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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。現在はカプセルトイを中心に設置してます。

ペットボトルでハチを捕獲・駆除!自作集蜂器の作り方

集蜂器

 自宅近くを飛ぶスズメバチがけっこういたので、巣を作られる前に集蜂器(ハチの捕獲器・ハチ捕り器)を自作して駆除してみました。2年目の今年は簡単に作れるタイプと繰り返し使えるタイプの2つを作成。中に入れる誘引剤(集蜂液)の作り方もまとめてあります。

集蜂器とは

 容器内に誘引剤を入れ、ハチをおびき寄せて捕獲するアイテムです。容器は一度入ったら出られない構造にすることでハチを効果的に捕獲、誘引剤内で溺死させます。

 市販の集蜂器はこんな感じ。ご近所さんはこれを使っていました。ですがうちは自作でいきます!

集蜂器の作り方:簡単に作れるタイプ

集蜂器

 穴をあけるだけの簡単なタイプです。駆除後はペットボトルの本体を切ってハチを取り出すので、繰り返しの使用は不可。使い捨てタイプです。

用意するもの

集蜂器
  • 1.5〜2Lのペトボトル:1本(フタも必要)
  • カッター、吊り下げるための紐など

作り方

集蜂器

 ペットボトルの上部に1.2〜2cm程度の穴をあけます。左右と上部の3ヶ所に切り込みを入れ、下部は切り離さず内側に折り込んで返しにします。

 同じようにして穴を3ヶ所あけます。これで完成! とっても簡単。

集蜂器の作り方:繰り返し使えるタイプ

集蜂器

 少し複雑ですが繰り返し使うことができるタイプです。誘引剤の注ぎ足しも楽に行えます。

用意するもの

集蜂器
  • 1.5〜2Lのペトボトル:1本
  • 針金ハンガー:1つ
  • PPシート、プラ板などの薄くて曲がる板状のもの:1枚(屋根部分に使用)
  • ハサミ、カッター、ペンチなど
  • 穴をあける道具(あれば。穴開けパンチや千枚通しなど)

作り方

集蜂器

 ペットボトルの上部を切り離します。

集蜂器

 逆さにし、ピッタリになるように微調整します。

集蜂器

 針金ハンガーは下部の真っ直ぐな部分を切り取ります。

集蜂器

 針金ハンガーを引っかけるための穴をあけます。

集蜂器

 プラ板にも穴をあけ、ペットボトル部分(本体)、屋根部分を針金ハンガーを使って固定します。これで完成!

 今回は針金ハンガーを使いましたが、本体と屋根を固定できれば針金や紐等でもOKです。

誘引剤(集蜂液)の作り方

集蜂器

材料:集蜂器1つ分

  • 日本酒(ワインや焼酎でも可):180ml
  • 酢:60ml
  • 砂糖:75g

作り方

集蜂器

 材料をよくかき混ぜて溶かすだけ。アルコールが飛んでしまうので加熱はNGです。

 液は最初は酸っぱいにおいが強いですが、時間が経つと傷んだブドウに似た甘い香りがしてきます。いかにも虫が好きそうな香りです。

設置方法、実際に設置してみて気付いたことなど

設置場所

集蜂器

 集蜂器内に誘引剤を入れ、木の枝や軒下などに設置します。今回は紐を使って木にくくりつけました。

 設置場所は地面から1.5〜3m程度の高さの場所が良いとのこと。「人が通らない場所」「子供の手が届かない場所」等にも気を付けて選んでください。「ハチ捕り器設置中!」などの看板も活用しましょう。
 また長時間直射日光に当てると誘引剤の効果がすぐなくなってしまうので、日陰のほうが良いそうです。

設置時期について:春〜初夏がおすすめ

 女王バチが巣を作る場所を探すために活動する4月〜6月頃が設置・駆除に向いています。女王バチ1匹を捕獲すれば巣1つを駆除したと同義! 7月以降〜秋にかけては働きバチが活発に動くので、かえってハチを集めてしまう場合あり。というわけで女王バチを駆除できる春〜初夏が設置おすすめ時期です!

 ただし、ハチが活動する時期は地域によって異なりますので参考まで。仕掛けて様子をみてください。自分が住む新潟だと5月頃の暖かい時期にならないとハチがかからない印象です。

設置直後よりもしばらくしてからのほうがかかる

 設置してすぐよりも、1〜2週間ほど経ち、誘引剤から出るにおいが強くなった頃のほうがよく捕れます。最初はハエしかかからなかったりしますが、焦らずじっくり待ってみてください。

他の虫はかからない?

 スズメバチの他にもハエやガなどいろいろな虫がかかります。ただし酢を入れることによってミツバチは寄ってこなくなるそうです。酢のおかげなのかスズメバチ以外のハチはかかったことがありません。
 撤収時は誘引剤内にたくさんの虫が入っていることが……ここでは写真は控えます。撤収作業、がんばってください。

使用するペットボトルについて

集蜂器

 集蜂器の作り方を調べると「凹凸のない炭酸飲料のペットボトルの方ハチが逃げ出さなくて良い」と書いてあることがありますが、両方試したみた結果、明確な違いはありませんでした。お手元にあるペットボトルでどうぞ!

成果 ※ハチの画像があります

 集蜂器で捕獲したスズメバチがこちら!

集蜂器

 比較用に100円玉を置いています。一番右のスズメバチでかい……女王バチ? こんな感じで駆除できました! 2年連続で設置しましたが、1年目は10匹以上(集蜂器内がいっぱいになるくらい捕獲成功)、2年目は2匹という結果でした。前の年の駆除の成果が出ている!?それとも今年は少なかったのか??

そんな感じ

集蜂器

 春先に女王バチを駆除できれば、その年は自宅敷地内や近所に巣を作られるのを防ぐことができます。捕獲2年目の今年はスズメバチを見かける回数が減ったような。これで安心して家の前でバーベキューやら焚き火ができます!

巣があった時は無理せず専門の駆除業者へ!

 家の周りでスズメバチをよくみかける場合、近くに巣がある可能性も。スズメバチの巣の駆除は大変危険なので無理せず専門業者に頼むのが安心です。集蜂器の設置時や撤収時もハチに刺されないよう気を付けてくださーい!

参考

巣まで全滅 ハチ・アブ用 キンチョール ジェット 蜂駆除 スプレー 蜂の巣予防 15m噴射 510mL

  • メーカー:大日本除虫菊
  • カテゴリ:ヘルスケア&ケア用品
  • 発売日:2024/02/29

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