
生クリームを振るとバターができるらしい! というのは前からそれとなく知っていたのですが、この度ちゃんと調べて作ってみました! ペットボトルに生クリームを入れて必死に振るだけ! これだけで美味しい手作りバターができましたよー! (でもなんか筋肉痛になるらしいよー!)
生クリームからバターを作る方法
生クリームの選び方

生クリームからバターを作る上で重要なのは生クリームの選び方。生クリームには植物性と動物性の2種類がある他に乳脂肪分にも違いがあり。バターを作ることができるのは以下の全てに当てはまる生クリームのみです。
- 動物性のもの
- 乳化剤、安定剤が入っていないもの(原材料名で確認)
- 乳脂肪分が高い物(35%以上)
乳化剤が入った物でもできないこともないらしいですが、かなり時間がかかるとのこと。ですので入ってないものを探して下さい。乳脂肪分は40%以上のものが望ましいそうですが、今回は35%のもので挑戦。ちゃんとできたので「35%以上」としました。もしもより乳脂肪分が高いものがあればそっちの方がおすすめです。
ちなみに乳製品でおなじみ「タカナシ乳業」からは「純生クリーム42」(乳脂肪分42%)、「純生クリーム47」(同47%)なんてのが販売されています。小さいスーパーには置いてないことが多いで、大きめのスーパーへGo!
用意するもの

- よく冷やした生クリーム(乳脂肪分が35%以上のもの):1パック(200ml)
- 500mlのペットボトル、もしくは密閉のできる口の広い空き瓶
- 塩:1g程度
- 皿、スプーン、菜箸など
- ペットボトルを使う場合はカッターかハサミを用意
生クリームは冷たい方がよく固まります。使う直前まで冷蔵庫でしっかりと冷やしておいて下さい。今回はペットボトルを使って作ります。
1. 容器に生クリーム200mlを注ぐ。

2. 振る。とにかく振る。



3. ぱちゃん! と音がする所まで振る。

4. 出てきたホエー(バターミルク)を別の容器にあける


5. カッターでペットボトルを切る。

6. 塩を入れて混ぜれば完成!


こんな感じで生クリームからバターが完成! 出来たバターはその日のうちにお食べ下さいとのことですよ! byタカナシ。
ものすごく簡単な作り方
じつはもっと簡単にバターを作る方法があるのです。

- よく冷やした生クリームを用意
- パックを開けず、そのまま振る
- ぱちゃんぱちゃん! と音がするまで振る
- もうちょっと振る
- パックを開け、ホエーを出す
- 塩をまぜて完成!
パックそのものでできちゃうという! 食器要らず、洗い物も出なくて超簡単!
じゃあなぜペットボトルで作ったかって? それは生クリームからバターになっていく様を見たかったからさ!
いざ、実食!

ほんのり生クリームのような風味、でもちゃんとバターの風味もある口溶けの良いあっさりとしたバターができました! 塩加減もちょうどいい。これおいしいですな! 家族にも好評!

実は牛乳からバターを作りたかったのですが、低温殺菌牛乳というだけではできないことが買ってから発覚。牛乳からバターを作る場合はノンホモ牛乳(ホモジナイズ処理がされていないもの・乳脂肪が細かく砕かれていない牛乳)を用意する必要があります。次こそは牛乳で挑戦予定。今回使えなかった低温殺菌牛乳は手作りバターとともにスタッフが美味しく頂きました。
そんな感じ

長時間振らなきゃいけないイメージがありましたが、振る時間は5分ほどと短時間でできました。それでもけっこう大変。でも生クリームがだんだんとバターになっていく姿をみるのは楽しいです。しかも美味しいという。牧場とかで流行るわけですなー。
ネットで購入が便利
乳脂肪分の高い生クリームを探すのに苦労したのですが、今確認したらAmazonにけっこうありました。その手があったかー。
こちら乳脂肪分47%。完璧です。
スーパーでは見つからなかったノンホモ牛乳もいっぱい。ネットで購入、おすすめです!
スーパーでおつとめ品を探せ!
さてさて、生クリームは1パック300〜400円ほどするので、ぶっちゃけ普通にバターを買った方が安いです。でも作る楽しさをあわせるとお釣りがきちゃいます。
スーパーの良いところは賞味期限間近になると割引がある点。無添加の生クリームはあまり日持ちしないため、割引シールが貼られているものに出会える可能性が高いです。見つけたら即買い! カゴに投げ入れおうちで振りまくればいいと思うよ!

追記
2013/08/07
パックのまま振って作る方法を試してみました! そちらの作り方も是非どうぞ! でもちょっと大変だったぁー!