地下にホームがある駅といえば、日本一のモグラ駅である土合駅を思いつく人は多いかと思いますが、なんと新潟県内にも地下にホームがある駅があるのです。その名も筒石駅(つついしえき)。
地下にホームがある筒石駅。糸魚川ブラック焼きそばを食べに言った帰りに、「そういえば……」と思い出し、寄ってみることにしました。
「こんな山ん中にホントに駅なんてあるのか……?」と不安を感じつつ進んでいくと目の前に看板が出現。「この先100メートル」なんて何事もないかのように書いてありますが、この矢印が指す方向にあるのは対向車が来たらすれ違えないような細い道でした。ホントに駅なんてあるのか……?
なんか建物出てきたー! 助かったぞー!
なんとなく南蛇井駅のような古い駅舎を想像していたのですが、実際にはプレハブな建物でした。
土合駅は無人駅ですが、この筒石駅にはちゃんと駅員さんが常駐しています。そして、JR西日本。常備券(ナマ券)の赤い「青春18きっぷ」を手に入れられる駅でもあります。
待合室。でも、ホームはここからはるか地下にあるので、ここでのんびり電車を待っていたりすると乗り遅れ確定です。あったかいけど。
地下ホームを見学するには入場券が必要です。料金は大人140円、子供70円。長岡駅だったら「入場券いるのかよケチクセーな」と思ってしまうところですが、ここなら喜んで払います。
しかも今なら「入坑・入場証明書」がもらえる……だと……? まだあるのか? 駅員さん、入場券大人2枚頼む!
「入稿・入場証明書」ゲット! それどころか在庫に余裕があるらしく、おまけで1枚もらってしまいました。。。観光目的でこの駅を訪れる人が多いためか、駅員さんの対応も手慣れたものでした。
証明書にはシリアルナンバーが振ってあります。手に入れた証明書のシリアルナンバーはNo.10698、No.10699、No.10700でした。キリ番ゲッター。
って、ん? 5,000枚限定なのにシリアルナンバー1万台ってどゆこと?
と思って調べたら、過去にも証明書が配られていた模様。今回もらったのは増刷したもののようです。
2007年4月からは入場券購入者に対し、絵はがき状の「入坑・入場証明書」を希望者に配布している。2009年4月頃は品切れで中止していたが、その後増刷して配布を再開している。筒石駅 – Wikipedia
ということは2007年4月からの通し番号になってるのでしょうか。仮にそうだとすると月に約238人、日に7人程度がこの駅に訪れて証明書をゲットしている計算になります。意外と多いかも。
証明書も入場券も手に入れ、さあ、地底への旅に出発だ! 続く!