我が家で愛用しているスノーダンプですが、3シーズンめに突入したところで雪がくっつくようになってしまいました。これがけっこうイライラするわけで……そんな時に見つけたのが雪がくっつかなくなるというスプレー、その名も「雪すべーる」。これで快適雪かきライフ!
冬の雪国では避けては通れない作業、雪かき。なぜこんなカルマを背負って生きていかねばならないのかと思いつつ、ひとたび雪かきを始めれば禅の境地が垣間見える不思議な作業。黙々と雪をかきたいのにスノーダンプやスコップに雪がくっついてイラッとする、そんな経験はありませんか? スノーダンプで行ったり来たりしていると、この雪がくっつく感覚はイラッなんてもんじゃなくムキィー! くらいに気になっちゃうものだったりします。雪はぽーんと投げたい。それがせめてもの願い。そういえば祖母は金属のスノダンにロウソクをぐりぐり塗ってたなー(おばあちゃんの知恵袋)。
追記:ロウソクも試してみました!
はてはてどうしようかと思っていた時にホームセンターで見つけたのがこの雪離れがよくなるというスプレー。試しに一本買ってみました!
さてさて、こちらが我が家で使っているスノーダンプ。ポリエチレン製で軽く女性でも扱いやすい、いわゆる「ママさんダンプ」です。左側の大きい方は3シーズンめ、右の小さい方は2シーズンめ。見てわかるとおり大きい方は雪がくっつくように。小さい方もだんだんと雪離れが悪くなってきました。今回はこの2台にスプレーを塗ってみます!
スプレーを塗ってみる
下準備
「塗る面のゴミ、油分、さび、かび等をとって下さい」と書いてあったので、まずは汚れを落とす作業です。表面の水分については言及されていませんが、こういったスプレー系は汚れはもちろん、水分がついてない方がしっかりと塗ることができます。雪を落としてタオルで拭いた後、仕上げにティッシュペーパーを使って丁寧に拭き上げました。今回はティッシュを使いましたが、キッチンペーパーのような厚地のものを用意しておくとより拭き取りやすいので便利ですよ。
これで下準備は完了! こんなに苦労して拭いてますが、先に乾かしておくか、雪が降る前にやっておけばこの下準備は省略できますのでー。
いざ、スプレー。
それではスノーダンプにスプレーを吹きかけていきます。全体にムラなく均一になるように噴射。その後ひっくり返し、雪上でよく滑るように裏面にも塗ってみました。これで除雪作業が楽になるはず!
ちなみにこのスプレーの容量は300mlで、塗り面積は0.6-1.1平方メートルとのこと。塗り面積がよくわからない! この1缶で足りるのか!? とちょっと心配していたのですが、スノーダンプ2台で3分の2ほど使った感じ。足りて良かった……この1缶でスノーダンプ3台くらいはいけそうです。参考まで。
塗り終わると全体にツヤが出たような感じになりました。それでは乾燥へ。
速乾タイプのスプレーで、書いてあった乾燥時間は気温20度・湿度65%で20-30分。でも冬の雪国でこの気温を確保するのはちょっとむずかしいぞ……気温3度くらいの所に長めに放置。1時間ほど経ったところで恐る恐る触ってみたらちゃんと乾燥してました! さすが速乾。
これで乾燥完了! 乾いてからもツヤが残ってます。触った感触はしっとりしていて、膜がはっているような感じです。
使ってみる。
いざ、ざっくり雪かき!
おおお! 雪がくっつかなくなりました! 少し残った雪がころころと滑る感じ、わかるかなー。(あんまり期待していなかった)底面の滑りも良くなりました。これはちゃんと効果がでている! これはいいですよー! オススメです!
雪がくっつくようになったらお試しあれ。
この時期の雪かきはほぼ毎日、場合によっては朝晩2回。体力も使うので、できるだけ効率よくやりたいもの。雪がくっつくようになってきたかな? 思ったら是非お試しあれ。スプレーする場合は汚れ・水分をしっかり落とし、できれば天気の良い日に、そして一晩乾燥させると良いと思います。
じつは去年、雪のくっつきが気になってしょうがなくて車のガラスに塗る撥水剤「ガラコ」を塗ってみたんですよねぇ。餅は餅屋といいますか、さすが雪すべーる、効果が全く違います。
裏技的な使い方ですが、お子様のソリ(スノーボート)の裏面に塗るのも良いかもしれません。あれもけっこう雪がくっついて滑らなくなるんですよねー。元ボーターなのでわかるよ! 立って乗ってみるのは誰もが一度通る道。(危ないのでよい子はまねしないでね。)
この効果、どのくらい持つの?
気になるのはやはりすべり効果の持続期間。このつるつるな感じがどのくらい続くのかはみなさんも気になる点ではないでしょうか!? それについてはしばらく使ってみたのち、またご報告したいと思います!
それではみなさん! 良い雪かきライフを!