前回長々と「新潟の観光地に活気を取り戻す方法」を書きましたが、読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました!
これから「こうすると良いかも?」という、接客のコツみたいなのを書いていきたいと思います。自分が住む新潟の、そして全国の観光地に活気が溢れ、旅をしたみんなに良い思い出が残ることを願って。
それでは!まずは基本中の基本、あいさつから!いらっしゃいませー!
前述の前回長々と、、っていうのはこちら。本当に長いです。。時間がある時、または時間を潰したいときにでも読んで頂ければ幸いです。乱筆乱文お許しくださいませ。
いらっしゃいませはその店の看板である
「いらっしゃいませー」「ありがとーございましたー」と平坦な言い方をしているお店も少なくないかと思います。文字じゃわからん!という方はコンビニに行った時の「いらっしゃいませー」or「いらっしゃいませこんにちはー」帰る時の「ありがとーございましたー」を思い出してみてください。あの独特な抑揚の、形だけな感じのアレです。なんとなくわかって頂けたでしょうか。
活気のない観光地・売店はたいていこの言い方です(断言)。この一言でそのお店の雰囲気はわかっちゃいます。「いらっしゃいませはその店の看板である」。(ドヤッ
接客を変えるにはまずはいらっしゃいませ!
接客を変えたいと思っているのならまずは「いらっしゃいませ」を変えてみるのが1番です。「いらっしゃいませ」は接客で必ず使う言葉。使う回数も多いので、その一言を変えるだけで全体的なイメージアップが可能です。
そしてお店に入ってきたお客さん、または通りかかったお客さんが一番最初に聞く言葉でもあります。そのお店の、そして貴方の第一印象は「いらっしゃいませ」で決まるわけです。やっぱり第一印象は大事!いらっしゃいませはその店の(ry
印象の良い「いらっしゃいませ」にするポイント
「じゃあ今日から明るく、いらっしゃいませって言ってね!」と言われてもなかなかできないわけで。特に接客歴の長い人ほどクセが付いているので直しにくいと思います。「気持ちを込めて!」とか言われても、うーむ、、となってしまったり。
「いらっしゃいませ」の言い方を直したい、より印象のいいものにしたいのなら。以下のことを意識しながら段階を踏んでやってみるのが良いと思います!
- 言い方:元気に勢いよく。
- 感情:来てくれてありがとう。
- 動作:お客さんの方を向いて。
1. 勢いよく、明るい声で。語尾をムダに伸ばさない
「いらっしゃいませぇー」ではなく「いらっしゃいませ!」と最後にびっくりマーク付ける感じで、全体的に勢いよく、そして語尾を切ってみて下さい。そうすると今まで「せ」が醸し出していた、あのやる気なーい感じがどっかにいきます。これだけでもけっこう印象が違うはず。(※注 凄みをきかせた言い方はしないでください。恐いお兄さんみたくなります。)
でも「せ」を短く切ってしまうと、固い印象になってしまいがち。なので次は気持ちを上乗せしていきます。逆に気持ちが入っていると「せ」が長くてもいい印象になる不思議。
2. 「来てくれてありがとう」を込める
よく「気持ちをこめて!」と言いますが、どんな気持ちを込めればいいんでしょうか。そもそも「いらっしゃいませ」ってなんでしょう。
たぶん「来てくれてありがとう」なんです。
観光地ならこの「来てくれてありがとう」の気持ちが大事。新潟の観光地に足りないのはこれ!これなんですよっ!というのは前に書いたので省略。お店も一緒ですね。
気持ちを伝えようとすると、必ず表情が必要になります。無表情で感謝の意を伝えるのはムリ。そうなると笑顔が必要、というか、出さざるをえません。てか出てきます。で、それを意識して、笑顔度数を高めにしてみると良いんじゃないでしょうか。作り笑いというより、笑顔増し増しトッピングな感じで。
いらっしゃいませ!on 来てくれてありがとうの気持ち!気持ちを込めると一気に変わります!
