玄関の床板をフロアタイルに張り替える一大リノベーションを行うシリーズ。今回は既存の床板を取り除きます。
気持ちの準備が整ったら床板を剥がしていきます。
板を固定しているのは錆ついたクギ。板にめり込んでいる上にさび付いているのでこれを抜き取る作業だけで腕がパンプアップする!
板に埋まっちゃってるクギを抜くときは、まずクギ抜きをクギが埋まってるあたりにあてます。そしてクギ抜き(バール)の頭をゴムハンマーで叩き、板に食い込ませてクギをとらえます。
ハンマーは金属製でも問題ありません。高音の打撃音が頭と近所に響くというだけです。
クギ抜きを買うときは頭のうしろが平らになっているものがオススメです。よくあるパイプを曲げて作ったような形のものだとちょっとハンマーで叩きにくいです。
クギがつかめたら、あとはクギ抜きを引き起こしてテコの原理でクギを引き抜きます。一緒に板の一部が付いてきたりしますが、コラテラル・ダメージです。
板を再利用したい場合は、彫刻刀などでクギのまわりを削り出してクギの頭を露出させ、そのあとクギ抜きでクギを抜く方法もあります。ただ、やはりノーダメージというわけにはいきません。あとクギの数が多いと滅入る。
これくらいきれいに抜けるとちょー気持ちいい!
でも実際のところ、そんなにきれいに抜けるのはレアで、ほとんどはクギの頭だけとれたり、木と同化していたりしてました。50年の重み……
クギがきれいに抜けない上に完全に柱にはまり込んでるところは丸ノコで板を切断して無理矢理除去しました。丸ノコなどで板を切るときは下にある根太や大引きまで切ってしまわないように気を付けましょう。
そんなこんなで床板をすべて除去したところ。約3帖の床板を除去するのに約3時間かかりました。床下の材はおもったよりきれいな状態だったのでこのまま使えそう。
50年の封印が今解き放たれた
昭和の床は今呪縛から解き放たれました。次回からここに令和の床を積み上げていきます!