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新潟県立歴史博物館2023秋季テーマ展示「守れ!文化財」に行ってきた

新潟県立歴史博物館 守れ!文化財

 新潟県立歴史博物館で開催されている2023年度 秋季テーマ「展示 守れ!文化財 〜『障害』めぐるモノとヒトに光を灯す〜」に行ってきました。開催は10月28日(土)から12月17日(日)まで。観覧料は一般520円、高・大学生200円、中学生以下無料です。

開場式

 それではテープカッターズの皆様です。

新潟県立歴史博物館 守れ!文化財

 メンバーは左から以下の通り。

  • 県立歴史博物館 館長 小原清文
  • 上越市立歴史博物館 館長 宮崎俊英
  • 京都府立聾学校 校長 竹本明史
  • 川村義肢株式会社 代表取締役 川村慶
  • 新潟県観光文化スポーツ部 文化課長 茂野由美子
  • 新潟県立歴史博物館友の会 会長 鈴木重壱(以上、敬称略)
新潟県立歴史博物館 守れ!文化財

 はいカットー。

新潟県立歴史博物館 守れ!文化財

 開場!

文化財

 「守れ!文化財」と題した企画展は2018年にもありました。

 このときは文化財を守る博物館の仕事を紹介するものでしたが、今回は障害に関する歴史資料を守ることについて焦点を当てたものとなっています。教育で使用されていた(いる)資料や義肢装具など、使うことを前提としたものを資料としてどのよう守っていくのか。それを一緒に考えていく展示となっています。

新潟県立歴史博物館 守れ!文化財
 車いす、身長2mのヒト、キリン、子供、それぞれの高さに合わせたバリアフル展示。なお、展示されている絵は4つとも同じものですが、オリジナルはキリンが見ているもので、それ以外はレプリカです。

 展示は日本で最初の盲聾学校である京都盲唖院で使われていた教材に始まり、日本3番目の盲学校である高田盲学校の資料、義肢の歴史、そして「太陽の家」と続きます。
 ちなみに日本2番目の盲学校は東京にありましたが、空襲で焼けてしまい資料が残っていないとのこと。

新潟県立歴史博物館 守れ!文化財
 実際に触れることができる体験展示もあります。
新潟県立歴史博物館 守れ!文化財
テーマ展のチラシやポスターに写真が使われている義足。大阪にある川村義肢株式会社まで行かないと見ることのできない数々の歴史的な義肢装具をここで見ることができるぞ。
新潟県立歴史博物館 守れ!文化財
 大分の「太陽ミュージアム」から約1,000kmの道のりを旅してきた油圧式高さ調整機能付き車椅子。

 「守れ!文化財〜モノとヒトに光を灯す〜」は2019年に文化庁・文化芸術振興費補助金・地域と共働した博物館創造活動支援事業としてスタートしており、その事業報告書も配布されています。事業に対する熱い思いが記されているので、もし在庫があればぜひ読んでみて!

新潟県立歴史博物館 守れ!文化財
 会場に積まれている事業報告書。現品限りかも?

 展示資料の写真と解説がまとまっている図録的な冊子も無料で配布されています。コスパ高い!

関連イベント

記念講演会

「盲教育資料はどう活かされてきたか、そして、今後は?」と題した記念講演が行われます。講師は日本盲教育史研究会事務局長 岸博実 氏。日時は11月11日(土)の13:30-15:00。要申込み。

ほじょ犬のひろばinながおか

新潟県立歴史博物館 守れ!文化財
 わんちゃんかわよ。

 介助犬・盲導犬のデモンストレーションと講演会があります。日時は11月12日(日)。介助犬・盲導犬のデモンストレーションは11:00-12:00(事前申込み不要)。講演会は14:00-15:30(要申込み)。

体験プログラム「展示メッセージカードを作ろう」

新潟県立歴史博物館 守れ!文化財

点字器を使ってメッセージカードや自分の名刺に展示を打つことができます。開催日は10月29日、11月5日、11月12日、11月19日。時間はいずれも13:30-15:30です。事前申し込み不要で参加できます。

参考

N632小型点字器6行×32マス (ブルー)

  • メーカー:日本点字図書館
  • カテゴリ:オフィス用品

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