ちょんまげ姿で「駅弁の池田屋」に駅弁を買いに行ってみた

レビュー

2019/12/17 23:26

Chihaya

丁髷行ってみた長岡駅食べてみた駅弁

　JR長岡駅構内で駅弁を販売している「駅弁の池田屋」さん。長岡市今朝白にある店舗で工場直売の駅弁を買うことができると知り、この度ちょんまげ姿でお買い物に行ってきました。まさに池田屋事件！

　ちょんまげ姿の理由につきましてはこちらをどうぞー。

ちょんまげで運転免許を更新してみた

　このとき免許センターで「写真いいですか！」と声をかけてくださった方のおひとりが「池田屋」さんの方だったのです。「駅弁のお店やってまして」「長岡市内なら池田屋さんですか？」「そうですそうです！」「お弁当って駅裏のあのお店で買えるんですか？　今度行きます！」という感じでトントン拍子に話が進み、しっかり髷が結ってあるうちにということでちょんまげ生活3日目におじゃましてきました。

「駅弁の池田屋」訪問記

　以前からお店の前を通る度に気になっていた「駅弁売ります」の文字。まさかこんな形で訪れる日がくるとは。

お隣の「ひろはし薬局」

　お店に着くと出迎えてくれたのが免許センターで声をかけて下さった池田屋5代目の永橋さん！　と、ともにお隣にある「ひろはし薬局」の先生も！

　侍の名前が「ゆたか」という奇跡。

　漢方薬のことなら「ひろはし薬局」さんにおまかせ！　皮膚病、不妊症、心の病、冷え性、病院に行っても異常なしと言われる等々の体の不調にお悩みの方、是非「ひろはし薬局」にご相談ください！　先生やさしかったよ！

いよいよ「池田屋」へ

　お待たせ致しました。いよいよ「池田屋」に討ち入りです！

　再び登場、改めましてこちらが池田屋5代目の永橋さんです。気合いを入れて赤ジャケットで出迎えてくださいました。かたじけないでござる。直々にお弁当の解説をしてもらえました！

　入り口のドアを開けるとメニューが貼ってあり、ここで駅弁を選んで買えるシステム。1番人気の「越後長岡喜作べんとう」、そして2番目に人気の「きつねいなりと鮭菊ずし」をくださーい！

　お買い上げ後に記念撮影。この様子、もしかしたら駅弁業界の会報的なものに載っちゃうかもしれないらしいです！　駅弁関係者の皆様、お騒がせいたします。

買ってきた駅弁をご紹介！

　ではここからは買ってきた駅弁をご紹介していきます！

越後長岡喜作辨當

　まずはこちら、1番人気の「越後長岡喜作辨當（きさくべんとう）」、お値段1,150円。5代目永橋さん考案の駅弁です。元は期間限定で販売の予定が好評で通常メニューに、そして人気No.1になったという一品。

　パッケージに描かれているのは創業当初、仕出し屋さんだった頃の池田屋の姿。駅弁の名前に入っている「喜作」は初代のお名前だそうです。

　ご飯、金平蓮根、神楽南蛮鶏団子、なす味噌漬け、焼き塩鮭、卵焼き、油揚げとぜんまい煮、そして笹団子が入っています。

　メインの神楽南蛮鶏団子は辛くないのに神楽南蛮の風味がしっかりする！　すごい！　油揚げとぜんまい煮もあまじょっぱい味付けでご飯が進みます。そしてうれしいミニ笹団子。新潟らしさ、長岡らしさが詰まった駅弁です。さすが売り上げNo.1。安定感がある！！

きつねいなりと鮭菊ずし

　続いて2番人気の「きつねいなりと鮭菊ずし」。こちらもお値段は1,150円。

　大きなおいなりさん、酢でしめた鮭ハラス、食用菊の甘酢漬け、卵焼き、そしてこちらにも笹団子が入っています。ごはんはおいなりさんだけかと思いきや、鮭の下、そして菊の花の下にも酢飯が入ってます。見た目よりボリュームあり。甘めに煮付けてある厚い油揚げがじゅわっとおいしいです。中のご飯に入れられた生姜の風味がアクセント。

　特筆すべき点はやはり菊の花！　「菊の花でご飯食べられなくない？」と思っちゃいますが……菊の下にはとろろ昆布が敷かれており、そこに付属の醤油をかけると菊とご飯が驚くべき調和を見せるのです。菊の風味、昆布の旨み、そして醤油の香り、全てが一体となって奏でるおいしさ。そうか、これが Beautiful Harmony。侍も「自分ちでもこれ作りたい」と申しておりました。

　一般的に菊の花を食べられる季節は秋だけですが、この駅弁を買えば1年中、いつでも菊を食べられます。「新潟に行ったら菊を食べてみたい！」という方は是非！　押し寿司、鱒寿司系が好きな人は絶対に気に入る駅弁です。