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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。

車のタイヤ固着防止に赤サビ転換防錆剤を塗ってみた

車のハブのサビ落とし

  一冬越したらタイヤが外れなくなってた……ということありませんか。今回はそんな事態になるのを防ぐための方法です。

 年々外れにくくなっていくタイヤ。今年は蹴りあげてなんとか外れましたが、毎年こんなことをしてると車に良くなさそうです。

 そんなわけで、今回は一念発起して、タイヤ交換のついでにタイヤの固着を防ぐ細工をすることにしました。

用意したもの

車のハブのサビ落とし
  • 赤サビ転換防錆剤
  • シリコングリース
  • ワイヤブラシ
  • パーツクリーナー
  • タイヤ交換に必要な道具一式

 「赤サビ転換防錆剤」はその名の通り、赤サビを黒サビに変えるという薬剤です。赤サビは金属を侵食しますが、黒サビは金属表面に酸化皮膜を作るため、サビの進行を抑える効果があるとかないとか。

作業

車のハブのサビ落とし
ライフ(JB7)のジャッキポイントは、フロントはバンパーのすぐ下にある出っ張った部分、リアは牽引フックのようです。

 まずはジャッキアップ。ガレージジャッキで両足あげるときは、安全のため、ウマ(リッジトラックとかジャッキスタンドとか)をかけましょう。

  でも、普段車いじりなんかしないため、ウマなんか持ってないボクは、パンタグラフ式のジャッキをウマの代わりに足の下にかませて使ったよね。
 ちなみに、なぜそんなにいっぱいジャッキを持っているかというと、車のスペアタイヤが入ってるところにジャッキがなかったので、「中古で買ったし、ジャッキついてないんだな」と思って車載用のジャッキを調達したら(人からもらった)、後日、助手席側の後部座席の下に隠されていたジャッキを発見したという悲しいストーリーがあるのさ。説明書はちゃんと読もう!

車のハブのサビ落とし

 タイヤを外します。しっかりさび付いてますね。

ワイヤブラシでサビ落とし (20分)

車のハブのサビ落とし

 ワイヤブラシでガシガシとサビを落とします。タイヤ固着の主な原因となっているハブリング(中央にある高台のように出っ張ってる輪の部分)は特に入念に。
 どうせ今回しか使わないから、と思って百均のワイヤブラシを使ったのですが、たぶん、ホームセンターで300円くらいで売られているヤツの方が作業効率いいと思います。

車のハブのサビ落とし

 作業に飽きたらサビ落とし作業は終了。

パーツクリーナーで洗浄 (1分)

車のハブのサビ落とし

 パーツクリーナーを吹いてサビやらなんやらを洗い流します。

車のハブのサビ落とし

 ここまででもだいぶきれいになりました。
 赤サビ転換防錆剤を使わない場合は、「シリコングリースを塗布」の項目までジャンプ!

赤サビ転換防錆剤を塗布 (20分 + 2時間)

車のハブのサビ落とし

 取説に従って赤サビ転換防錆剤を塗布します。ブレーキディスク部分につかないように注意しましょう。

車のハブのサビ落とし

 1回目の塗布が終わったところ。1回の塗布に使用する液量は5、6滴くらい。色は、黒というか、濃い青紫みたいな感じです。20分程度乾燥させた後、2回目の塗布を行います。

車のハブのサビ落とし

 2回目の塗布が終わったところ。このまま2時間程度放置します。

車のハブのサビ落とし

 2時間後の様子。黒っぽい皮膜に覆われたようになっています。

シリコングリースを塗布 (1分)

車のハブのサビ落とし

 ハブリング部分にシリコングリースを塗布します。ハブ全体に塗っても別に問題はないと思いますが、あまり意味はないかも。ニトリルの手袋をして塗り込むと楽です。

タイヤの取り付け (3分)

車のハブのサビ落とし

 最後にタイヤを取り付けて作業完了。タイヤ側の錆もワイヤブラシなどで軽く落としておきましょう。

作業時間の確保が大変かも

 ハブを耐熱塗料で塗装することも考えたのですが、作業にかかる手間と効果を考えると赤サビ転換防錆剤で処理するだけで十分だよな……ってことで、転換剤だけ使いました。

 作業は1回あたり3時間程度かかります。特に赤サビ転換防錆剤を塗布した後の2時間の放置が結構大きいです。車全体をジャッキアップして4本一度に作業すれば3時間で作業は完了しますが、片足ずつ作業すると3時間 x 4セットで12時間かかる計算になります。今回は前と後ろ2本ずつ一度に作業を行ったので、作業時間は約6時間(3時間 x 2セット)でした。
 時間がない人はサビ落としからのグリース塗布でも個着防止効果はありますので、お試し下さい。

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