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鉄フライパンを買ってみた

鉄フライパン

 テフロン加工のフライパンを毎年買い換えていたのですが、この度、鉄フライパンを買ってみました。

 うちでは朝食にいつも目玉焼きを食べるため、1年に300日くらいはフライパンを使用します。ただ、テフロン加工のフライパンだと1年くらいでテフロンが剥がれてきて目玉焼きがくっつくようになってくるため、年に1回くらい買い換えてました。

 まあ、ストバ(ストックバスターズ)にいけば1,000円しないお値段で新しいフライパンが手に入るし、消耗品みたいなものか……

 そんなふうに思いながら今年もストバにフライパンを買いに行ったところ、鉄製フライパンが目に入ってきたのでした。もしかして、毎年買い換えてるならこれをひとつ買ったほうがいいのでは。

鉄フライパン

 というわけでストバで手に入れた鉄製フライパン。26cmで1,242円(税別)でした。意外と安かった。重量は約1kgあります。テフロンの軽いフライパンに慣れた身にはめっちゃ重いです。

鉄フライパン

 鉄製フライパンはラッカー塗装してあるものとシリコン塗装してあるものがあります。
 ラッカー塗装のものは最初に塗装を焼き切って油ならしの作業が必要です。結構めんどい。詳しいやり方は以下にのページに書いてあります。

 シリコン塗装のものは使っているうちに落ちてくるので、普通に油をひいて使い始めればOKです。今回手に入れたものもシリコン仕上げのものです。

インストール

鉄フライパン

 食器洗い洗剤でフライパンを洗います。

鉄フライパン

 洗剤を洗い流した後、火にかけてしっかり水分を飛ばします。

鉄フライパン

 最後にフライパンの表面に薄く油を引きます。油引きがあると作業がラクです。
 最初のうちはシリコンのコーティングで油がはじかれますが、毎日使っているうちにだんだん油が馴染んでいくようになります。

日々の使い方

鉄フライパン

 使い方は簡単。フライパンに油をしいて普通に焼くだけです。

 こだわりのユーザーは調理に入る前に「油返し」という作業を行うようです(めんどくさいので自分はやったことがない)。油返しの手順は以下の通り。

  1. フライパンを火にかけて十分熱する。
  2. フライパンに油を0.5カップから1カップほど入れてなじませる。
  3. 油から白い煙が立ち始めたら火を消して油をオイルポットなどに戻す。戻した油は次に油返しをするときに再利用する。

 調理前に油返しをすると食材がフライパンに焦げつきにくくなるようです。でも、油返しをしなくても回数使ってると焦げつきにくくなってきます。

鉄フライパン

 フライパンの柄は思ったほど熱くなりません。普通に素手で持てます。室温が高かったり、長時間使ったりしているとまあまあ暖かくなることはありますが、今のところ持てないほどになったことはありません。

鉄フライパン

 はじめのうちはたっぷり油を敷いてもまあまあ焦げつきます。繰り返し使っていると数回目くらいから焦げつかなくなってくるので安心してください(食材にもよる)。

鉄フライパン

 この程度であればフライパンにお湯を入れてちょっとつつくだけで剥がれます。

 取説などには「熱いうちに洗うと汚れが落ちやすい」とか書いてありますが、フライパンが熱いうちに水を入れて急冷すると変形してしまう可能性があるので素人にはオススメデキナイ。
 焦げついたりしていなければ、ある程度冷めてから水(給湯器で熱いお湯が出せるならそれを使うのがベスト)を使ってたわしやブラシで洗えば大丈夫です。スポンジでもいいですが、ずっと使ってるとスポンジが油を吸ってヌルヌルしてくるので正直ビミョーです。衛生的にもよくなさそう。
 焦げついた場合は水(またはお湯)を入れてしばらく火にかけるとやわらかくなって取れやすくなります。それでも落ちなければ最終手段のスチールたわしを使用してください。

 洗剤は使いたければ使ってもOK。使い始めと使い終わりしっかり油を引いておけば、洗剤の使用有無はあまり問題ではありません。
 ただ世の中には洗剤の使用を決して認めない鉄フライパン教・洗剤プロテスタント派や「世に存在するいかなる掃除にも重曹が有効である」という教義を掲げる重曹万能教などが存在します。無益な宗教戦争を起こさないためにも事前に自分(および家族)の宗派を確認しておくことが大切です。

鉄フライパン

 汚れを落としたら、火にかけてフライパンをから焼きし、水分をしっかり飛ばします。

鉄フライパン

 最後にフライパン全体に油を薄く引きます。ガスレンジだと鍋底が五徳で擦れて傷付きやすいので、鍋底にも薄く油を塗っておきましょう。

使い慣れれば悪くない

鉄フライパン
 使い始めて約1ヶ月経過したフライパン。黒サビで黒くなってきています。黒サビは赤サビとは違い金属表面に酸化皮膜を作るのでフライパンがさびてボロボロになることはありません。

 鉄製フライパンはメーカーによっても使い方に諸説あって謎。ただ「貴様らが鉄フライパンで料理する前と後に油を塗れ!」というのは共通しているので、それだけ守っておけばとりあえずなんとかなるんじゃないかと思います。

 すでに半年くらいこの鉄フライパンを使ってますが、まだ壊れる様子もないので年単位で使えそうな雰囲気です。だんだん馴染んで育ってく感じが楽しめる人は鉄フライパンいいと思います。毎日目玉焼きを食べる人にもおすすめ。お肉を焼くとまあまあ汚れますが、たわしで落ちます。

 なお、鉄フライパンだけあればテフロンのフライパンはいらないのかというとそういうわけでもなく、冷凍餃子を焼くときとかはテフロンのフライパンを使っています。軽いので皿の上に餃子をひっくり返しやすいのだ。つまりは適材適所である!

参考

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