
市販のダンボール製スモーカー(燻製器)を使ってみて、「これ、自作できるんじゃね?」とゴーストがささやいたので作ってみました。
もっと容量が欲しかった

市販のダンボール製スモーカーはだいたい網1枚が限界。ひとりふたりならそれでも問題ありませんが、家族や人を呼んで遊びたいとなるともうちょっと容量が欲しいところです。そんなわけで、一度に3段スモークできるスモーカーを自作してみました。
材料と道具

材料と道具は以下の通り。ダンボール以外は百均で揃えました。材料と道具をゼロからそろえても2,000円でお釣りがくるレベル。
- ダンボール箱 (514mm x 344mm x 300mm)
- 焼き網 (270mm x 270mm) x3枚
- 竹ひご(φ3mm) x6本
- タコ糸 少々
- 目玉クリップ 1、2個
- ガムテープ
- 瞬間接着剤
- ハサミ(道具)
- 千枚通し(道具)
ダンボールはちょっと大きいサイズが欲しかったので、ホームセンターで調達。250円くらいしました(買うと意外と高いんですね……)。サイズとか気にしないのであれば、スーパーとかでもらってくればタダです。
予算に余裕があったら燻製用の温度計をつけるとすごくそれっぽくなります。Amazonだと500円くらいで手に入ります。
作り方

まずはダンボールの側面に竹ひごを差すための穴を開けます。今回は1段が10cmになるようにしました。
差し込んだ竹ひごが水平ではなかったり、前後で竹ひごの高さが違ってたりすると網に載せた食材が転がったりする原因になります。厳密ではないにしても、ある程度正確に穴を開けるように心がけましょう。

竹ひごを差し込んだところ。思ったより長さギリギリだった。
強度を考えると、ほんとは竹ひごではなくφ3mmくらいの金属棒が好ましいのですが、適当な金属棒が見つからなかったので竹ひごで甘んじました。食材を載せると多少たわむものの、実用上問題はありません。

使ってるときに竹ひごが脱落しないように、竹ひごの両端でタコ糸を巻き結びし、ほどけたり竹ひごから抜けたりしないように瞬間接着剤で固めます。

フタを止めるため、脇に穴を開けておきます。

外フラップ(長いフタ)を閉じてから、内フラップ(短いフタ)を目玉クリップで固定することでフタを閉じる作戦だ。

そんなこんなで完成!
使ってみた
ちゃんと燻製が作れるか、実際に使って検証だ!

網が3段載せられる大容量設計! 捗る!

アルミ鍋に火のついたスモークウッドを入れて、スモークスタート!
スモークウッドの入ったアルミ鍋を直置きするとダンボール箱が大炎上する可能性があるので、コンクリのブロックや天ぷら用の網などの上に置くようにしましょう。

ふたを閉じてスモークウッドが燃え尽きるまで待ちます。だいたい1、2時間くらい。
クリップでがっちりフタを止められるように作ったのですが、そこまでがっちりクリップで止めなくても大丈夫でした。内フラップにおもりとして目玉クリップを2つくらいつけておけばフタが開くことはありませんでした。

内部の温度は最高で50℃でした。平均すると40℃くらいでしょうか。冷燻以上、温燻未満。ちゃんと温燻したい場合はスモークウッドを2つ投入するなどする必要がありそうです。
まあ、我々は食材にスモークの香りがつけばいい「雰囲気燻製」しかしないので、これでもとくに問題ありません。
おいしくできました!

安くできるというよりは、自由に設計できるのが自作の良いところ。実際、ただスモークがやってみたいというだけなら、市販のダンボール製スモーカーを買ったほうが安く済むと思います。一方、市販品を使ってみて「ここがこうなら……」とか思いはじめちゃった人は自作すると幸せになれるかもしれないぞ!
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