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初期の乳がん治療記録 – 入院・手術の流れ

乳がん治療

 乳がんと診断されてから2ヶ月。いよいよ入院・手術です。今回はあらかじめ病院から説明されていた入院前の準備や手術の流れをお送りします。実際の手術の様子は次回。

乳がん手術の入院・手術の流れ

手術内容

  • 手術方針:乳房温存手術(部分切除)+センチネルリンパ節生検
    (リンパ節転移陽性の場合は腋窩リンパ節郭清を施術)
  • ガンの大きさは8mm程度、周りを大きめに取って1.5cmほど切除予定

 がんの切除と同時に「センチネルリンパ節生検」が行われるため、キズは2ヶ所になるとのこと。センチネルリンパ節は鎖骨の下、胸とわきの間あたりのリンパ節。センチネルリンパ節への転移の有無でその先の腋窩リンパ節への転移の有無が判断できるそうです。手術中に生検を行い、その結果で腋窩リンパ節郭清を施術するかどうか決まるとのことでした。

 また、部分切除の予定ですが、実際に切ってみた結果によっては全摘になる可能性も告げられました。

入院期間

  • 入院期間:5泊6日
  • 手術日:入院2日目

 看護師さんから、そしてあとで保険屋さんから聞いた話によると、乳がんの入院期間は年々短くなっているそうです。部分切除で5泊6日、全摘でももう1泊のびるかどうかくらいだとか。ちょうど叔母が別の病院で乳がんで全摘手術を受けたのですが、入院期間は1週間程度でした。病院や進行度、症状によって異なるので参考まで。

入院前日の準備

  • 除毛クリームまたは電気シェーバーを使用して脇の下の毛を除去
  • 入浴を済ませておく

 カミソリだと傷をつけてしまう可能性があるため、除毛クリームを使用するよう指示されました。

入院1日目

  • 昼食は済ませてから、13:30までに入院する病棟へ
  • 21時までは食事可
  • 21時以降は水分のみ
  • 病院内は自由に移動可

入院2日目(手術当日)

手術前

  • 7:00まで水分摂取可
  • 洗顔・歯磨きでは水を飲まないようにする
  • 化粧はしない
  • 腕時計、ヘアピン、湿布などは外しておく
  • 8:00〜8:30頃に点滴開始
  • 前の人の手術が終わり次第、手術室へ移動

 術後に医師から説明があるため、家族は病棟内で待機するよう指示されました。「病院前にあるアピタには行かないでくださいね」と2回言われたので、行っちゃう人が多いのだと思われます……

手術後

  • ベッド上で安静。点滴3本あり
  • 酸素マスクが外れたら水分摂取OK、90度までギャッチアップ可
  • 合併症予防のために膝を立てたり、寝返りをうったりすること
  • 手のリハビリ開始
  • トイレ使用不可

入院3日目:術後1日

  • 3本目の点滴がなくなり次第、点滴終了
  • 尿の管を抜く
  • 抜いたあとはトイレ使用可、病院内を自由に行動OK
  • 手術創に問題がなければ朝から食事開始

入院4日目:術後2日

  • 創部のテープを剥がす
  • 普通食開始
  • 手術創を濡らさないようにすれば下半身シャワー・シャンプー可

入院5・6日目(退院日):術後3・4日

  • リンパ液が溜まる場合は注射器で抜く場合あり
  • 手術創をこすらないようにすれば全身シャワー可能

退院後

  • 術後1週間経ったら入浴可

そんな感じ

乳がん治療

 手術・入院の流れはざっくりこんな感じです。あらかじめ病院から日程表が配られたのでわかりやすかったです。次回は手術時の様子をお伝えします!

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  • メーカー:金原出版
  • カテゴリ:単行本

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