章 くらしの中の飴。2013年の企画展「石仏の力」にもいた飴地蔵、今回も来ています。

 企画展の展示構成は以下の通り。

  • 第1章 飴とは~砂糖普及以前の甘味~
  • 第2章 くらしの中の飴
  • 第3章 江戸時代の飴売り
  • 第4章 越後の飴と老舗
  • 第5章 砂糖の普及と菓子の多様化
  • 第6章 金花糖
  • 第7章 さまざまな飴菓子

 第6章「金花糖」の木型はすごい量の型を見ることができます。これをひとつひとつじっくり見るかどうかで観覧時間にかなり差が出ると思われます。
 今回も諸般の事情で内覧会での解説を聞けなかったので、後日、自分のペースでゆっくり見て回りました。所要時間は展示解説を読みつつ、木型はざっくり見る感じで1時間くらい。

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ
第6章 金花糖。金花糖の作製に使用する木型、土型がたくさん並んでいます。

 本企画展で撮影可能な場所は企画展示室入ってすぐのこの場所のみ。木の枝に飴を付けた「枝飴」が展示されています。ここ以外は撮影禁止ですのでご注意ください。枝の前に立って自撮りするといいんじゃないかと思いますが、天井まで届きそうなほど大きいため画角に収めるのが大変そう。がんばってください。

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ

 展示品数が多いため、展示室内の通路は結構入り組んでます。新潟県内に伝わるあめや砂糖菓子の他、展示の後半では県外のものもあり。歴史が長いこともあってか、新潟県上越市にある「髙橋孫左衛門商店」(高橋あめや)に関するものがたくさん並んでいます。

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ
モーニングスターみたいなものは金平糖をかたどった看板。

これだけ覚えておきたい その1:今回の「あめ」

 「あめ」と聞くとキャンディやあめ玉、もしくは「昔ながらのものだと金太郎飴とか?」と思ってしまうところですが、麦芽糖や水飴のようなものを想像して行くと良いです。砂糖が普及する前のあめは米や粟などの穀物やイモ類に麦芽を加え、糖化させた汁を煮詰めて作られていたとのこと。

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ

これだけ覚えておきたい その2:金花糖

 そして今回の展示の後半部分を占めるのが金花糖。「ご存知!」という感じで置いてあるのですが、お住まいの地域によっては馴染みがないかも。かくいう私もこの企画展を見るまでその名を知りませんでした。

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ


 以下、図録より金花糖の作り方を抜粋。

  • 砂糖を煮詰める
  • 火から下ろして棒ですり混ぜ、型に流し込む
  • 型に接した部分から固まり始める
  • 中心部のまだ固まってない砂糖液を鍋に戻す

 「型に入れて作られた、中が空洞の砂糖菓子」という感じのものです。縁起物として作られることも多いので、鯛や招き猫などをかたどったものが多め。そしてもう一つ多いのが天神講の天神様をかたどったもの。これ、巻あたりのスーパーで見たことがあるぞ!
 金花糖の作り方が書かれたパネルは金花糖コーナーの最後のほうにあるので、詳しく知らない人だと「なるほどそういう作られ方だったのか! もう一回木型を見てこようかな……」と戻ることになります(なりました)。先にちょっと知識を入れてから行くとスムーズに見ることができます。

関連プログラム

 今回も期間中に企画展に関連したイベントの開催が予定されています。会期も半ばを過ぎたので、これから開催されるもの、申し込み不要のものをまとめました。

【関連イベント】飴細工実演

  • 日時:10月12日(日)、10月13日(月・祝) 13:30-16:30
  • 講師:吉原 孝洋 氏(飴細工師)
  • 申し込み不要、入り口エントランスで開催

【体験プログラム】

 企画展期間中の日曜日に各種体験プログラムが開催されます。開催日は以下の通り。時間は各日13:30-15:30(受付終了15:00)。体験無料(常設展入館料が必要)、予約不要です

  • 「手まりあめ風チャーム作り」
  • 期日:9月28日(日)、10月5日(日)、12日(日)、19日(日)

売店やってます

 秋季企画展の期間中限定でミュージアムショップの有人営業をしています。ぜひご利用ください!

2025年度 秋季企画展 飴・糖・あめ
今回も内覧会開催時に売店取り扱い商品の紹介をさせてもらいました!「しゃあちょおぉ〜もっとお安くしてぇ〜!」といってくれたFMながおか山田氏(写真左)に感謝!

図録

 1,400円です。金花糖の木型・土型をしっかり見ることができるほか、あめ類の作り方も記載されています。これで麦芽糖または米飴を作れるぞ!

企画展チラシそのまんまクリアファイル

 今回もご用意しています! いつもと同じく300円です。ちなみにいつもは「ほぼそのまま!」と言っているのですが、今回は本当にそのまんまです。クリアファイル記載の割引券はご利用いただけません!(いつもはここを修正しています)

各種飴とはっか糖の販売

 現時点で以下のお店の商品を取り扱っています。

  • 高橋孫左衛門商店:新潟県上越市南本町(翁飴、花あられ)
  • アオキ菓子店:新潟県南魚沼市塩沢(はっか糖、薄荷葛きり)
  • 小林さん:新潟県長岡市栃尾(もち米飴)

 食べ物類は週末を中心に販売しています。(飴最中がバズったおかげで)ちょうど飴が品薄なタイミングにあたってしまったため、おひとり様1点まで等の購入制限をつけています。それでも売り切れてしまうため、平日および週末の夕方は商品が少ない or ない場合があります。何卒ご了承ください。はっか糖はたくさん納品してもらったのでたぶんあります。おすすめです。運がいいと週末(土・日・祝日)に「飴最中お楽しみセット」が買えるかも!?
 来場記念の金平糖、てまり飴等は品切れにならないようご用意しています。是非お立ち寄りください!

参考

ミトク 米水飴 600g【マクロビオティック】【甘味料】

  • メーカー:ミトク
  • カテゴリ:食品&飲料
  • 発売日:2025/02/13