「春」と言うにはまだ早い気がしますが、「2011冬」とするのはちょっと違う気がする今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
早いもので、前回アンチウイルスソフトをまとめた2009冬から1年以上経過しました。この間にMacのアンチウイルスソフトも新しいものが登場したり、新しいバージョンが出たりしたので、その辺りを追加してみました。
例によって、検出率についてはよく分からないので、基本、スルーの方向でお願いします。一番大事なのは検出率だとは思うのですが。。
また、今回は無償のものと有償のものを分けてリストしてみました。でははりきってどぞ。
無償編
ClamXav
マックのアンチウイルスソフトと言えば、まずはコレ。MacOSX10.6 Snow Leopardに対応。日本語に対応。無料のクセにかなり優秀らしいです。最新Ver.は2.1。以前調べたときはVer.2.0βだったのですが、いつの間にかβが外れていました。
「ClamXav Sentry」を起動しておけば、特定のフォルダの監視が可能です。
iAntiVirus
無料で使えるMacのアンチウイルスソフトその2。MacOSX10.6 Snow Leopardに対応。日本語未対応。最新Ver.は1.36。2009年8月から更新されていないようです。有償版と無償版がありますが、個人利用の場合は無償版でOK。
デザイン的にはClamXavよりも今っぽくてマックっぽいです。Macのウイルスしか検知してくれないらしいので、Windowsを使ってる人とのファイルのやりとりがある人はちょっと不安が残るかも?
Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition
http://www.sophos.com/products/free-tools/free-mac-anti-virus/
昨年11月に突如現れた(というかフリーになった)フリーのアンチウイルスソフト(ただし個人利用に限る)。Snow Leopardに対応。サイトは英語ですが、ソフト自体は日本語に対応しています。
VirusBarrier Express
http://itunes.apple.com/jp/app/virusbarrier-express/id411642093?mt=12
Mac App Storeでのみダウンロード可能。当然SnowLeopardに対応。対応言語は英語と仏語のみで日本語には未対応。
VirusBarrier X6の機能限定版のようです。具体的にはBootcampボリュームのスキャンや自動スキャンなどの機能が省かれています。
有償編
Norton AntiVirus for Macintosh
http://jp.norton.com/macintosh/antivirus/
パッケージは変わりましたが、中身はVer.11.0のままみたいです。Snow Leopard対応。もちろん日本語にも対応。価格はノートンのオンラインストアで4,980円です。
AmazonではWindows版が同梱されたデュアルプロテクションしか見つけられませんでした。
VirusBarrier X6
http://www.intego.com/jp/VirusBarrier/
アグレッシブ・ユーザーインタフェイス・デザインなVirusBarrier。日本語対応。Snow Leopardに対応。実勢価格は8,000円くらい。
1ライセンスで2台までインストールすることが出来るので、複数台Macを持っている人にはいいかも?
ウイルスバスター2011 クラウド
日本語対応。Snow Leopardに対応。実勢価格は1年版で3,500円くらい。
特にMac版やWindows版といった区分けはなく、「ウイルスバスター2011」を購入すれば、WindowsでもMacでもどちらでも使えるようになっています。また、1ライセンスで3台までインストール可能なので、windowsとMac両方を使っている人にとってはいいかもしれません。
Kaspersky Anti-Virus for Mac
http://www.justsystems.com/jp/products/kasperskymac/
Windowsではウイルスバスターと同じくらい有名なアンチウイルスソフト、「Kaspersky」。Snow Leopard対応。2009年に登場してからはとくにメジャーなアップデートはされていないようです。Windows版は2011が出てるので、そのうちMac版も出るかも?
設定出来る項目が多く、上級者向きらしいです。
Exciteインターネットセキュリティ
http://security.excite.co.jp/eis/
ムーミンが見守ってくれるらしい月額制のセキュリティソフト。Snow Leopardに対応。日本語に対応。ウイルスバスター同様にWindows、Macの別なく、1ライセンスで3台まで使用することが可能です。ベースになっているのは「エフセキュア」と言う会社のソフトのようです。
月額350円なので、1年だと4,200円。価格的には他の商用ソフトとあまり変わりませんね。ムーミンが好きな方にはいいかもしれません。
まとめ
この1年ちょっとの間にMacのアンチウイルスソフトもずいぶん増えましたね。「これを入れておけば絶対大丈夫!」というものはないので、気に入ったものを入れておけば良いんじゃないかな、という感じです。
個人的な意見としては、とりあえずウイルス対策的なことが出来ていればいいや、という人は「ClamXav」を。Windowsでウイルスバスター使っていて、ライセンス余ってるという人は「ウイルスバスター」を。玄人向けと言う言葉に萌えるという人は「Kaspersky」を。と言う感じでしょうか。
自分はとりあえず「ClamXav」を入れています。ネットを巡回して記事を書き、メールを受信して返信するくらいの使い方ですが、これまでのところ、テスト用のウイルス以外は検出されたことがありません。
ちなみに使い方ですが、外からデータが入ってくるのは主に「ダウンロード」フォルダとドロップボックスのフォルダなので、この2つを「監視するフォルダ」にいれています。メールについてはGmailを使っているので、メジャーなウイルスはGmailでキャッチされるんじゃないかという希望的観測。
あとは思いついたときに手動でスキャンする程度です。