「もらった花束を記念に残したい!」計画その2。切り花の状態のバラの茎を切って挿し芽を作り、挿し木にして増やす方法に挑戦してみました! 根が出れば成功。水挿し、土挿し両方やってみました!
花は切り取り、シリカゲルを使ってドライフラワーにしました! ドライフラワーの作り方はこちらをどうぞ!
バラを挿し木で増やす方法
用意するもの
- バラの茎
- カッターなどのよく切れる刃物
- グラスなどの水を入れるもの
- 水挿しの場合:口の細いビン
- 土挿しの場合:受け皿付きの鉢かプランター、鹿沼土か赤玉土、割り箸
- あると良いもの:発根促進剤「ルートン」
茎の切り方
というわけで残った茎がこちら。
葉っぱが出ている場所を1節と数え、2節になるように切り分けます。
葉っぱが付いてる部分を確保できない場合は葉っぱなしでも大丈夫です。その場合も2節に切り分けるのは変わりません。茎をよく見て、節の場所を確認して2節で切り分けましょう。2節以上あればいいので、3節になっても問題なしです。ミニバラなどの花が小さい品種だと2節だと短いので3節以上になるかも。
下の節に付いている葉っぱを切り取ります。残すのは一番上の節に付いている葉っぱだけです。
こんな感じになればOK。
水あげ
切り終わったら1時間ほど水につけ、挿し芽に水を吸わせます。
切り口を斜めにカット
よく切れる刃物を用意し、茎の下の部分を斜めに切り落とします。ハサミは切り口を潰してしまうのでカッターがおすすめ。斜めに切ることで表面積を増やし、水を吸い上げやすくします。こだわる人は必ずカッター刃を新しくして使うそうです。とにかくスパッときれいに切るよう心がけます。
発根促進剤(ルートン)を使う場合
成功率を上げたいなら挿し木用の発根促進剤「ルートン」を用意します。
一番小さいサイズなら数百円で購入可能です。
先ほど斜めに切った切り口に粉状のルートンを付けます。これで挿し芽の準備は完了!
水挿しの仕方
口の細いビンを用意して挿し木を入れておきます。水の量は水面が切り口のところにちょうどくる高さを維持。水切れを起こさないようにこまめにチェックしましょう。
あとは放置して発根するのを待つだけ! 緑や茶色の色付きのビンだと成功率が上がるという噂もあります。
土挿しの仕方
土は鹿沼土や赤玉土を用意します。土に雑菌が付いていると失敗の原因になるので必ず新しい土を使うようにしましょう。プランターや鉢に土を入れたら水を吸わせておきます。
割り箸で土に穴をあけます。
挿し芽を入れたら隙間を埋め、土を軽く押さえます。これで植え付け完了です!
根が出るのを待つ間、受け皿には常に水が溜まった状態をキープします。
成功すると……
水挿しのその後の様子。根っこが出る前の段階、カルスが形成された状態です。こうなればもうすぐ発根です!
土挿しのその後の様子。新芽は上の節の付け根から出てきます。
土挿しの場合はプランターや鉢の底から根っこが出るくらいまでしっかり根を張らせます。それから植え替えをするとうまく根付く可能性大!
発根までの期間
時期にもよりますが、発根までには1〜2ヶ月かかります。水切れを起こさないようこまめにチェックしつつ、気長に待ちましょう。
挿し木に適した時期
真夏と真冬は挿し木に適しません。気温が高いと腐ったりカビが生えたりしやすく、気温が低いと成長が遅いため失敗しやすくなります。真夏と真冬以外の時期がおすすめですが、涼しい場所・暖かい部屋など置き場所を工夫すれば成功するかも!?
そんな感じ
品種によっては販売・譲渡NGなのでご注意を
うまく行くと数本の苗ができるかもしれませんが、お花屋さんで切り花として売られている品種は、販売や譲渡が禁じられているものがあります。こんな感じで育て続けるのもグレーゾーンかも……個人で楽しむだけにしてください!
そんな感じで紹介しましたが、この時のバラは残念ながら発根には至りませんでした。真冬だったのと、花束を受け取ってしばらく経ってから挿し木にしたのが原因かも。
実際のところ、バラの栽培・挿し木は素人にはかなり難易度が高いです。まして花束だったものはそもそも栽培が難しい品種だったり、弱ってたりするのでなおさら。ですがせっかくなら挑戦してみるのもいいんじゃないかと! という感じでがんばってみてくださーい!
花を保存加工してくれるサービスもあり!
栽培は失敗する可能性がありますが……花束を保存加工してくれるサービスもあります!