Sublime Textを使う上で自分が使っている設定をメモしておきます。
Sublime Textはテキストエディタです。設定はJSON形式でファイルに書き込むのが基本。GUIとCUIの狭間にある感じでやや取っつきにくい印象はありますが、その代わり、だいぶ自由にカスタマイズ出来ます。
Package Controlの導入
まずは何はなくとも「Package Control」をインストールします。
メニューの View > Show Console を開き、 以下のページにある呪文を貼り付けます。
パッケージのインストール
以降、以下の手順でプラグインやテーマのインストールが出来るようになります。
- メニューから Sublime Text > Preferences > Package Control を選択。
- 表示されたリストから「Package Control: Install Package」を選択。
- さらに表示されたリストから欲しいパッケージを選択してインストール。
もっとも自分の場合は、Emmet(旧Zen-Coding)とテーマくらいしかインストールしていませんけれども。
メニューなどを日本語化するプラグイン「Japanize」もありますが、ニーモニック(Windowsのメニューに見られるメニュー名の横に(F)とか(E)とかついてるやつ)がダサいし、なによりメニューバーを圧迫するので使ってません。ニーモニックを消すこともできますが、英語のままでも特に困ってないので、とりあえずそのままでもいいかな……って感じです。
デフォルトのキーマップの設定
初めてデフォルトのキーマップをいじる場合は、以下の手順でキーマップのファイルを用意します。これをしておかないとキーマップがいじれないみたいです。
- Sublime Text > Preferences > Key Bindings-Default を開く。
- 続いて、File > Save As… で適当な場所にファイルを保存する(ファイル名はデフォルトで表示される「Default (OS X).sublime-keymap」のまま)。
- ~/Library/Application Support/Sublime Text 3/Packages/Default に保存したファイルを移動する。該当するディレクトリがない場合は作成する。
~/Library ディレクトリは標準では非表示になっているので、Finderのメニューから 移動 > フォルダへ移動… を選択して、ディレクトリのパスを入力してください。
以降、デフォルトのキーマップはメニューの Sublime Text > Preferences > Key Bindings-Default で変更出来るようになります。
タブキーの設定
漢字変換の時、推測変換の候補をtabキーで選択出来るようにしている(なっている)人は多いと思いますが、デフォルトのキーマップだとtabが違う機能に割り当てられているため、うまく選択することが出来ません。
そこで、Key Bindings-Default を開いて、tabキーに関する設定をコメントアウトして無効化します。自分の場合、タブキーの設定は95行目にありました。
// { "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": true} },
// { "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": false},
// "context":
// [
// { "key": "setting.tab_completion", "operator": "equal", "operand": true }
// ]
// },
ユーザのキーマップの設定
新たにキーマップを設定したい場合はユーザーキーマップを編集します。ユーザーキーマップはメニューの Sublime Text > Preferences > Key Bindings-User を選択すると開けます。
brタグを挿入
HTML編集時に Shift + Enter でbrタグを挿入出来るようにします。一度使うと止められない。
[
// brタグ挿入
{ "keys": ["shift+enter"], "command": "insert_snippet", "args": {"contents": "<br />\n"},
"context": [
{ "key": "selector", "operand": "text.html" }
]
}
]
ユーザ設定の編集
ユーザ設定は Sublime Text > Preferences > Settings – User で行います。自分の場合は改行コードの表示などなどのため、以下のように設定しています。
{
"color_scheme": "Packages/Theme - Piatto/Piatto Light.tmTheme",
"font_face": "osaka-mono",
"font_size": 14.0,
"ignored_packages": ["Vintage"],
// [Emmet] Tabキー殺し
"disable_tab_abbreviations": true,
// エンコードの表示
"show_encoding": true,
//改行コードの表示
"show_line_endings": true
}
等幅フォントの安定感。
「Tabキー殺し」はEmmet用の設定です。キーが推測変換の候補選択とかぶるので、TabキーでのEmmetの展開を無効にしています。
「エンコードの表示」、および「改行コードの表示」はウィンドウ下のステータスバーにエンコードと改行コードを表示するための設定です。
Emmetの調整
諸事情によりEmmetのデフォルトのキーマップを変更したい場合は、デフォルトのキーマップ同様の方法で、あらかじめデフォルトのキーマップファイルを作って置いておく必要があります。つくり方は以下の通り。Emmet使ってない人には関係ありません。
- Sublime > Preferences > Package Settings > Emmet > Key Bindings-Default を開く。
- 続いて、File > Save As… で適当な場所にファイルを保存する(ファイル名は「Default (OS X).sublime-keymap」のまま)。
- ~/Library/Application Support/Sublime Text 3/Packages/Emmet に保存したファイルを移動する。該当するディレクトリがない場合は作成する。
自分の場合は、Ctrl+d で自動変換学習した単語の削除を出来るようにしているので、141行目あたりにある ctrl+d のキーマップをコメントアウトしています。
// {
// "keys": [
// "ctrl+d"
// ],
// "args": {
// "action": "balance_outward"
// },
// "command": "run_emmet_action",
// "context": [
// {
// "key": "emmet_action_enabled.balance_outward"
// }
// ]
// },
Emmetが使いたくて……
基本CotEditorを使っているのですが、やっぱりEmmetが使いたくて 、夜ごと Textmate、Atom、Bracketsなど、いろいろさまよい歩いています。その中で、今のところ「Sublime Text 3」が一番マシかなぁという感じです。設定の仕方やらなんやらがちょっと独特なので、万人向けではないかも。$70のシェアウェアですが、試用期限は無期限です。使用期限は無期限ですが、シェアウェアです。
これなら課金してもいいかなぁ、とは思うものの、現在、Ver.3は1年以上ベータのままで、しかもフォーラムなんかも落ちてたりするのでちょっと躊躇してる……
AtomとBracketsはSublime Textに似た感じのテキストエディタで、しかも無料なのですが、如何せん、日本語入力の時に変換中の文節を表す(アンダーラインや背景色などの)表示が出ないため、日本語での物書きには不適(単語ごとに変換を確定しちゃう人は関係ないでしょうけれども)。
なんか諸々考えると「やっぱCotEditorでいいかなぁ……」とか思っちゃったり…… Emmetがなければ自動入力補完機能を使えば良いじゃない……
参考
- Sublime Text: The text editor you’ll fall in love with
- Brackets – A modern, open source code editor that understands web design.
- Atom
- TextMate — The Missing Editor for Mac OS X
- CotEditor -Text Editor for OS X
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