道を車で走っているとそぞろにビニルハウスの手入れをしたりしている風景が見られる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、昨年末にwater-cell(ウォーターセル)を訪問した時の様子も交えつつ、アグリノートの紹介もしつつ、とても中途半端なテイストで進行していきたいと思います。
実はアグリノート作ってるwater-cellのなかのひととお友達のicoroです。こんにちは。water-cellにいるロシア人が今どうしているのか気になっちゃった感じなので、ロシア人の生存確認がてら、water-cellのオフィスに遊びに行ってみることにしてみたのでした。
そんな、water-cellのオフィスがあるのは朱鷺メッセの中にあるNICO(にいがた産業創造機構)の創業準備オフィスです。朱鷺メッセ内ということもあり、ある程度は覚悟していたのですが、扉の向こうにあったのはその想像のはるか上空をゆく、とんだ勝ち組オフィスでした。
世間はそろそろ仕事納め、という時期だったので、お菓子食べて、バリスタいじりたいがためにコーヒー飲んで、お菓子食べて、NICOのエライ人であり、どうやらwater-cellの黒幕でもあるらしい星野雅博さんがなぜかふらりと現れて喋り倒し、デニスにハーベストをあげて次々と消えていくのを観察するという、実に年末らしい、かなりまったりとした見学会でした。
アグリノートって何よ?
icoroズ的にはデニスに会えたことでもうここに来た目的は達成されたのですが、せっかくwater-cellに来たら、これも取り上げないわけには行くまい。というわけで、アグリノートの話。
もちろん、鈴木亜久里の全てが分かるムック本ではありません(それはそれで来年のエイプリルフールあたりにリリースしてもらいたくもある)。
「アグリノート」の「アグリ」は、”agriculture”、つまり「農業」から来ています。
畑はただ農作物を植えれば良いというものではありません。
たとえば、家庭菜園レベルでも連作障害を防ぐために、いつ、何の野菜を畑のどこに植えたのかと言った情報を記録しておく必要があります。畑仕事をしているじいちゃんばあちゃんの日記にそういった農作業の記録が書かれているのを見たことがある、と言う人もいるのではないでしょうか。
農家であれば、コスト管理や食品のトレーサビリティとかいうものを意識して、使用した農薬や肥料の量や時期なども管理する必要が当然出て来るでしょう。
この農地の管理・記録にかかる労力をITのチカラで軽減し、さらに新たな価値を提供出来るようにしようというのが、water-cellの開発している「アグリノート」です。
大まかな使い方としては、作る作物を設定して、地図で自分の圃場(農地)を探して登録し、日々たんたんと作業記録をつけていくだけ。圃場毎の作業記録やなんの農薬をいつどれだけ使用したのか、といったまとめ作業はシステムで勝手にやってくれます。
作業項目や肥料・農薬名などは、一覧から選択するだけで記録出来るようになっているので、スマホが使える人ならば割と直感的に使えるシステムになってるんじゃないかと思います。
また、「アグリノート」はPCだけでなく、この頃流行りのスマートフォン、画面のおっきなタブレットにも対応しているので、作業したら現場ですぐに作業記録をつけることも出来ます。「あとで……」なんて思いながら忘れちゃうのは人の性ですので。
これ、農家はもちろんですが、趣味で畑やってる人でも使ってみたいっていう人は多そうな予感。
「でも、お高いんでしょう?」
いえいえ奥様、これだけの機能をもったアグリノート、利用料は3人分のアカウントが付いて年間19,800円……のところ、今なら、今年の11/30(金)まで無料で使用することが出来ます!
農業を生業としている人にとって、これで全ての記録をつけることが出来るのなら安いんじゃないでしょうか。管理してる圃場が多ければ多いほど、あずかる恩恵も大きいと思います。
一方で、個人レベルだとそんなにたくさん圃場もないし、厳密な農薬・肥料の管理も必要ないと思うので、ちょっと高いかなぁ、と言う感じ。
ただ、「家庭菜園レベルの人たちのために機能限定版を低価格、もしくは無料で提供するのもアリかもしれない」というような話も出ていたので、もしかしたら、今後そういうバージョンも出して来るかも? 家庭菜園istも今後のwater-cellの動きから目が離せません。
すげーざっくりと紹介しましたが、このほかにも生育記録がとれたり、トレーサビリティに対応したり、SNSがあったりと、農業をしていく上であると便利そうな機能があります。
しかも、アグリノートはまだまだ発展途上。アメダスのデータとリンクして自動的に天候の記録をとったり、めんどくさい書類作成の作業を自動化したり、これからも多くの機能が追加されていく予定です。
実際ところアグリノートがどれくらい使えるものなのか、農業始めて試したくなるぜ。
と言う感じ
すげー内輪ネタですけれども。と注釈を入れておきますけれども。
water-cellのシャチョサンしてる長井くん。FUCOで取締役をしてた頃からの顔見知りなのですが、サシで話をしたことがないので(そもそも藤原がよく喋るのでサシで話をするような環境でもなかった)、ぶっちゃけ、「静かでマジメっぽいなんとかクリエイタの新大生」くらいの印象ですた。
そんな長井くんがFUCOから出て自分で会社を興すと聞いた時はちょっと「大丈夫なんだろか?」と思ったりもしたのですが、その結果、なかざんやデニスみたいなこゆいメンバーもゲット出来て(デニスももともとはFUCOでバイトしてた)、なんかちょっと世の中の役に立ちそげなサービス作りあげてるのを見ると、FUCOを出て正解だったカモメ。
もひとつ、今回water-cellに遊びに行って分かったのは、長井くんが静かなのではなく、FUCOの藤原が喋り過ぎなだけなんだと言うことでした。あの後、みんなで飯食った後に寄ったスタバでの藤原無双は、まー、アレだったね! こういう人が年取ると星野さんみたいになるんだなって思ったね! icoroズとデニスはすでにおねむで早く帰って眠りたかったよパトラッシュ。
参考
- ウォーターセル株式会社|Water Cell Inc.
- アグリノート
- NICO(ニコ)財団法人にいがた産業創造機構 – 創業準備オフィス:入居者募集中
- はじめる! Corona SDK – 達人出版会
- 株式会社FUCO | 長岡のホームページ制作・WEBシステム・WEBデザイン・スマホアプリ開発のことなら新潟県長岡市のFUCO