
iMacのHDDをまるっと載せ替えたので、当たり前ですがOSのインストールが必要です。というわけでOSをインストールしようとしたのですが……
換装作業も終わり、とりあえずここでOSのインストールをすることにします。まだ新しいメモリを取り付けていませんが、そもそもメモリがちゃんと動作する保証はないので(1枚599円だし……)、それはちゃんとOSがインストール出来たあとにやることにします。
そんなわけで、スイッチON。

高らかに鳴るCメジャーを耳にしたら、レストアCDを飲み込ませます。
いきなりMacOSXを入れてもいいのですが、ちょっとMacOS9も見てみたいって言うか、クラシック環境もついでに搭載してみたいっていうか。

と、ここでハプニング。
iMacがCD読んでくれない……
CDを一旦飲み込むものの、すぐにべーっとはき出そうとします。しかもCDが内部で引っかかってしまうらしく、はき出そうにもうまくはき出せない状態。。久しぶりにクリップとテレカ(この時は名刺でしたが)の合せ技使ったわー。。
HDDだけでなく、CD-ROMドライブもダメになってるって可能性は正直考えてませんでした……HDDに気取られすぎてそっちまで考えが回らなかった……

「このiMacってUSBドライブからの起動には対応してなかったよなぁ」と思いながら、ダメ元で外付けのドライブで起動にトライ。まあ、案の定、起動出来なかったわけですが。

さらにダメ元で、CD-ROMドライブを取り出して分解清掃もしてみましたが、CD-ROMの出し入れがスムーズになっただけで、やっぱりダメでした。読み取り部分がダメになってるみたいです。
……っていうか、ちょっとまて。このiMacはCD-ROMドライブしか付いてないのに、昔の俺はどうやってこのiMacにDVDのTigerを入れたんだ……?
……ターゲットディスクモード!

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
MacBookをターゲットディスクモードで起動して(command + Tを押しながら起動するとMacが外付けドライブとして機能する)、FirewireでiMacと接続しています。あとはiMacを起動するだけです。
iMacは、USB接続のドライブからの起動には対応していませんが、Firewire接続のドライブからの起動には対応しています。
最初、optionキーを押しながら起動して、起動ディスクのリストからOSのディスクを選択したのですが、この方法だと(なぜか)うまくインストールすることが出来ませんでした。
そのため、あきらめ半分で起動するままに放っておいたら、普通にインストールプログラムが始まったという。。(実はこれに気が付くまでに1日かかっていたりする。)
ターゲットディスクモードで起動出来るMacがない場合は、Firewire接続に対応した外付けドライブでも起動出来ます。でも、探した限りでは、お手頃(それでも1万円弱)なのはロジテックの「LDR-MA24FU2/WM」しかありませんでした。
Logitec DVDドライブ 24倍速 スーパーマルチ USB2.0 FireWire800 LDR-MA24FU2/WM
- メーカー:ロジテック
- カテゴリ:Personal Computers
- 発売日:2010/10/21
Firewire接続対応のドライブケースとDVDドライブを別で購入して組み合わせればもうちょっと安く出来るかも? 最近のMacはFirewireがないみたいなので、この型のiMacを長く使うつもりならFirewire接続の光学ドライブを用意しておくことをオススメします。

インストールきてるー。
メモリの増設
OSのインストールも完了したので、ついでにメモリも増設してみます。

下が元から付いていたメモリ。わずか64MBです。上が今回購入したメモリ。
外してみたら、元から付いていたメモリもMicron社製でした(ちょっとロゴデザインが違うけど)。これはもしかしてひょっとするかもしれない。

メモリの増設は今さら説明するまでもありませんね。カバーを外してメモリを差し込むだけです。HDDやらCD-ROMドライブの分解清掃までした今となっては、メモリ増設など他愛のない作業です。

さあ、果たしてメモリはちゃんと認識されるのか。まさにPlug&Pray。

起動キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

1GBキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
これでイラレ10も余裕の起動だ!
そんな感じ

2回くらいでさらさらっとまとめるつもりが、なんだかんだまとめて結局4部作になってしまいました。。すでにCRTのiMacもクラシックに仲間入りしているようなので、この情報を必要としている人は少ないかも。それでもこれが誰かの役に立ったら嬉しいです。まあ、あと、こんな時代もあったねと楽しんでもらえるだけでも嬉しいッス。
OSのインストールについては、さらっとまとめましたが、実は2日くらいかかっています。内蔵のCD-ROMドライブをDVDドライブに換装することもちらっと考えつつ、そこはなんとか思いとどまってのターゲットディスクモード!
あ、結局、クラシック環境のインストールはしてません。。
Wi-Fiアダプタ「GW-USNano2」はドライバソフトとユーティリティソフトをインストールすれば使えるようになります。ただ、パッケージには「高速150Mbps」とか書いてありますが、iMacのUSBはVer.1.xなので、どんなにがんばっても最大転送速度は12Mbpsを超えることはありません。まあこれは仕様上仕方ないですね。
ちょっと不満な点を上げるとすると、クライアントソフトのウィンドウが起動するたびに表示されること。メニューバーとかバックグランドだけで動いてくれるといいんですけど。まあ、値段とか考えると仕方ないかも。AirMacカードを手に入れるのが一番良さそうです。
あと、iMacのレストアとは全然関係ない話しになりますが。
今回iMacにMacOSXをインストールしてみて、初代iMacが登場した1998年の時点で、iMac上で動くMacOSX(あるいはMacOSXが動くiMac)のイメージが完成していたんじゃないかと思ったりしました。iMac上でMacOSXが動いている姿はそれくらい完成されていると思います(ただ、スペック的にはちょっと厳しいかも)。
さらに言えば、この「振り返って見てみると最初から全部決まってたような気がする」感はMac、iTunes、iPod、iPhoneなどの連携にも感じます。
当時、ジョブズが「デジタルハブ」とか言う、遠大で漠然とした戦略をあの調子で語るのをこのiMacの画面越しに漠然と見ていたのですが、今になって(当時は分からなかった)その戦略とそれを実現してきたパワーを感じたりしています。
それでは、皆様、ご清聴ありがとうございました。
Performa6310もまだ持ってるけど、レストアする気にはならないなー。。