毎年9月9日10日の二日間、新潟県小千谷市片貝町で開催されている浅原神社秋季例大祭奉納大煙火・通称片貝まつり。今年は桟敷席を取っていい場所で見てきました! 桟敷席の取り方や席の様子のレポートです!
片貝まつりの桟敷席
桟敷席概要
- 桟敷席料金:1枡30,000円 ※9月9日、10日の通し席
- 枡の大きさ:180 x 225cm
- 連席:2枡以上の場合、希望すれば連席可
- 定員:8名
- 備考:禁煙、イス・三脚の使用不可(三脚利用可の撮影場所あり)
- 申し込み期間:4月1日〜7月31日まで。満席になり次第締め切り。残席がある場合は期間後でも受付
片貝まつりの桟敷席は2日間の通し席、2日とも同じ枡席を使います。1日だけの購入は不可。地元の人は近所や親戚でわけて使ったり、2日とも見に行ったり、贅沢に2-3人で使ったりしてます。
金額は1枡30,000円。1日当たり15,000円、定員の8人が入れば1人当たり1,875円。ちなみに当日入場券は1人3,000円。
桟敷席申し込み手順
- 片貝町煙火協会に電話し、こちらのFAX番号を伝える
- 桟敷席申し込み書が送られてくる
- 必要事項を記入して煙火協会にFAXか郵送で送付(仮契約)
- 桟敷代金を振り込み(本契約)
- 8月末に桟敷席割表と桟敷券(8枚)が郵送されてくる
いまだにFAXが現役です。当たり前のようにこちらのFAX番号を求められるので、受信できるFAX番号を用意してから電話しましょう。用意しておらず、一回かけ直しました……
追記
2017年も桟敷席の申し込みをしましたが、申し込み書は郵送でも送ってくれるようです。FAXがなくても大丈夫な様子。
FAXで桟敷席申込書が送られてきたら必要事項を記入して返送します。申込者氏名の他に「桟敷席表示名」の欄がありますが、ここに書いたものが桟敷席と桟敷席割表に書かれます。個人名にしてる人が多かったですが、会社名、店名、グループ名も少なくないです。
この用紙を提出した時点で仮契約、そして桟敷代金を振り込むと本契約となります。
送られてきた桟敷マップと桟敷券
8月末(9月頭だったかも?)に無事に桟敷券と桟敷席割表が送られてきました! 桟敷券の色で桟敷のエリアが区別できるようになっています。これは赤席の桟敷席入場券。定員8人なので8枚送られてきます。
桟敷入場券は2日間通しで使うので、なくしたり、汚したりしないように気を付けましょう。ちなみに厚紙製です。水分は大敵。桟敷番号は自分で記入するスタイル。
こちらが桟敷席割表。新聞見開きサイズです。でかい。席割表の上の方ほど花火の打ち上げ場所に近い反面、入り口からは遠くなります。花火終了後の脱出のしやすさを考えてか、旅行会社は入り口に近い場所に席がまとまってます。
自分たちの席は右端、赤席のかなり上の方。いい席が取れたと思う!
桟敷席申し込みの時に書いた名前が記載されています。うちは普通にフルネームにしておきました。
当日の流れ
まずは駐車場を確保。市道の片側が無料駐車場になるほか、有料駐車場も点在。有料駐車場から花火会場近くまでシャトルバスが運行されるのでパーク&ライドもできるようになっています。歩く距離が一番短くて済むのはシャトルバス利用かも。
自分は母の実家が片貝町内にあるので、車はそこに停めさせてもらいました。
とはいえ、片貝町内でもこのような駐車場争奪戦が繰り広げられます。親戚・お客さん分を確保するのが地元民の務め。ご苦労様です。
いざ、花火会場へ!
