新型インフルエンザが流行している昨今、いかがお過ごしでしょうか。
今回はウイルスつながりで、Macで使えるアンチウイルスソフトをまとめてみました。以前にもまとめたことがあるのですが、なぜか今年に入ってからソフトの種類も増えたので、その辺り、追加しました。
検出率についてはよく分からないのでスルーの方向で。ソフトによって検出できるウイルスが異なっていると言う話を良く聞くので、どれか1つではなく、入れられるだけ入れておくのが良いのかもしれません。でも、複数のアンチウイルスソフトを入れておくとコンフリクトするんじゃないか?という心配もありますし、まあ、結局何が良いんだか、って感じで、結局、1つしか入れてなかったりします。
と言うわけで、種類が増えたアンチウイルスソフトのリストをぺろぺろんと。
ClamXav
マックで無料のアンチウイルスソフトと言えば、コレ。日本語に対応しています。無料のクセにかなり優秀らしいです。
現行Ver.は1.1.1ですが、今年の8月にVer.2.0のβ版が出ました。Ver.2.0はJavaではなく、Objective-Cで書かれているようです。そんなわけで、ちょっと動作が速いかも?(未確認)
Java is no more. ClamXav is now written entirely in Objective-C
また、Ver.2ではMacOSX 10.6 Snow Leopardに対応しています(Ver.1は未対応)。
iAntiVirus
無料で使えるMacのアンチウイルスソフトその2。Snow Leopardに対応。日本語未対応。(やはり)今年の8月にVer.1.36がリリースされました。有償版と無償版がありますが、個人利用の場合は無償版でOK。
デザイン的にはClamXavよりも今っぽくてマックっぽいです。
Norton AntiVirus for Macintosh
http://www.symantec.com/ja/jp/norton/macintosh/antivirus
こちらは特に変わらず、Ver.11.0のままのノートン先生。Snow Leopardに対応。もちろん日本語にも対応。実勢価格は4,700円くらいです。
かつて、PCのメンテナンス系ソフトは「ノートン先生一択!」くらいの勢いでしたが、今となっては他に安くて優秀なソフトが出てきているので、あまりこだわる必要もないのかもしれません。
VirusBarrier X5
http://www.intego.com/jp/VirusBarrier/
アグレッシブ・ユーザーインタフェイス・デザインなVirusBarrier。ソフトの紹介ページにある「必要システム環境」にはSnow Leopardの文字がありませんが、アップデータで対応しているようです。
現在IntegoのX5シリーズの製品をお使いのユーザが、Mac OS XをMac OS X 10.6 Snow Leopardにアップグレードする場合は、事前にNetUpdateを実行し、お使いのすべてのIntegoのプログラムを最新版にアップデートしてから、Mac OS Xをアップグレードしてください。
日本語に対応。実勢価格は7,000円くらい。
ウイルスバスター2010
Windowsでは国内シェアNo.1らしい「ウイルスバスター」。企業でまとめて導入しているところも多いようなので、会社のWindows機はこれが入っている(というかこれ以外入れちゃダメ)という人も多いのではないでしょうか。
そんなウイルスバスターですが、「ウイルスバスター2010」からMacでも使えるようになりました。特にMac版やWindows版といった区分けはなく、「ウイルスバスター2010」を購入すれば、WindowsでもMacでもどちらでも使えるようになっているようです。
ソフト1本で最大3台までインストール出来るので、複数台PCを持っている人には良いかもしれません。VMwareFusionでWindowsを動かしているというような場合も、ウイルスバスター1本あれば両方まかなえるので良さそうですね。
Kaspersky Anti-Virus for Mac
カスペルスキー製品情報 | ウイルス対策ソフト/セキュリティ対策ソフト | カスペルスキー 情報サイト | JUST Kasperskyポータル
Windowsではウイルスバスターと同じくらい有名なアンチウイルスソフト、「Kaspersky」も今年になってMac版を出してきました。
設定出来る項目が多く、上級者向きとか。また、ウイルスバスター(Trend Micro)よりもウイルスの検出精度は高いようです。
順位 プログラム 検出数 検出率
#1 G Data 730,578 99.68%
#2 McAfee 730,370 99.65%
#3 Symantec 727,483 99.26%
#4 Kaspersky 726,190 99.08%
#5 K7 Computing 724,229 98.81%
#6 Microsoft 722,630 98.60%
#7 Eset Nod32 715,178 97.58%
#8 AVG 706,467 96.39%
#9 Trend Micro 705,349 96.24%
#10 Rising 650,377 88.74%【AV-Testによる検出率比較テスト】11月期分発表 G Dataが25ヶ月トップ堅持 – ウィルス対策ニュース・ドットネット
その辺も上級者向き(というか玄人好みというか)と言われる要因でしょうか。
パッケージの価格自体はウイルスバスターとあまり変わりませんが、こちらは1本で1台のPCにしかインストール出来ません。
まとめ
というわけで、Macのアンチウイルスソフトもなにやらにぎやかになって参りました。無償から有償までありますが、まあ、どれも一長一短があるという感じです。
個人的な意見としては、とりあえずウイルス対策的なことが出来ていればいいや、という人は「ClamXav」や「iAntiVirus」を。Windowsも一緒に使っている(むしろWindows機がメイン)という場合は「ウイルスバスター」。上級者向け、玄人向けと言う言葉に燃えるという人は「Kaspersky」。と言う感じでしょうか。
Kaspersky、ちょっと気になります。VirusBarrierはAmazonでの評判が良いですが、ウェブサイトがイマイチ更新されていないような気がするのがちょっと気になります。