
じつは一度、マッサージを受けた後にふらーっとめまいを起こしたことがありまして。調べてみると意外とそういう体質の人が多い様子。原因と対策、そして対処法をまとめてみました!
ときどきマッサージ(激安のもみほぐし)を受けに行っているのですが、施術後、ベッドから起きようとした時にふらつき・回転性のめまいといった症状が出たことが一度だけあります。めまいはすぐに収まったのですが、その後数十分ほどは貧血のような、すっきりしない感じが残りました。
気になって調べてみると、自分と同じようにマッサージ後にめまいを起こす人は少なくない様子。中には「毎回倒れてしまいます。どうすればいいでしょうか?」という人も。それはもう……マッサージ受けないほうがいいんじゃないだろうか……
そんなわけで原因と対策を探ってみました!
マッサージ後に起こるめまいの原因
施術によって血圧が下がる
マッサージを受けている最中はリラックスした状態。副交感神経が優位になり、心拍数と血圧が下がります。また、体を揉まれたことによって血流が良くなっているため、より血圧が下がりやすい状態に。
この状態で急に立ち上がると脳に血液が行かず、めまいやふらつき、立ちくらみを感じたり、場合によっては倒れてしまうことがあります。
これが一般的に言われているマッサージ後に起こるめまいの原因です。もとから低血圧の人は施術後にめまいを起こしやすいと言われているので気を付けましょう。
眼心臓反射(アシュネル反射)も関係ありそう
調べているうちに「これも関係あるのでは?」と思ったのが「眼心臓反射」(眼球心臓反射やアシュネル反射とも呼ばれる)。まぶたの上から眼球を圧迫すると眼球付近を走る三叉神経に刺激が加わり、迷走神経に影響が出て徐脈になったり、血圧が下がるというもの。以前は「アシュネル試験」として自律神経機能検査法として使われていたこともあるそうです。
お店でマッサージを受ける時は穴の空いたベッドにうつぶせになります。この時に目の位置が押される状態になっていたり、まぶたが引っ張られて眼球を押す状態になっていると、施術後のめまいにつながるのでは? と思ったり。
※医学的知識はないのであしからず。
対処法
というわけで対処法です。
- 眼球を圧迫しないように顔の位置を調節する
- 施術後はゆっくり立ち上がる
- めまいを起こしやすいことを施術者に伝えておく
眼球を圧迫しないように顔の位置を調節する
ベッドにうつぶせになる時に顔の位置を調節。丸く空いた穴に顔をすっぽりとはめ、目の部分になにかが当たっていない状態にしましょう。また、まぶたが引っ張られた状態にならないよう、顔の置き方を微調整すると良いかと思います。気にするとけっこうまぶたが引っ張られて眼球が押されてる気がする。
施術後はゆっくり立ち上がる
一番大事なのはこれ。施術後はゆっくりと動くことを意識、急に体を起こしたり、立ち上がったりしないことが大切です。めまいを起こしてしまっても大丈夫なように、ベッドに手をついておいたりするのも良いと思います。
格安のマッサージ店では、施術後すぐに会計・帰宅という流れが多いので、めまいを起こす危険性が高まります。とにかく体を起こす時はゆっくり、立ちあがる時もゆっくりを心がけましょう。
めまいを起こしやすいことを施術者に伝えておく
全身のマッサージだとうつぶせ、仰向け、座った状態と順番に施術することが多いです。しかしコリの加減や施術者のやり方、時間配分によっては最後までうつぶせで終了となる場合も。
施術者から「どこか気になるところはありますか?」と聞かれた時に「(めまいを起こしやすいので)座った状態での施術を長くしてもらえますか?」等、希望を出しつつ体質を伝えておくと安心です。もしめまいを起こしてしまった場合も、あらかじめ言っておけば即対応してもらえます。
「こういうのを言うのはちょっと恥ずかしいかも……」と思っちゃいますが、ネットで調べてみるとめまいを起こす人はけっこういる様子。けっして少数派ではないので、是非。
そんな感じ
自分がめまいを起こした時の状況は、コリがひどかったため60分のコースでは時間が足りず、うつぶせの状態で施術が終わってベッドの上で体を起こした時でした。もとから低血圧っぽい体質、自律神経が不安定と言われたことがあったりと、体質やら状況やらいろいろ重なった結果そうなってしまったようです。その後何回か行っていますが、めまいを感じることはないのでその時の体調なども関係あるのだと思います。
というわけで同じようにめまいを起こしてしまう人の参考になれば! めまいを怖がってるとリラックスもできないわけで……原因と対策を知って、安心してマッサージを受けにいきましょー!