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真空管アンプ「TUBE-00J」を買ってみた

真空管アンプ

 デジタル全盛のこの21世紀に、まさか真空管アンプを手にすることになるとは……

 コンポのソースを外部入力(レコードとかBluetoothレシーバとか)からラジオに切り替えたときに突然大音量になって「うぉっ」ってなることありませんか? 例えると、テレビの洋画劇場でCMに入ったときに突然爆音になる、ああいう感じです。(もしかしてうちのコンポだけ?)

 この現象を改善すべく、コンポの前段で音量を上げる、いわゆるプリアンプを探していて真空管アンプに流れ着きました。

真空管アンプ

 購入したのはノースフラットジャパンの「TUBE-00J」です。価格は2,980円(税込)。「TUBE-01J」の後継機種っぽい?
 中身は「TUBE-00J」本体と6K4の真空管が2本同梱されています。ACアダプタは別売り。DC12V、1A以上のACアダプタを持っていればそれが使えます。中華デジアンとかHDDとかのACアダプタがだいたいそんな規格です。1,000円前後で売られています。

真空管アンプ

 正面は電源のスイッチとボリュームだけ。

真空管アンプ

 背面は向かって左から入力、出力、電源の端子が並んでいます。入れて出すだけのいたってシンプルな構成。

真空管アンプ

 付属の真空管は北京の6K4でした。設計は6J1の真空管を想定されたものになっていますが、6J1の玉数が少なくなってきているため、6K4を同梱しているそうです。

真空管アンプ

 というわけで、別でミルスペックの6J1も購入しました。2本で980円。沼みを感じる……

真空管アンプ

 本体上面には真空管を差すところがあります。ソケット中央にはLEDが仕込んであって、電源を入れると下から真空管が照らされる仕組み。

真空管アンプ

 真空管をセットするとこんな感じになります。真空管の主張が強い。

真空管アンプ
 真空管アンプの下にあるのは音源のソースを切り替えるためのスイッチャです。1,200円でした。

 アンプを設置したところ。スイッチャとコンポの間に真空管アンプを入れて音量を上げています。スイッチャーには今のところレコードプレイヤとBluetoothレシーバが接続してあります。

 まさか21世紀になって真空管アンプに手を出すことになるとは思っていませんでしたが、わりと安価に「入力側の音量を上げる」という目的を達成することができたので満足です。(スイッチャーを入れても5,000円くらい。)

真空管アンプ

 音質ですが、付属の6K4だと中音域が強めなカマボコ。6J1にすると普通に普通の音って感じでした。特に音的な味付けを目的に真空管アンプを使っているわけではないので、6J1をさして使ってます。
 同じ型の真空管でも製造された国などで音が変わったりするらしいので、気になる人はその耳でお確かめください。ロシア製がオススメ。沼みがすごいんじゃあ!

 なお、Amazonなんかで検索すると「FX-AUDIO-」ブランドではないTUBE-01がぼちぼち出てきますが、中身はだいたい同じもののようです。そちらだとACアダプタが付属していたり真空管が6J1だったりするので、初めてならそちらをチャレンジしてみるのもいいんじゃないかと思います。

FX-AUDIO- TUBE-00J 本格真空管ラインアンプ (シルバー)

  • メーカー:North Flat Japan
  • カテゴリ:エレクトロニクス

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