寒くなったので、富山の朝日町にある栄食堂にたら汁を食べに行ってきました。
いつからなのか、なぜなのかは知りませんが、新潟の糸魚川から富山の朝日町にかけてのフォッサマグナエリアの海岸沿いには「たら汁」を出すお店がぼちぼちと存在しています。たら汁自体は一年中食べることができますが、タラの旬はやはり冬! たら汁を食べるなら冬なのであります!
親不知の洞門を抜けて朝日町に入ると国道8号沿いに「たら汁」と書かれた看板がいくつか現れます。今回はド定番の「栄食堂」へ。
国道8号を富山方面へ走っていると右に現れるのが栄食堂 [地図]。もともと長距離トラックドライバーが主なターゲットの食堂ということもあり、駐車場がやたら広いです。
なんと道路の反対側も栄食堂の専用駐車場になっていました。テレビで紹介されて以来、土日(とくにお昼頃)がすごい混むらしいです。でも我々が行った日は平日の昼過ぎ(14時半)だったので全然人はいませんでした。ほぼ貸切状態。
店舗を正面から。今年は雪が少なくてありがたいかぎり。
アルミ鍋が積んである……!
ちょっと独特な注文&会計システム
壁に掛かっているメニューは店員さんに頼みます。価格はすべて税抜表記です。席にメニューは置いてないので、メニューを暗記しておくか、メニューを見上げながら注文してください。
なお、聞いた話によるとホルモン焼き(550円)がおいしいらしいです。今回はたら汁の量がわからなかったのでとりあえず保留。
壁に掛かっているメニューのほかにサイドメニューが入れられたガラスケースがあります。
こちらは自分で中からほしいものをとりだして席に持ってくスタイルになっています。かつての吉野家のコールスロー的なあれです。
どうでもいいですが、今の吉野家ってお新香やコールスローを自分でとるスタイルじゃなくなったんですね。そもそもコールスローなくなってるし。
お新香とサラダは食べ放題だお( ^ω^)
勝手に取って食べまくるといいお( ^ω^)
の意味がわからなくなっていくのか……
貼り付けてある数字が値段です。刺身や塩辛、サラダなどがあります。角煮なども冷蔵されていますが、店員さんに頼めば温めてくれます。値段は一皿200円から700円くらい。食べ放題じゃないお( ^ω^)
会計するときは店員さんに声をかけて席で会計してもらいます。「ガラスケースから持ってきたサイドメニューもちゃんとわかるのか?」と心配になりますが、安心してください。ちゃんとわかるみたいです。それどころか、暗算で消費税まで計算しちゃうのすごい。なお、10円未満は切捨の模様。
たら汁
前置きが長くなりましたが、たら汁です。たら汁はアルミ鍋(φ20cmくらい)で無造作に提供されます。これで800円。
たら汁の量は提供された深皿(φ15cmくらい)で4杯強ありました。2人で食べたのですが、たら汁だけでお腹いっぱいになります。
あまりの量に「もしかして2人前(というか2つ分)になっているのでは……」と疑ったりもしましたが、勘定はちゃんと800円だったのでどうやらこれが最小単位の模様。ひとりでは食べきれない気がする……
具はタラとネギとゴボウくらいしか入っていないシンプルスタイル。味は上品な塩味で、味噌感はあまりないです。これだけでごはんを食べるのは難しいと感じてしまうのは、食塩摂取量上位ランカーの新潟県民ゆえか。
なお、たら汁に使っている味噌は丸善醤油株式会社が出している(常陸宮ご夫妻御用達の)「フッキ味噌」らしいです。店内にポスターが貼ってありました。
というわけで、ごはんのお供用にガラスケースから刺身(600円)とホタルイカの沖漬け(300円)を調達してきました。刺身は何種類か組合せがありました。
食べたものと価格
今回食べたものと価格は以下の通り。2人分です。
- たら汁 800円
- ライス(中) 200円
- ライス(小) 150円
- 刺身 600円
- ホタルイカの沖漬け 300円
小計2,050円。ここに消費税を加算して2,210円(10円未満切捨)でした。
3、4人で食べに行きたい
たら汁を食べるなら3、4人で行ってひとつ頼み、みんなで分け合うのがオススメです。あとは各々好きなメニューを頼むようにすると、たら汁もほかのメニューも楽しめます。
次に行ったらホルモン焼きを食べてみたい!