大豆で作られた植物性のお肉「NEXTカルビ1.1」と「NEXT焼肉ハラミ1.1」を買って食べてみました! いわゆる大豆ミートまたはソイミート、100%植物性の代替肉です。未来の食事っぽい。
きっかけはTwitterで流れてきたプレスリリース。
販売開始日:3月30日(火)
代替肉のネクストミーツ、新潟県を中心に展開するスーパー「原信」「ナルス」で焼肉用代替肉の販売を開始 – Digital Shift Times(デジタル シフト タイムズ) その変革に勇気と希望を
販売店舗:原信 河渡店、岩上店、川崎店、見附店、南万代店、女池店、七日町店、小出東店
ナルス 国府店、直江津東店
商品:NEXTカルビ1.1 税抜498円(80g1パック)
NEXTハラミ1.1 税抜498円(80g1パック)
原信の中でも(なぜか)限られた店舗で販売という点に惹かれました。先に断っておくと私はお肉大好きです。好きな部位はハツ。
ネクストミーツの焼肉用代替肉
「原信川崎店」で購入。前述のとおりお値段は1つ498円(税込み538円)でした。精肉コーナー(の中のちょっといいお肉のコーナー)に陳列されていました。普通のお肉と間違えそう。大きさは手のひらに乗るくらいのサイズです。
「100%植物性」「添加物 化学調味料不使用」「※本商品はプラントベース(植物性)食品であり、動物性の肉ではありません。」という注意書きが入ってます。
裏面。カルビ、ハラミともに原材料名は
大豆加工品(国内製造)、調味液(しょうゆ(小麦を含む)、砂糖、米発酵調味料、酵母エキス、りんご、醸造酢、にんにく、食塩、ごま油、豆板醤、コショウ)、食用なたね油
となっています。熱量はカルビが266kcal/100g、ハラミが348kcal/100g。普通の牛カルビと比較するとカロリーは低めのようです。ハラミはそんなに違いないかも。
食べ方
「そのままフライパンなどで軽く焦げ目を付くまで焼いてください。ぜひ、焼き肉のタレなどをつけてお楽しみください。」とあるのでフライパンで焼くことにしました。
開封
開封すると焼き肉のタレの香りがしてきます。左がカルビ、右がハラミ。ぱっと見、ハラミの方が肉っぽさが感じられます。
調理
フライパンで焼いていきます。
持った感じ、そしてひっくり返す感じは焼き肉してる感があります! 人は動作で焼き肉と認識している疑惑。ちぎれやすいので網で焼くのは難しいかも。焼いているとちょっときな粉っぽい香りが漂ってきます。
焼き上がったものがこちら。
カルビ。元々のぽそぽそ感が見えるため、ちょっとお肉には見えない感じです。
ハラミ。これはなかなか肉っぽい!
食べてみた感想
まずはカルビ。食感は柔らかくフカフカした感じがあります。焦げて硬くなった部分には肉っぽさがあり。厚みのある部分はおからをぎゅっと固めたような食感です。香ばしさはわりとしっかりカルビしてます。
続いてハラミ。カルビで気になったフカフカ食感ですが、ハラミのほうはそれほど感じません。見た目、食感ともに牛肉より鶏肉に近い印象を受けますが、ちゃんと肉っぽさが再現されています。
タレはどちらも味噌や醤油を感じさせる和風の味です。どちらも元から付いている味のみでおいしく食べられました。両方ともカリッとするくらいまで焼いた方が肉っぽさが出そう。
これまでもいくつか大豆による代替肉はありましたが、その中では頑張っている方だと思います。カルビとハラミで食感を変えているのはポイント高い。オススメはハラミです!
ここからは読んだら引き返せない、もうそれとしか思えなくなる感想となりますのでご注意ください。
タレがよくしみ込み、じゅわっと感もあるので、キノコっぽい? 高野豆腐? 麩?? と考えていると……行き着くのが油揚げ、もしくは厚揚げやがんもどき。それに気付いてしまうと大豆の風味も相まってもう油揚げにしか思えなくなってしまいます……栃尾の厚いあぶらげに慣れている人ほど危険。精進料理の成り立ちを振り返ったような体験ができました。
そして食後は謎の満腹感に襲われます。満足感があるようなないような、おなかはいっぱいなんだけど口は何か別のものを食べたい、そんなギャップが出ました。
そんな感じ
「お肉大好きです!」「特売のお肉はもっと好きです!」という自分にはどうしても498円/80gという価格、そして大豆臭さが気になってしまうのですが、植物性にこだわりたい人にはスーパーで買えるこのアイテムはいいのではないかと思います。買う人が増えれば価格も下がるはず。そして「肉が好き」なのか「大豆で肉も味わいたい」なのか、そういった立ち位置によって味の感想は変わると思われます。
販売している「株式会社ネクストミーツ」は各種SNSやウェブで代替肉の情報発信をしているようです。興味のある方は是非どうぞ!
追記
なんで原信を中心に販売? と疑問に思っていたのですが、謎が解けました。
「代替肉」は、家畜を育てるよりも、二酸化炭素などの温室効果ガスの抑制につながるとして海外で注目を集め、国内でも今後、環境への意識の高まりとともに需要が増えると見込んでいます。
このため、生産体制を整える必要があるとして、創業者の出身地、長岡市に専用工場を設けることになりました。
「代替肉」の専用工場は国内では珍しいということで、来年の夏にも稼働し、月に375万食を生産する計画です。
創業者が新潟県長岡市出身、そして長岡市に専用工場が建つそうです。それで新潟県内の原信で販売されたのですねー!
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