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新潟・富山で楽しめる!ヒスイ探しのできる海岸とヒスイの見つけ方とコツ

糸魚川観光物産センター

 新潟県から富山県にかけての一部の海岸線でできるヒスイ探し。ヒスイの探し方と拾える場所をまとめてみました! ヒスイだけでなく、ルビーやサファイヤの原石であるコランダムも拾えるとか。富山・新潟方面の観光や海水浴ついでにヒスイ探し、おすすめですよ!

ヒスイの見つけ方

ヒスイ海岸

ヒスイの特徴

  • 白いものが多い
  • まん丸ではない、角張っている
  • 手触りが非常になめらかで、キュッと吸い付くような感じ
  • 味の素のような結晶が見える
  • 見た目より重い
ヒスイ海岸

 ヒスイ = 緑色というイメージがありますが、そのほとんどは白色です。9割が白、残り1割に緑色や紫色があると言われています。というわけでヒスイを拾いたいなら白くてキラキラとした結晶が見える石を探すのがポイント! 光を反射させて、味の素のような結晶が見えればヒスイの可能性大! しかし良質なヒスイになるほどキメが細かくなるため、結晶が見えづらくなる傾向があります……

 またヒスイは硬く割れにくい石です。波で洗われてもまん丸にはなりません。ある程度角張った石のほうがヒスイである可能性が高いです。

フォッサマグナミュージアム
フォッサマグナミュージアムの展示より。

 ルビーやサファイヤの原石であるコランダムは、残念ながら宝石になるような質のものは発見されていません。しかし淡青色の単結晶のものが海岸で発見されたこともあるそうなので、可能性はゼロではない!? でもコランダム探しはかなり上級者向けの印象です。

ヒスイ探しの持ち物・あると良いもの

  • 石を持ち帰るためのビニール袋
  • 軍手、お玉やシャベルなど(拾った棒などでも代用可能)
  • 帽子や飲み物(熱中症予防)
  • ペンライト

 手ぶらで行ってもヒスイ探しはできます。でもあると便利なアイテムがいくつかあり。つい忘れがちですが、とりあえず持ち帰り用のビニール袋は持って行きたいです。

 より快適に、安全にヒスイ探しをしたいのなら軍手や帽子があると良いです。またペンライトの光で照らすと結晶の反射がわかりやすくなります。しっかり探したいのならお玉やシャベルがあると手先を痛めることなくヒスイ探しができます。

ヒスイが拾える場所

ラベンダービーチ

 ヒスイが拾える場所は新潟県と富山県の県境付近の海岸。新潟県糸魚川市の「糸魚川海岸」から富山県下新川郡朝日町の「宮崎海岸(宮崎・境海岸)」までの25〜30kmほどの海岸線です。このあたりは砂浜ではなく砂利浜になっています。砂利浜であればだいたいの場所でヒスイ探しが楽しめます。

なぜヒスイが流れつくのか

 上記の海岸近くには姫川と青海川という2つの川の河口があります。姫川の上流には「小滝川ヒスイ峡」が、そして青海川の上流には「青海川ヒスイ峡」があり、ここから流れ出た原石が海岸に流れ着くと言われています。

 なお「小滝川ヒスイ峡」と「青海川ヒスイ峡」は国の天然記念物指定地域のため、岩石の採取や持ち出しが禁止されてます。「問題なく気軽にヒスイ探しができるのは海岸」という認識が良いかと思います。

ヒスイ・コランダムが拾える海岸

 上で書いたとおり、新潟県糸魚川市の「糸魚川海岸」から富山県下新川郡朝日町の「宮崎海岸(宮崎・境海岸)」までの25〜30kmの海岸(砂利浜)であればヒスイ探しは可能です。その中でも整備されている場所、ヒスイ探しをしやすい場所をご紹介します。

糸魚川海水浴場(通称ヒスイ海岸)付近

  • 所在地:新潟県糸魚川市押上
ヒスイ海岸

 別名ヒスイ海岸。海水浴場の入り口には「ヒスイ海岸」と書かれた看板が立っているのでわかりやすいです。

ラベンダービーチ、青海海岸

  • 所在地:新潟県糸魚川市青海
ラベンダービーチ
ラベンダービーチの入り口には奴奈川姫(ぬなかわひめ)の像があります。

 ラベンダービーチはラベンダー色のヒスイが見つかることから名付けられた海岸。ラベンダービーチ隣(北側)にある青海海岸もヒスイがみつかるそうです。

ラベンダービーチ

 ラベンダービーチ前には石の種類が書かれた看板があるので便利。ここでもコランダムが見つかっているようです。

宮崎海岸・境海岸(通称宮崎ヒスイ海岸)

  • 所在地:富山県下新川郡朝日町宮崎、朝日町境
雪の大谷の旅

 こちらは県境を越えて富山県。こちらも「ヒスイ海岸」と呼ばれています。「ヒスイ海岸」と言った場合、この宮崎海岸を連想する人の方が多いようです。

雪の大谷の旅

 こちらの看板によるとヒスイを見つけるコツは「直径4〜5センチのものが探しやすい」「白色で透明感のある石を中心に探すとよい」「波打ち際の濡れた石のあたりが探しやすい」とのこと。是非参考にしてみてください。

「フォッサマグナミュージアム」で石の鑑定をしてもらえる!

フォッサマグナミュージアム

 糸魚川市にある「フォッサマグナミュージアム」にて、学芸員が石の名前などを教えてくれる「石の相談室」が実施されています。学芸員が不在の場合が多いそうなので、電話等で事前に在席時間を確認する必要があります。

・石の数はおひとり10個まで(「化石の谷」で採集した石は5個まで)
・石の大きさは、手に持てる程度の大きさに限ります。必ず館内までお持ちください。
・ぬれた石、よごれた石、石の金銭的価値のご相談はお受けできません。
なお、学芸員によってご相談内容が異なることがあります。

石の相談/糸魚川市

最後に

雪の大谷の旅
長い棒の先にお玉をくくりつけた道具を持っている人がいたらそれはきっとヒスイハンター。

 実際にヒスイ海岸へ行って石を探してみると、いろんな石がヒスイに見えてくるのです! 「これは絶対にヒスイ!」と思ったものも、自宅で見ると違う感じがしたり……ヒスイに似た石は「キツネ石」と呼ばれますが、宝石的な価値を求めるわけではないですし、キツネ石でもいいと思うのです。石を探す行程、そしてその思い出が大事なのです!

 というわけで「モノより思い出」。宝探し感覚でヒスイ探しを楽しんでみてください!

新潟・富山の宿に泊まって観光&ヒスイ探し!

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参考

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