ついに親知らずを抜歯したよ!
ここ数年ずっと懸案事項だった親知らず。
私の親知らずは、
- 左上: 普通に生えている
- 左下: 横になっている(歯茎に埋まっている)
- 右上: 横になっている(ちょっと顔出している)
- 右下: 横になっている(顔を出している)
気になりつつも抜歯とかこわすぎるのでずっと見て見ない振りをしていましたが、かといって、このまま放置していても親知らずが消えるわけはないので、登山シーズンを迎える前に(という大義名分を掲げて)ナントカしようと覚悟を決め、歯医者に逝くことにしました。
親知らずはだいたい遺伝
というわけで、覚悟を決めて近所の歯医者さんに行ったわけですが、横になってる親知らずは総合病院とかにある口腔外科でないと難しいということでした。oh…
一方、左上の普通に生えてる親知らずは抜けるということで、手始めにそれを抜いてもらうことになりました。
どうでもいいですが、レントゲン撮ったら「久しぶりにこんなに大きい歯を見た」って先生に言われたよね。よほど珍しかったらしく、歯科衛生士さんに「ちょっと見てみて」って声かけるとか。呼ばれてきた衛生士さんも「あぁ……」って声をもらしたよねしにたい。
歯の数は遺伝でほぼ決まっているのに対して、アゴの発達は後天的な要因が大きのだとか。で、現代人は食生活などの影響でアゴが細くなってるのに、出て来る歯の数は変わらないため、親知らずが横になる人が多いそうです。
そんな感じで、ただでさえ親知らずが横になりやすい現代人ですが、自分の場合は、それにくわえて歯が大きいという要素も加味され、「お子さんもこうなる可能性高いですよ」って言われました。ボクは泣いた。
でも、しっかりした歯なのでよほど歯周病が酷くなったりしない限り抜けたりしないと思う、というお墨付きをもらったよやったねしにたい!
抜歯前の準備
初めての抜歯だったので、抜歯経験者の関根のアドバイスに従い、あらかじめ以下の物を用意しました。
- ゼリー飲料(ウイダーとか)
- 痛み止め(バファリンとか)
抜歯直後の食事はあんまり口を開けずに食べられるゼリー飲料やカップラーメンなどの麺類がオススメ。麺類は歯医者さんも推奨。
痛み止めは歯医者でも処方されるようですが、処方された痛み止めだけでは足りない場合も考慮して自分で用意しておくと良いとのことでした。
あとは前日に風呂に入っておきましょう。でも、抜歯後もシャワー程度はOKのようです。
抜歯の流れ
自分が体験した抜歯の流れをまとめてみたいと思います。この辺りは歯医者によって違いがあると思うので、参考程度にどうぞ。
麻酔
まずは麻酔。「抜歯で何が痛かったって麻酔の注射が一番痛かった」と言う話を耳にしますが、ご近所の歯医者さんはそのあたり最新の機材を使ってるみたいで、ほぼ無痛でした。
最初に「シリジェット」という針のない注射器で麻酔をします。「シリジェット」は、一瞬、歯茎の一点がすごい水圧で圧迫されるような感じがしますが、感覚があるのはそれくらいです。それよりはむしろ、麻酔を打ち込むときの「ガチンッ」という撃鉄を倒したような音に気をとられます。
続いて、電動注射器で麻酔を追加。電動注射器は麻酔の注入をコンピュータ制御で行うというもので、針を刺す瞬間以外は痛みを感じることはありません。
今回はシリジェットであらかじめ麻酔されていたので、針を刺す痛みすらありませんでした。麻酔を注射してる間、ぐわ〜んぐわ〜んという「あーなんかすっごい液体流し込まれてる……」って感覚はありました。でも痛くはないです。
つまりどういうことかというと、シリジェット + 電動注射器のコンボならほぼ無痛で麻酔が完了するぞ! 医療技術の発展万歳!
抜歯
麻酔が効いているのを確認したら、いよいよ抜歯がはじまります。
ペンチみたいなのでぐりぐり抜くのかと思ったら、最初はヘーベル(エレベータ)というマイナスドライバーのような道具で親知らずを浮かせる(脱臼させる)みたいです。施術中、「歯にキリで穴を開けてるのかな……?」と思うような「ミリミリ……ミリミリ……」という音がしていたのですが、たぶん、歯を脱臼させてるときの音だと思います。
親知らずが動いてきたら、抜歯鉗子(でっかいペンチみたいな道具)で親知らずを抜き去ります。
抜歯自体は10分程度で終わりました。「なんかすっごい引っ張られてるですけどっ!」みたいなのは全然なく、もちろん痛みもなく、思ってたよりもかなりあっさりと終わりました。
抜歯後の処置
抜歯した後の穴を洗浄したり、止血剤を詰めたりして、抜歯は終了です。
麻酔開始から後処理終了までにかかった時間は30分程度でした。歯の大きさの割にはすんなり抜けたみたいです。人によっては1時間くらいかかることもあるとか。
抜歯直後は血の風味がお口いっぱいに広がると聞いていたのですが、ご近所の歯医者さんでは抜歯後にレーザーで焼いて止血をしているみたいで、血の味はほとんど感じませんでした。そのかわり、焼肉のような香ばしさがお口にふわっと広がります。
抜歯にかかった費用
費用は全部で2,330円でした。そのうち、1,080円はレーザーの保険外負担額です。
保険外負担にはなりますが、回復の早さやその後の快適さを考えると、レーザーはマジでオススメ。
抜歯後の生活
麻酔が切れると痛いという話を聞いていたので内心ビビっていましたが、実際には抜歯して半日経ってもほとんど痛みはありませんでした。結局、バファリンは今も未開封のままです。
薬と一緒に入っていた「抜歯後の注意」という紙には
- 飲酒禁止
- うがいは控える
- 歯磨き粉は使わない
- 熱い風呂に入らない
抜歯から24時間以内の食事は念のためカップラーメンなどの麺類でやりすごしましたが、それ以降は普通にご飯食べられました。事前に用意したウイダーはおやつで消費するありさまです。
案ずるより抜くが易し!
抜歯から早3週間。比較的ラクと言われる上顎の親知らずだったからか、痛みにもだえることもなく、枕を血で濡らすこともなく、現在に至っております。正直、これなら口内炎の方が全然つらいぞ!
でも、残りの親知らずは横倒しになってるので、事情がまた違うんだなぁこれが……
横倒し親知らずが逝ったら、その時また書きたいと思います。現在は発見された虫歯の治療などを行っております。
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