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おうちで作ろう!自家製メープルシロップの作り方

煮詰め作業

メープルシロップ

 樹液をただひたすら煮詰めて行くだけの簡単なお仕事。

メープルシロップ

 適当な大きさの鍋がなかったので、少しずつ追加しながら水分を煮飛ばしました。
 大きな鍋がある場合は、大きな鍋でざっくり水分を飛ばしたあとに小さな鍋に移して仕上の煮詰め作業をするといいと思います。

メープルシロップ

 煮詰めていくとだんだん色が濃くなっていきます。浮いてくるアクは適宜取り除きます。

メープルシロップ
メープルシロップ
メープルシロップ

 メープルシロップっぽくなってきた!

メープルシロップ

 さらに煮詰めていくとこんなふうに泡がぶわーっと吹き上がってくるようになります。こうなったら煮詰める作業は終了です。

メープルシロップ

なんか乳白色に濁っていますが、これは「シュガーサンド」と呼ばれる物質(リンゴ酸カルシウム)が沈殿しているためです。
 シュガーサンドはメープルシロップの糖度が66%に達すると沈殿しはじめます。カナダのメープルシロップの基準では糖度が66%以上必要なので、シュガーサンドが沈殿していれば煮詰め作業は終了しておkということになります。

メープルシロップ
 容器の下に沈んでいるのがシュガーサンド。

 「シュガーサンド」は別に毒ではありませんが、このままだと口にしたときにじゃりじゃりするので、これを濾過します。

メープルシロップ

 ウエス(Tシャツ生地)を2、3重にして濾過します。

メープルシロップ

 絞るべし! 絞るべし!!

 メープルシロップは粘度が高いため濾紙では濾過できません。シュガーサンドの粒子も細かいので、ウエス1枚だと織り目の隙間を通過してしまうし、なんかこう、洗濯機とかで簡単に遠心分離できないのだろうか……

完成

メープルシロップ

 こうして完成したメープルシロップがこちらです。約7Lの樹液から約150mlのメープルシロップができました(白目)
 完成したメープルシロップの量は原材料の50分の1。メープルシロップって買うと結構いいお値段しますが、自分で作ってみると「これは高くなるのも仕方ないな」って思えます。

 気になる味ですが、ゆるい水飴といった感じでした。甘い! でもメープルシロップ特有のあの風味はほとんどない!(量が少なすぎてよくわからんというのもあるかもしれない。)
 サトウカエデ以外のカエデだとメープルシロップの風味が薄いという話もあるので、まあそんなもんなのかもしれません。

 ご自宅にカエデの木がある方で味が気になっちゃった方は是非自作してみてください。

参考

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