ほぼ週刊のicoro放談。今週のテーマは「雪」です。
ゆたか:なんか今日(1月14日)は東京の方でも雪が降ってるみたいですね。
ちはや:高校サッカーの決勝が雪のため延期になったとか。代わりの番組が用意できなかったみたいで雪の降るグラウンドの映像と実況と解説のトークでなんとかしのいでいた。たぶん誘拐の逆探知のごとく(のばして!ひきのばして!)っていう指示が出てたんだと思う。
ゆ:サッカーは基本、雨でもやるもんねー。こっちだと「雪上サッカー」なんてスポーツもありますけど。
ち:あった! 雪上サッカーあった! やけに男子のテンションがあがるスポーツ! あれは絶対足痛いだろー……
ゆ:もうボールとか関係ないよね。最終的には雪で顔の型とったり飛び込んだりして終わる。
ち:あと2階から飛び降りることができるかチキンレース。で、禁止されるという流れはどこの小学校でもあるはず。男子ってそういうの好きよねー。
ゆ:たまにそういうのでマヂで痛い事故とかあるから飛び込むときは十分に気を付けてね。折れたとか刺さったとか。
ち:やめろぉ……やめろぉ……
ゆ:どこの学校でもそういうまことしやかな伝説ってあるよね。
遺伝子に組み込まれてる
ち:そういえば今年雪かきしてますか?
ゆ:雪かきが日常過ぎて、してるとかしてないとかいう次元じゃない。
ち:ですよねー。
ゆ:晴れてる日でさえ積もってる雪を融かすために雪を突くのは、雪国に住む人間の性とでも申しましょうか。
ち:昔はそれ理解できなかったのよね。晴れてるなら融けるんだからいいじゃん! と。だが年々「この天気ならよく融けるはず!」と雪をつつかずにはいられなくなってくるという。ある一定の年齢に達すると発症するように遺伝子に組み込まれてるのだろうか。
ゆ:子供の頃は雪が積もってることが楽しいからね。それをわざわざ崩して融かす必要がない。雪が降ると大人達が憂鬱な雰囲気になるのも良く分からんかったし。
ち:子どもの頃は雪が降ると遊び道具が増えたみたいな感じだったもんねー。一人でかまくらを作れるようになった時は、自分、大人になったなーと思った覚えがある。
ゆ:20越えてからかまくら掘ったことがないんですけど……と思ったけどあったわ。かまくらというか、ほとんどトンネルでしたけど。
ち:そういえばなんか作ってましたねー。貫通させるわけでもなく、ただただ穴を掘るそのストイックさはなんなのかと思った。そして大丈夫かとちょっと心配になった。
Like a 修行僧
ゆ:雪かきってのはさ、「禅」に通じるものがあるよね。
ち:わっかる。雪かきしてると無音の世界の中で自分の呼吸音しか聞こえなくなる時がある。雪に対峙することすなわち自分に対峙すること。
ゆ:その姿勢、Like a 修行僧。
ち:無心に雪かいてるともうちょっとでなにかつかめそうになる瞬間があるのよ。なにかがわかりそうな。きっとそれがわかった瞬間に悟りが開く。
ゆ:新潟県民総解脱計画。
ち:でも家に入って「ふぃー」って言った瞬間に全てが消え失せてしまうという。
ゆ:家に入ったときの何も見えない感じがヤバい(雪の照り返しで瞳孔が目一杯閉じてるため)。そして、存外体が冷えていることに気が付かされる。
ち:そうそう! おしりとかすんごい冷えてるの! あれなんとかならないかなーと思案中。解脱しかける→体冷える→こたつ入る→煩悩の塊に変化。やはりこたつが悪なのか!?
ゆ:もう地下に対雪迎撃都市とか作れば良いと思うの。今の人類なら出来るでしょ?
ち:道とか全部トンネルなら除雪費用かからないもんねー。長岡市の年間除雪費を数年分貯めておけばいけそうな気がする。
ゆ:除雪費とか酷いカルマだよねー。億単位でしょ?
ち:なんでこんなもの背負ってるんだろうね……
ゆ:国から助成金とか出てるんかな?
ち:豪雪で災害認定された場合は国から費用が出た気がする。
ゆ:じゃあ、そうでなければ持ち出しなわけ? 除雪したからってGDP上がるわけでもなし。あれか、冬の公共事業か。
ち:公共事業という側面はあるんだろうねぇ。土建屋さんの貴重な収入源だー。
ゆ:雪下ろしも貴重な収入源よね。でも、雪がなければ冬でも働けるんだぜ? 信じられないだろ?
ち:雪って、なんなんですかねー(遠い目)。
イサオが言ってた
ゆ:ご家庭だとポリカーボネートのスノダン(スノーダンプ)が一般的だけど、プロは金属製を使う。意外に軽く、そして雪への食い込みが良い。しかし、金属製は雪がくっつきやすいという諸刃の剣。素人にはお奨め出来ない。
ち:うちもポリカーボネートのスノダンユーザなんですけども、ポリカも雪くっつくのよねー。そこで「雪すべーる」なるスプレーを買ってみたのだ。
ゆ:ほう。
ち:しっかりと写真撮ってあるので近々記事にして公開予定! スノダンに雪がくっついて困ってるという悩める子羊の皆様、もう少々お待ちください。
ゆ:金属製のスノダンの場合は、ロウをどんっと乗っけて、下から火で炙って溶かして全体をコーティングすればいいってイサオが言ってた。
ち:イサオ(大家さんとこの人。仕事がきれい。カラオケがやけにうまい。特技:ひとりデュエット)がスノダンをバーナーで炙ってるの見たときはびっくりした。焼き肉できるんじゃないかと思った。
ゆ:その光景はオレ、見たことないな。ひとりデュエットにはさすがのオレも戦慄したが。
ち:金属製のスノダンで雪を切るおっさんってかっこいいよね。スノダンを持ち上げてスコップのように扱うあの姿には惚れる。
ゆ:あれは金属製の切れ味があってこそのワザよね。ポリカのスノダンでも出来ないことはないけど、雪にスキッと入らない。
ち:そういえばおかもっさんは今年は菅笠かぶらないの?
ゆ:2月になってからが本番。
ち:旬は2月だったか。
ゆ:ほしい人は今からでも間に合うぞ。今すぐホームセンターに走るんだ。でも、雪道には十分気を付けるんだぞ!