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バラの花束からドライフラワーを作る方法 – シリカゲルバージョン

バラのドライフラワー

 「もらった花束を記念に残したい!」と思い、乾燥剤(シリカゲル)を使ってバラの花とかすみ草をドライフラワーにしてみました! これで長期保存が可能に。花を長く楽しめます!

バラのドライフラワー

 頂いた花束はこちら。大輪のバラ、スプレーバラ(ミニバラ)、そしてかすみ草が入った素敵な花束です。小さな赤い花が連なっているのはユーフォルビア・フルゲンスというトウダイグサ科の花でした。ポインセチアに近い植物らしいです。

シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方

 今回用意したのはこちらのドライフラワー用乾燥剤。Amazonで1kgのものが1,500円ほどで売られています。繰り返し使用可能です。

バラのドライフラワー

 普通のシリカゲルとの違いは粒の細かさ。食品に入っている乾燥剤の粒の大きさだと花びらにあとが付いてしまうため、ドライフラワー用はこのような細かい粒になっているとのこと。

用意するもの

バラのドライフラワー
  • ドライフラワー用乾燥剤
  • タッパーなどの容器(フタ付きで密閉できるもの)
  • スプーン
  • ハサミ
  • 箸やピンセットなど

手順

  1. 茎を1〜2cmほど残して花を切り取る
  2. 容器の底に2〜3cm乾燥剤を入れる
  3. 乾燥剤の上に花を置く
  4. 花が全て埋まるまで乾燥剤を入れる
  5. フタをして一週間待つ
  6. 一週間後、乾燥剤から取り出して完成!

1. 茎を1cmほど残して花を切り取る

バラのドライフラワー

 花(がく)から1〜2cmくらい下の所で花を切り取ります。

2. 容器の底に2〜3cm乾燥剤を入れる

バラのドライフラワー

 容器の中に2〜3cmほどの厚さになるように乾燥剤を入れます。

3. 乾燥剤の上に花を置く

バラのドライフラワー

 バラなどの立体的でボリュームのある花は茎の部分を刺して立たせます。平面的な花(平べったい花)は下向きに入れると良いそうですよ!

4. 花が全て埋まるまで乾燥剤を入れる

バラのドライフラワー

 花が埋まるまで乾燥剤を入れていきます。花の上から勢いよく入れると花が潰れてしまうので、先に花の周りに乾燥剤を流し入れて固定、その後、花びらの隙間にも乾燥剤を入れるようにすると花の形が崩れません。

バラのドライフラワー

 バラの葉っぱとユーフォルビア・フルゲンスは乾燥剤を少し敷いた上に寝かせ、その上からまた乾燥剤をかけて埋めました。

バラのドライフラワー

 かすみ草は水分が抜けやすいので、容器の底に乾燥剤を敷くだけでOK。埋めずにそのままフタをします。

5. フタをして一週間待つ

バラのドライフラワー

 フタをしっかり閉めたら完了です。このまま一週間おいて水分が抜けるのを待ちます。

6. 一週間後、乾燥剤から取り出して完成!

バラのドライフラワー

 一週間経ったら乾燥剤の中から花を取り出します。掘り出すのではなく、大きめの容器などにそっと乾燥剤をあけて取り出すと花が崩れません。

バラのドライフラワー

 できあがったドライフラワーがこちら! 葉っぱも花びらもパリパリになりました! 花びらが取れたり割れたりしないよう、優しく振って乾燥剤を落とします。ブラシなどがあると便利です。

バラのドライフラワー

 ちょっと心配だったユーフォルビア・フルゲンスもパリパリのドライフラワーにできました。花の色もきれいに残ってます。ただ、他の花よりも花びらが散りやすいようです。

バラのドライフラワー

 かすみ草も問題なくドライフラワーに。乾燥剤は水分を吸うと水色からピンクに変わるタイプ。水分を吸って色が変わっています。

 こんな感じで無事にドライフラワーを作ることができました!

