アボカドを食べた後に種を取っておき、水に浸けておくと葉っぱが出てくる! ということだったので水栽培(水耕栽培)で育ててみました! 窓辺に置いておけばちょっとした観葉植物に。今回は爪楊枝を使う方法とペットボトルを使う方法です。
はじめに
まずはアボカドを食べよう!
なにはともあれ、まずはアボカドを食べて種を手に入れます。切る時に包丁のキズが種に入っても問題ないです。コップを使うときれいにむけます!
専用アイテムがあると便利ですよ!
取り出した種をよく洗い、種が半分浸る程度の水に浸けておきます。目安は1週間程度。ぬめりが出てくるので、1〜2日に1度、種と容器を洗い、水を替えます。この時、皮が剥けそうなら剥いてOKです。
水に浸ける期間は1週間程度と書きましたが、急がない場合は種が割れてくるまで(季節によりますが1〜2ヶ月)水に付けておくと栽培の成功率がアップします! 発芽・発根まではかなり時間がかかります。気長に待ちましょう。
アボカドの種の上下の見分け方
アボカドの種の上下の見分け方は
- 芽が出てくる方:とがっている
- 根が出てくる方:丸くてざらっとしている、なにかがくっついていた跡がある
という感じ。皮がむけた状態だとわかりやすいですが、皮がついたものだとちょっとわかりにくいのでじっくり観察してみてください。爪楊枝を使った栽培方法は種の向きが重要なので、間違えないようご注意を。
アボカドの種の水栽培:爪楊枝を使う方法
用意するもの
- 爪楊枝:3〜4本
- コップや瓶など、水を入れる容器
手順
種の上下を確認し、爪楊枝を数本、写真のように斜めに刺します。
※この種はしばらく水に浸けておいたものを使っているので皮が全部剥けています。皮のついた茶色い種で問題ありません。
爪楊枝を真横に刺してしまうと、容器のフチぎりぎりまで水を入れないと種に届きません。そこで登場するのが斜めに刺す方法。種がぶら下がったような状態になり、水にしっかりと浸かるようになります。
種の1/3〜下半分が水に浸かるようにします。これで栽培準備は完了!
アボカドの種の水栽培:ペットボトルを使う方法
用意するもの
- 500mlペットボトル:1本
- 切るためのハサミ、カッター等
手順
ペットボトルを半分に切り分けます。飲み口側を少し短めにするのがおすすめ。
ペットボトルの口の方をひっくり返し、種を置く場所にします。底の部分に口がピッタリ付いてしまうと根っこが伸びなくなってしまうので、隙間が空くように調整しつつ、好きな高さになるように切っていきます。
こんな感じになればOK!
爪楊枝とおなじく、種の1/3〜下半分の所まで水に浸かるようにします。これで栽培準備は完了!
容器を自作する方法をご紹介しましたが、ヒヤシンスの栽培でおなじみの水栽培用ポットでも栽培できます。最近はおしゃれなものも多いのでおすすめです!
育て方
暖かいところに置いておく
容器にセットしたら、春〜秋は窓辺、冬はリビングなどの暖かいところにおいておきます。上でも書きましたが、根っこと芽が出てくるまでけっこうかかるので気長に待つのも上手に育てるコツです。
水替え
1日置きに水替えをするのが望ましいようですが、私は数日おき、種のまわりがぬるぬるしてきたら水替えをしていました。このぬるぬるは種由来のものなのか、はたまた水質悪化によるものなのかは不明。水替え時に種も軽く洗い、皮が剥ける場合は剥いてしまいます。
まずは根っこが出てくる
しばらく待つと種の下の方が割れてきます。そしてにょきっと1本、または数本の根っこが出てきます。水替えの際は根っこを折ってしまわないよう気を付けてください。
根が伸びた後に芽が伸びてくる
そのまま育てていると、種の上部も割れ、芽が伸びてきます。
根っこもいっぱい生えてきます。
栽培開始から5ヶ月後、根っこが出てから4ヶ月後の様子。こんなに伸びました!
根と芽が出るまでにはかなり時間がかかる
種を水に浸け始めたのが6月の初め、その後割れて根っこが出始めたのは7月中旬、芽が出てきたのは8月に入ってから。根が出るまでに1ヶ月半、芽が出るまで2ヶ月くらいかかりました。同じ時期に栽培を始めても秋まで芽が出なかったものも。
早いものでも根が出るまで1ヶ月程度、遅いものだと3ヶ月以上かかります。種にカビが生えたりしてなければ大丈夫です。とにかくじっくり待ちましょう。
越冬について
寒冷地(新潟県)に在住ですが、室内の暖かいところで越冬させることができました! 葉の色や勢いは悪くなりましたが、落葉せずに越冬しました。
大きく育てたい場合は土に移植
水耕栽培のまま観葉植物にしておくのもいいですが、ちゃんと育てたい場合は土に移植すると大きく育ちます。種部分を土から出しておくとアボカド感を出せます!
そんな感じ
根っこと芽が出るまでかなり時間がかかりますが、水栽培なら様子をチェックできるので気長に待てます。「種を捨てちゃうのはなんだかもったいない!」という方は水栽培をお試しあれ! 爪楊枝が刺さってたりと栽培中は不思議な見た目なのでけっこう注目されます。
じつはあの容器がアボカド栽培にピッタリ!
種が水にちょっと浸かった状態を維持できる入れ物・方法がいいわけで。じつはあの容器がちょうど良いのです。こちらも是非!