コンビニでも手軽に買うことができる水素水を飲んでみました。
「水素水」とは水素が溶け込んだ水のことで、体内の老化原因物質らしい活性酸素を水素水に含まれる活性水素があれやこれやすることによって毎日がいきいきしちゃうともっぱら噂のあれです。
伊藤園に限らず、各所から水素水が販売されており、この間なんか、ただの水筒かと思って手にとったらなんか変なパックが付いてて、よく見たら「これを水筒に入れると手軽に水素水ができます!」とか書いてあって、なんかもう「水素水すげーな!」って思いました。
そんな「なんかもうすげーな」って感じの水素水ですが、伊藤園はあくまで水分補給用の水というスタンスで販売しており、具体的な効能については言及しておりません。ただの水分補給用の水に199円(税抜185円)も出させてしまうなんて、さすが水素水!
一体どう「進化する水」なのか、「Active Life」「Beauty Life」「Healthy Life」がなんなのか、とくに言及しないTシャツの英文スタイルが最高にクール。なにげに缶表面の質感にもこだわりを感じます。
てか、500mlと思いきや410mlだった! 199円(税抜185円)もするのに! 水素水すげぇ!
振らずに開けましょう。
開栓。炭酸飲料のようにガスでプシュッということもありません。静かなものです。
無色透明。なにも言われなければ誰もがタダの水だと思うでしょう。味も無味無臭。ただ、硬度40の軟水で、うちの水道水に比べるとかなりまろやかな口当たりとなっております。さすが水素水!
会社の業績を上げる効果も!
水素水が発売された2016年4月の伊藤園のミネラルウォーター部門の単月売上は、なんと対前年比で+102.8%! これはつまり水素水効果で売上が倍増したということです。その後の5月、6月も+40%以上をキープ。水素水ヤバい! こんなんもうやめられないだろ!
水素水のことは嫌いになっても
水素水の存在自体は結構前からあるのですが(最初に水素水の存在を知ったのは10年くらい前に見た「奇跡体験!アンビリバボー」)、最近急にあちこちで出始めたのはウルトラファインバブル(ナノバブル)の技術が出てきたことと関係があるんじゃないかと思っています。
「ウルトラファインバブル」(以下、UFB)とは、ナノサイズの気泡のことです。普通のアワは炭酸飲料のアワのようにどんどん抜けていってしまいますが、気泡のサイズがナノレベルになると上に浮く力よりもブラウン運動(溶媒中に浮遊する微粒子がランダムに運動する現象)のほうが大きくなり、結果として溶液から気泡が抜けにくくなります。
水素のUFBを含んだ水の効果についてはとくに記憶にはございませんが、窒素のUFBを含んだ水を使うと魚の鮮度が落ちにくくなるとか、酸素のUFBを含む水だと養殖の魚が大きくなるとか、空気のUFBを含んだ水だと洗浄効果が上がるとか、各所で実用化されているみたいです。ソースは「サイエンスZERO」。
水素水のことは嫌いになってもウルトラファインバブルは嫌いにならないで下さい!