3. お客さんの方を見ながら
「いらっしゃいませ!」は「入店に気付いてますよ」という合図でもあります。お客さんが店内に入ってきたら、お客さんの方を見ながら、一組一組に声をかけるイメージで。
よろしくない「いらっしゃいませぇー」を言っている店員さんは、お客さんではなく、ここではないどこかを見つめていること多いです。また忙しいとつい作業しながらの「ながら言い」になってしまいますが、そこは顔だけでもお客さんの方を向けましょう。
そしてお客さんの方を見ることでもう1点いいことが。それは声の通りが良くなること。これで活気が出ます!その声が外に漏れていたりしたらなおさら。あら、活気があるのねぇ、となりますよ。
まとめると「一組一組に、来てくれてありがとう」
「勢いよく」「気持ちを込める」「お客さんの方を見ながら」。これだけやっておけばそれなりに、けっこういい印象の接客になります。でも、本当に気持ちがこもっているのなら、こんな細かい点はきっと気にする必要はありません。
「一組一組、ひとりひとりに、来てくれてありがとう」。これが観光地の接客で一番大事なことだと思います。(ここはマジメです。)
「いらっしゃいませこんにちはー」の場合
チェーン店に多い「いらっしゃいませおはよーございまーす」「いらっしゃいませこんにちはー」。これ、観光地にはいらないと思うのですが、言い方によっては好印象になる場合もあるので一応。お仕事で使っている方も以下の言い方をお試しあれ。
いらっしゃいませ!おはようございます!
いらっしゃいませおはよーございまーす、とつなげて1文で言うのではなく「いらっしゃいませ!おはようございます!」という感じで2語にすると、お客さんも「あ、おはようございまーす」と返してくれる可能性大です。これでみんなに爽やかな朝が訪れます。うーん、ステキ。
観光地の売店等も、朝は挨拶はつけてみてもいいかもしれないですね。そして挨拶ついでに「今日はいい天気になりましたねー」とかちょっと話してみるといいんじゃないかと。知らない土地に来た旅行者が(無意識に)求めているのは、地元の人との触れ合い。朝こそ活気が欲しい時間ですし、(そしてまだ忙しくない時間帯だと思うので)しっかり挨拶、会話が始まったらゆっくり話してみる。そんな風に過ごしてみるのはいかがでしょうか。
旅行に行った先の朝って、すごくワクワク、そして世界がキラキラして見えるんですよねぇ。貴方にとっては毎日見慣れたくすんだ風景であっても、旅行者にとってはキラキラ見えているのかもしれないです。貴方次第でそのワクワクキラキラが何倍にもなり「いい人に出会えたし、すごくいい旅行だった!」と思ってもらえるかも。逆にひどい対応をすれば、そのワクワクを0に、なんだったらマイナスにすることだってできちゃうんです。それが観光地の接客なのです。
接客練習(声だし)について。
自分、倉庫で大声出しての接客練習とか好きじゃないんです。。体育会系じゃないからでしょうか。。今までそういったバイト先には当たったことはないので良いのですが。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という接客用語は、そういう練習では良いものにはならないと思うんです。「おめーら声出てねーぞー!」とか言われながら出した「いらっしゃいませ」に、心がこもっているわけがなく。声帯を鍛えるためとかだったら反論はしませんが。
実は某100円ショップで、接客用語練習をしているのを聞いたことがあります。たぶん休憩室でやっているのだと思うのですが「いらっしゃいませー!」と元気な声が店内にも漏れてまして。
が、いざレジへ行ってみると「おいおいさっきの勢いはどうした・・・」とこっちが心配になる接客。お前、何があった!裏で何されてた!
形だけでやっちゃダメなんだなぁということに確信が持てた出来事でした。(てか、裏での練習が聞こえる・見えるのってあんまりかなーと思います。裏付けを表に出してどうする。)
どうせ練習をするのなら
もしも練習するのであれば「なんか固いから柔らかい感じに」「次はもうちょっと明るい声を意識してみてね」みたいな感じで、どこを直すのかしっかりと意識しながらやらないと意味がないと思うのです。新人さんが入ってきたときはそんな感じで教えてあげると良いんじゃないかと。
なかなかうまくできないときは「じゃあこんな感じで!」と、自分の持てる限りの「いらっしゃいませ」を聞かせてあげればいいじゃない!1人元気な人がいれば、次第に周りもつられて明るくなるハズ!
まとめ
目標は、知り合いが来たときに恥ずかしいくらいでいいと思うよ。
「いらっしゃいませー(にこっ)」とかバリバリ接客モードで仕事しているときに、知り合いとか身内が来ると小っ恥ずかしいですよね。。そのくらいでいいと思います!わかるよっ!その恥ずかしさっ!でもそれでいいんだ!自信持っていきましょー!
あ、あと文字だとよく伝わらないので、動画と音声でお届けすればいいんじゃ?と思ったのですが、私、恥ずかしい//