
冬になると雪だの事故だので通行止めになりがちな新潟の高速道路。特に上越辺りの高速道路はしょっちゅう通行止めになってる印象があります。一車線だから?
ところで、高速を走っているときに運悪くそんな通行止めにあってしまい、途中で高速を降り、再び乗り直した場合(一部一般道を走ることになった場合)、高速道路の料金はどうなるのでしょうか。
結論から言うと、乗り直して利用した方の高速料金が調整されるようになっているみたいです。
計算方法
NEXCO東日本のウェブサイトに「料金調整計算式」というのが出てました。
例えば、以下のようなルートで、AからDまで高速でいくつもりだったけど、B-C間が通行止めになったため、Bで一旦高速を降りて、Cから乗り直してDまで行った場合。
A(最初のIC) – B(流出IC) -x- C(乗り直しIC) – D(最終IC)
この場合は、乗り直したCD間の料金は以下のように計算されます。
CD間の調整後の料金 = AD – (BD – CD) – AB
AB間の料金は普通の料金です。
実際の例
と言われてもあんまピンと来なかったので、実際のルートで計算してみました。
普通車で長岡から新潟中央まで高速で行こうとしたけど、三条燕-巻潟東間が雪で通行止めになったと言うケース。
A(長岡) – B(三条燕) -x- C(巻潟東) – D(新潟中央)
それぞれの区間の通常料金は以下の通り。
AD = 1,650円
BD = 950円
CD = 650円
AB = 850円
これより調整後のCD間の料金は以下の通り。
AD – (BD – CD) – AB
= 1,650 – (950 – 650) – 850
= 500円
通常のCD間の料金が650円なので、若干安くなっています。
調整を受けるためにすること
ETCを利用している、かつ、各区間で同一のETCカードを利用している場合は特に何もしなくても調整が行われます。
高速道路での出口で表示される料金は通常料金ですが、請求時には調整された料金で請求がくるそうです。
ETCを利用していない場合は、流出IC(Bの料金所)で「乗継証明書」をもらって、最終ICで「通行券」と「乗継証明書」を出すことで調整が受けられます。