玄関の床板をフロアタイルに張り替える一大リノベーションを行うシリーズ。今回は根太の間にスタイロフォーム(断熱材)を敷きます。
スタイロフォームの厚み
今回使用したのはホームセンターで手に入る一番一般的な「スタイロフォームIB」です。厚さは40mm。床以外がスカスカなのであんまり断熱効果については重視しておらず、どちらかというと断熱材詰めて虫の侵入を防ぎたいほうが主です。
断熱材の厚みについては「断熱等性能等級」という基準があって、この等級が高いと家の断熱性能が高いというのはもちろん、住宅ローンの金利が下がったりするみたいです。最高等級は4。
具体的な断熱材の厚みについては断熱材の種類や地域や家のどの部分に使用するかで違ってきます。スタイロの場合は以下を参照。
今回の場合は「IV地域」(新潟県長岡市)の「その他の床」に該当するので(実質「外気に接する床」な気もする)、等級4にするなら80mmが必要ということになります。ちょっとゆるい等級2なら30mmです。
で、今回購入したのは40mmのものです。等級2的にはOK。あのときはなんかいろいろ考えて40mmを選択したのですが、今考えると別に30mmでよかったんじゃね……? という気がしてならない。
断熱材を敷く
というわけで断熱材を敷いていきます。作業としては根太と根太の幅に合わせてスタイロをカットし、はめ込んでいくだけです。
断熱材受け金具の設置
根太の間に設置したスタイロが下に落ちないように根太の横に又釘を打ちます。断熱材受け金具があればそれを使うのがいいと思います。
あとで見つけたのですが、根太の間に平テープを張って断熱材を受ける方法もいけそう。
スタイロの厚みが40mmなので、根太の側面に上から40mmの場所に線を引いて、釘の目印としました。
釘の間隔は450mmくらい。地味に時間がかかるダルい作業でした……
断熱材の設置
続いてスタイロを根太の間の幅に合わせてカットします。
カットの方法をいろいろ試しましたが、一般のご家庭なら大きめのカッターでカットするのが間違いないです。スタイロ用の丸ノコ刃が手に入るならそれが一番よさそう。包丁でもいけそうな気がする。
スタイロを敷き詰めたところ。ぱっと見はきれいにはまっているように見えますが、実際は隙間だらけです…… 根太が平行ではないためにサイズをピッタリ合わせるのが激ムズだったり、カッターで切るときに斜めになってしまって裏と表でビミョーにサイズが違っちゃったりしたあたりが敗因。
基礎がグズグズだとその上に載るものもグズグズになってしまう典型的な例でした。根太が平行でない場合は多少手間をかけても張り直したほうがいいぞ。
次回はいよいよ床張り
断熱材が入ると一気に作業が進んだ感じがしますね。しかし、断熱材は釘の上に乗っているだけなので、足場として使えるのは根太の上だけであることをお忘れなきよう。ここで油断して断熱材を踏み抜くと身も心も痛みます! ご安全に!