すぐにドライフラワーにできる裏技

 「一週間も待てない!」という人のための裏技、電子レンジを使う方法もやってみました! 乾燥剤の中に花を埋めるまでの手順は一緒です。

※電子レンジを使う方法はあくまで裏技です。乾燥剤の使い方として推奨されているわけではないのでご注意ください。

電子レンジで一気に水分を抜く方法

バラのドライフラワー
  1. 茎を1〜2cmほど残して花を切り取る
  2. 容器の底に2〜3cm乾燥剤を入れる
  3. 乾燥剤の上に花を置く
  4. 花が全て埋まるまで乾燥剤を入れる
  5. フタをせずに電子レンジに入れ、1分半〜2分ほど加熱
  6. 乾燥剤から取り出して完成!

 水蒸気が吹き出すのか、加熱中は乾燥剤の表面が小さな噴水のような感じになっていました。加熱時に使う容器は余裕があるサイズが良さそうです。取り出す時はけっこう熱くなっているので気を付けて下さい。

バラのドライフラワー

メリット

 水分を一気に飛ばせるからか、一週間放置したものよりも花の色が鮮やかに残りました。短時間ででき、容器と乾燥剤を繰り返しすぐに利用できるため、たくさんの花をドライフラワーにしたい時にはとても便利な裏技です。

デメリット

 一週間放置したものと比較すると若干花びらが傷む印象があります。そして水分が抜けきらない感じも。でもこのあたりは加熱時間の調整でなんとかなるかも?

完成後:ケースなどに飾り付ける

完成したドライフラワーの保存方法・置き場所

 ドライフラワーは密閉できる容器に入れ、日の当たらない場所に飾るのが良いそうです。可能であれば密閉容器内にシリカゲルを入れ、一定期間ごとに取り替えるのがベスト。
 時間が経つにつれてどうしても色あせなどが起こってしまいますが、生花よりは圧倒的に長く、年単位で花を楽しめます。

バラのドライフラワー

 完成したドライフラワーはニトリで見つけたビンに入れることにしました。フタが透明になっているので上からも眺められるのがポイント。本当は時計とかに入れ込みたかったのですが材料を集められなかったので断念。

バラのドライフラワー

 底には花束に使われていたペーパーを敷いてみました。こんなふうにリメイクできるので花束の包み紙も取っておくと良いです。

バラのドライフラワー

 上から見たときの見栄えの良さを優先。花はボンドで留めています。かすみ草とユーフォルビア・フルゲンスも入れて完成! 大切な花束を残すことができました!

 花びらがバラバラになってしまった場合も、ガラス瓶などに入れておけばポプリ風のちょっとしたインテリアに。それでも充分かわいいものになります。

乾燥剤を使ってみた感想

バラのドライフラワー

乾燥剤の量、容器について

 1kgもあれば余裕! と思っていましたが、乾燥剤1kgで大輪のバラ1〜2輪、ミニバラ10個ほど、その他葉っぱなどの小さいもの数点をドライフラワーにできる感じでした。バラを全部埋めるとなるとなかなかの量が必要。あと、容器はジップロックコンテナが便利です。

掃除がちょっと大変

 作業をしたあとは手やら床やらがジャリジャリします……粒が細かいので、こぼすと悲惨。新聞紙などを敷いて作業したほうが安心です。

そんな感じ

バラのドライフラワー

 プロポーズや誕生日など、記念日にもらった花束を永遠に取っておけたらいいなと思うわけで。永遠とまではいかなくても、こうやってドライフラワーにできれば数年は保存しておくことができます。花束の中でもとくにきれいな一輪をドライフラワーにし、コンパクトにするのもいいかも。

 そんなわけで道具さえ揃えてしまえば簡単にきれいなドライフラワーを作ることができます。花束をもらって悩んでいる方! 今すぐAmazonで乾燥剤をポチッ!

プロに頼むのもおすすめです!

 自分でもできますが……せっかくの記念のお花、プロの手に託すのもいいと思います!

参考

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