「映画のどこがいいの?」
そう聞かれて、良いところをあげようとした。良いところのひとつやふたつ、簡単に見つけられそうなものだが、果たして、その答えは出てこなかった。
ぶつぶつとシーンの解説をする客。携帯の電源を切れと言っているのに切らない客。イマイチしっくりこないイス。高すぎるドリンク。食べきれないポップコーン。
なにひとつ、どれひとつ、ロクなもんじゃない。見に行くたびに「家でDVD見る方がいろいろ楽だよな」と確認して帰ってくることになる。
それでも人は、映画を見に行くのだ。
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