前から保温性能が落ちてるような気がしていた電気ポットのゴムパッキンを交換してみました。これでまだまだ使える!
わが家にあるのはNational(現Panasonic)のマイコン沸騰ジャーポット NC-CPF22 です。調べたら2007年製でした。思ったより古くなかった。
電動出湯だけでなくエアー出湯(天頂部の押し板を押すとお湯が出る)にも対応しているので電気が入ってなくてもお湯が出せるのがいいところがよいです。電動出湯とエアー出湯の両方に対応してるポットはあまり見ないので、今となっては貴重なモデルかも。
しかし最近、いくら押し板を押してもシュコシュコと音がするばかりでまったくお湯が出なくなってしまいました。前から保温性能も落ちてる感じがあったし、そろそろ買い換え時なのかな……などと思いながら取説を眺めていたら「消耗部品の交換」という項目に
ゴムパッキンセット
マイコン沸騰ジャーポット NC-CPF22 取扱説明書 | ジャーポット | Panasonic
柔軟性がなくなったり、ふたのすきまから蒸気が漏れ出したり、 エアー出湯のときに湯が出にくくなったら交換する。
という記述を発見。まさにこれじゃん。
パッキンを交換する
というわけで早速ゴムパッキンセット APH65-536-OS を取り寄せました。価格は1,100円。Panasonicのオンラインストア「Panasonic Store」だけでなく、Amazonでも販売されていました。対応機種は以下の通りです。
- NC-CPF30
- NC-TPF30
- NC-PF30-C
- NC-TPF22
- NC-CJ221
- NC-CJ301
- NC-PF22-C
- NC-CPF22
まずはポットの蓋を取り外します。
4本のねじを取り外して飾り枠(銀色の円盤)を外します。
全部バラすとこんな感じ。ねじで留まっているのは最初の飾り枠だけです。
元から付いてたパッキンはすっかり劣化して破れていました。ここから空気が漏れて出湯できなくなっていたようです。
飾り枠の裏側は固まった飴のような謎の茶色い物質でガビガビ! なにがどうなったらこうなるんだ……
この謎の物質はお湯につけてから竹の棒(竹箸のうしろ側)でこすったら落とすことができました。金だわしは傷が付くのでやめたほうがいいです。
おおむね汚れを落とした飾り枠に新しいパッキンを取り付けます。
取説にパッキンの取り付け方が載っているのでよく確認して取り付けましょう。取説はちゃんと見よう!
ふた本体にふたパッキンを取り付けます。
ふたパッキンの取り付け方も取説にちゃんと書いてあるのでしっかり確認しましょう。取り付け方を誤るとお湯が出なかったり、逆にお湯が出っぱなしになったりします。
蒸気通路のパーツを取り付けて、その上にシールパッキンをネジ穴に合わせて乗せます。
最後に飾り枠を乗せ、ネジを締めたら完成です。
買い換える前にパッキン交換
ワンプッシュでめっちゃーお湯が出るぅ! 保温力も上がった気がする(体感)。
パッキンは消耗品のため、Panasonicに限らず各メーカーが替えのパッキンを販売しています(あんまり古いとサポート終了してるかも)。
エアー出湯でお湯が出にくくなってたり、蒸気がフタの隙間から漏れたりしているときは本体を買い換える前にパッキンを交換してみましょう。比較的安価かつ簡単な作業で、まるで新品にもどったかのような印象になります!