
白虎刀を手に入れるため、鶴ヶ城(会津若松城)に行ってきました。

磐越道をひた走り、会津若松へ。ちょうどドラ割の「ウィンターパス2020」が使えたので、高速料金が1,000円くらい浮きました。浮いたお金で白虎刀をもう一本……

駐車場に入る道がわかりにくくて城の周りを一周したりもしましたが、なんとか会津若松城に到着。天気も日が差してきてまずまず。でもちょっと寒い。

庭では雪吊りの作業中でした。「雪が少ないから雪囲いも遅いのかな?」と思っていたのですが、観光ガイドさんの話によると、会津若松が特別雪が少ないということはなく、なんなら例年であればもう冬囲いの作業は終わっているそうです。今年はなぜか作業が遅れているらしい。
白虎刀を購入

ともかく、まずは白虎刀を入手せねば。売店はお城の出入口入ってすぐにあります。売店だけの利用も可能です。中の展示は何年か前に来たときに見たので今回は見ませんでした。VR展示がちょっと気になった。

これが「白虎刀」だ! 会津若松に来た修学旅行生のマスト・バイ・アイテム! これを手にせずして会津のなにを語ろうというのか! 価格は中(60cm)が935円、大(75cm)が1,155円と大変リーズナブル(いずれも税込)! こんなに安かったっけ。

この「白虎刀」は会津若松のおみやげ屋さんならだいたいどこでも販売されている木刀です。全国のおみやげ屋でなぜか木刀が売られているのはこの白虎刀がヒットしたことに起因しているらしい。
白虎刀には白木のものと黒塗りのものがあり、さらにそれぞれに大(75cm)、中(60cm)、小(45cm)があります。黒塗りのものは刀身も銀色に塗装されています。そのぶん白木よりも値段が高いです(値段忘れた。今度行ったらチェックする)。

刀はちゃんと鞘に収められるようになっています。鞘と刀身、両方ともちゃんと反りがあるこだわりの作り。

しかも表面にはクリア塗装が施してある! 自分が現役小学生のときに手にした白虎刀はクリア塗装なんてしてなかったし、文字や家紋もいかにもスタンプしましたという感じにかすれてたぞ!?(それはそれでよかったぞ!) 白虎刀は進化しているとでも言うのか!

ここで装備していきます。
鶴ヶ城ガイド

目的の物は手に入れたので、鶴ヶ城ガイドに参加してみました。無料です。

無料だと思って気軽に参加したら鶴ヶ城のまわりを歩きながら1時間弱たっぷりと案内してくれました。これで無料はまぢすごい。ちょっとお金取ってもいいと思う。

長岡藩から丁髷姿でやってきたということで、なんと鶴ヶ城を眺めながら「白虎隊」の歌(詩吟パート)まで歌ってくれました! みんなも丁髷・着物姿で鶴ヶ城にくればいい!
なお、会津の人に「長岡藩から来た」というとかなりの割合で「山本帯刀の墓参り行った?」って聞いてくるぞ! ガイドさんはもちろん、犬の散歩をしている普通のおっさんにも言われた。継之助のお墓の場所もパッと出てくるし、会津藩、戊辰戦争リテラシー高すぎ。しかもうっすらと「その節は(長岡藩に?)お世話になりました」感が漂うのは気のせいだろうか……
とりあえず、長岡藩の人間は会津若松に行く前に最低でも山本帯刀のWikiを読んでおいたほうがいいと思う。

陽が落ちてきて冷え込んでくると、ちょっとあたたかいものがほしくなるのである。ここではスナックメニューだけでなく、ラーメンやタレカツ丼なども食べることができます。

鶴ヶ城オリジナルの「銀シャチ焼き」。鶴ヶ城の一番上にあるシャチホコがモデルです。あんこが150円、カフェオレクリームが170円でした(税込)。あたたかさが身に染みる。あと売店のお姉さんが丁髷をめっちゃ喜んでくれてうれしかったです!
鶴ヶ城楽しい

丁髷姿で行く鶴ヶ城は修学旅行とはひと味違って楽しかったです! みんなも髷を結って鶴ヶ城に行けばいいと思うよ!
個人的に今会津で一番気になっているのは、修学旅行生が飯盛山に行ったときに見るという「白虎隊」の演劇です。修学旅行でそれを見た子達の間ではしばらく「びゃぁっこたぁい(Hey!)」が流行るというくらいのインパクトがあるらしい。自分よりちょっと下の世代(30代前半くらい)からその演劇鑑賞が修学旅行に組み込まれるようになったようです(イコロズはふたりとも見た記憶がない)。
これまでに得られたいくつかの証言から、それが「白虎隊剣舞」というものらしいことまでは突き止めることができました。YouTubeでもいくつか「白虎隊剣舞」の映像が上がっているのですが、どうも最後に切腹するタイミングが修学旅行で演じられるものと異なるようです。「びゃぁっこたぁい(Hey!)」という証言とも異なるので、やはり修学旅行Ver.が存在するのかも? 気になる!