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最近、ローソンのパッケージデザインが変わってきている件について

ローソンのパッケージデザイン

 「落ち着いた雰囲気で部屋に置いても違和感がない」という肯定的な意見があった一方で「中身がわかりにくい!」との声も多く、一時期話題になったローソンのパッケージデザイン。最近、リニューアルしていることに気が付いたので新旧両方を買ってきて比較してみました! 写真と文字、大きくなっています。

ローソンのパッケージデザイン

ローソンのパッケージデザイン
左が古いもの、右が新しいもの

 ベージュ(クリーム色)のシンプルなパッケージに切り替わり、賛否両論(印象としては否が多め)で話題となったのは2020年5〜7月頃だった覚えがあるのですが、デザインの遍歴を調べてみると2019年秋頃から徐々にデザインの切り替えが行われていたようです。以下、これまでのデザインの変遷です。

  • 2019年秋頃〜:PB商品の一部を徐々にデザイン変更
  • 2020年5月頃:デザインが切り替わった商品が増えたこの頃にネット上で話題になる
  • 2020年7月頃:「NATTO」「TOFU」などの英字表記のものをリニューアル。日本語表記にし、イラストが描かれるように ← 今回はこれを「旧デザイン」と呼称
  • 2021年6月末〜7月頃:もう一度リニューアル ← 今回はこれを「新デザイン」と呼称

 いま行われている変更は初めてのリニューアルだと思っていましたが、その前にもプチリニューアルが行われていた模様です。今回は2020年7月頃から使われていたものを旧デザイン、2021年6月末頃から登場したものを新デザインと呼称していきます。

新旧デザイン比較

ローソンのパッケージデザイン

 2021年7月現在、パッケージデザインの切り替えが行われており、商品によっては2つのデザインが混在しています。いますぐお店に行くと新旧両方を手に入れることが可能。手前の商品は旧デザイン、奥の賞味期限が新しいものは新デザインの場合があります。

 タイミング良く購入できたのは「炭火焼きチキンステーキ」と「さばの味噌煮」の2つ。この2つをじっくり見ていきたいと思います。

炭火焼きチキンステーキ

ローソンのパッケージデザイン

 左が旧デザイン、右が新デザイン。商品イメージのサイズが全く違います。厳密に言うと旧デザインはイラストでしたが、新デザインは写真に変更され、大きく配置されるようになりました。文字も大きくなっています。

ローソンのパッケージデザイン

 旧デザインで中央のイラストの周りにちりばめられていたカットは少し大きくなり、白いニワトリは縁取りされて目立つようになりました。醤油はリストラされた模様。

ローソンのパッケージデザイン

 ローソンのマークも色味にも変更あり、新しい方は濃い色になっています。

ローソンのパッケージデザイン

 背面のデザインには変更なしです。

さばの味噌煮

ローソンのパッケージデザイン

 上が旧デザイン、下が新デザイン。こちらもイラストから写真になり、文字とともに大きく配置されるようになりました。テリがおいしそう。

ローソンのパッケージデザイン

 上の写真とは場所が入れ替わってます。上が新デザイン、下が旧デザインです。こちらもサバのカットが縁取りされて目立つようになりました。そして「点線まではがし、電子レンジで温めてください」の点線の色の濃さと太さが変わり、視認性がアップしています。

ローソンのパッケージデザイン

 裏面は変更なしです。

そんな感じ

ローソンのパッケージデザイン

 ローソンのパッケージに対する自分のスタンスですが、旧デザインは「いやいや、さすがにこれは中身わかりにくいでしょ……」「こんなに絵が小さいと味が想像できなくない?」「若い人ならともかく、高齢者にはこのデザインは無理でしょう」と思っていた人間です。その反面「コンビニのパッケージがおしゃれじゃないっていうのもわかる」という立場でした。

 そんな前置きもしつつ比較してみると、やはり新デザインのほうがどんな商品かわかりやすいと感じます。食べたいものを写真で直感的に選べる感じが強いです。また、まずは写真で興味を持ち、その後、下に書かれた文字を読むという視線の流れもスムーズな感じがします。大きな写真のおかげで味も想像しやすく、よりおいしそうに見える印象もあり。

 それに対し旧デザインはどこを見ればいいのかわからず、目線が泳いでしまう感じがあります。「写真や文字が小さいほうが高級感が出るのでは?」と思っていたのですが、比べてみると意外とそうでもない印象。なにも描かれていないクリーム色の部分が多いことで、レトルト食品っぽさを強く感じてしまう気がします。

 そんな感じで個人的には「商品がわかりやすくなった新デザインがいいと思う!」という感想なのですが、一番興味を持っているところ、というかテンションがあがるポイントは「話題になったデザインが変更するタイミングにちょうど立ち会えたこと」! これが一番のご馳走! ……伝わりますかこれ。

 一応補足しておくと、ローソンは元から「顧客の反応を見てデザインを変えていく」という方針でパッケージデザインのリニューアルを進めていたようです。一度がっつりシンプルな方向に振ったおかげで、今回の落としどころ(イメージカラーは維持しつつ、商品写真や文字はそこそこ大きく)に着地できたという部分はあると思います。そういった意味では成功とも言えなくは……ない? でも最初のはさすがに……という気はします。対象を若い世代に絞りすぎた?

 ローソンに行くと、ついつい新旧デザインを探してしまう日々が続いています。賛否両論からそこそこみんなに受け入れられるようになったように思いますが、どうでしょうか。ローソンに行ったら是非チェックしてみてください!

参考

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