桟敷席までの道のり。表通りから一本入った裏道使ってます。
時々、近隣のお店や民家が特設桟敷席(貸席)を販売してたります。この他、自宅前を臨時駐車場にして呼び込んでいるご家庭もたまにあり。そういうの使ってみるのも地元の人とふれ合えていいのかもしれない。
私が桟敷席に行ったのは2日目。1日目は知り合いのお店近くの一画で見させてもらいました。隣に座ったカップルは広島から来た人達で、カープの優勝を気にしてました。
桟敷席に向かっている最中。小高いところにある、紅白幕が下がっているのが桟敷席です。
桟敷席の様子
入り口で係の人に入場券を見せます。桟敷席は斜面に段々畑のように設営されており、前列だと長い坂道を登っていく感じになります。打ち上げ場所は頂上付近。
仮設トイレは桟敷入り口の手前(桟敷席の外)にあるため、トイレに行く際は入場券を持っていくのを忘れずに。桟敷券をネックホルダー(IDホルダー)に入れて首から提げている人もけっこういました。これならなくなさい! そして忘れない!
トイレの混雑状況ですが、花火開始直前(19時頃)が混雑のピーク。長い行列ができ 20-30分ほど待ち時間が発生してました。トイレは花火開始前に余裕を持って行っておくか、いっそ花火最中に行くと空いてると思います。
桟敷1枡のサイズは180 x 225cm。ベニヤ板2.5枚分の広さです。
敷物はみんな持参していきます。定員である8人が入っても、荷物や飲み物、ちょっとしたおつまみを置く余裕はある感じ。オードブルのようなものを広げたいなら6人くらいがちょうど良いです。
手前の側の枡席だとすぐ目の前が通路となるため、人の往来やベニヤ板(床)に響く足音がちょっと気になるかも。奥側の枡席だと通路が遠い分ゆっくりできますが、トイレ等で枡の外に出たい場合は前の枡の人の間を通してもらう必要あり、という感じです。あと、後ろの段に携帯やら荷物やら靴やらを落とす人がけっこういたのでご注意ください。拾ってあげるのが後ろの枡の人のお仕事。
花火までの待機時間
暗くなる前に枡席に到着。持ってきたものをつまみながら花火を待ちます。
今年はいつも以上に寒かったー! 桟敷席は風が吹き抜けるので、1枚羽折るものを持って行った方がよいです。ひざ掛けを持参している人もいるくらい。ゆっくり見たいなら寒さ対策アイテムを準備して行きましょう。
振り返って見た図。前の方の席だったので後ろを振り向くとなかなかの迫力。花火が始まる前のこの雰囲気、好きです。
花火の待ち時間はお土産購入や露店巡りがおすすめ
片貝まつりは露店もたくさん建ち並びます。ここでごはんやおつまみ、飲み物をゲットしたり、時間を潰すのもいいと思います。
浅原神社を下って右手に行くとオフィシャルっぽい物産ブースもあります。四尺玉の模型もあるので、ここで記念撮影をする人も多いです。花火終了後も営業してますが、10日(2日目)の夜に行ったら品切れの商品も多かったので、お土産を確実に確保したいなら早めに行っておくのがおすすめです。
花火番付(スケジュール表)は会場内で購入することができます。1部1,000円。
番付は新聞サイズです。でかい。文章も面白いので、お土産代わりに買うのも良いかも。片貝の世帯へは配布(事前販売)されてるので自分は買ったことはありません。
打ち上げ開始でございます!
そして花火開始! 花火を見上げる最高のポジション! 覆い被さるように広がる花火、響く轟音を体感できます! アナウンスもばっちり聞こえるので花火を余すことなく楽しめます!
写真撮影をしたい場合、同じ枡席内でもできるだけ奥の方を陣取ると撮影しやすいかも。自分は人も入れるのは嫌いではないのでいいのですが、こだわる人はこだわりたいところ。三脚を使えるゾーンもあるそうなので、がっつり写真撮影したい人は桟敷席の申込時に伝えると良いかと思います。
ちなみに。カメラマンに人気の席はじつは桟敷席じゃなかったり。全景を押さえるには桟敷席は近すぎるため、少し離れた別の場所で撮る人が多いです。以上、片貝の花火撮影豆知識でした。
そんな感じ
母の実家が片貝ということもあり幼い頃から何回か行っているのですが、今回は記録を残そうと写真を多めに撮ってきました! 桟敷席の申し込みは初めて。FAX番号を求められるとは思わなかった……
そんな感じで、片貝の花火を見に行きたい人や桟敷席を取りたい人の参考になればと思いますー!