ハードカバーや新潮文庫などでおなじみのしおり紐(あるいは「スピン」)。その名の通り、しおりとして使えます。紙のしおりと違って本にくっついているのでなくすこともありません。ただ、末端処理がされていないので、そのままだと使っているうちにしおり紐がバサバサにほどけていってしまいます。
読み込むほどにほどけていってしまうというジレンマ。しかし、そんなジレンマとは今日でサヨナラです。
結ぶ
しおり紐がほどけないようにする最も簡単な方法は、しおり紐を結んでしまうことです。ただ単にしおり紐の末端を玉結びするだけ。特別な道具はなにもいりません。お金もかかりません。
結び方が甘いといつの間にかほどけていたりすることがあるので、しっかりと結びましょう。
固める
大抵は結ぶだけでおkなのですが、しおり紐が太かったり、短かったりするとうまく結べないことがあります。代表格はモレスキン。しおり紐を1年間綺麗なまま保てる気がしないよ!
そんなときは、瞬間接着剤でしおり紐の末端を固めてしまいましょう。しおり紐の末端に瞬間接着剤(ゼリー状じゃないよ!)を数滴たらすだけでOK。がちがちに固まってほどけなくなります。作業する際は瞬間接着剤が手や本に付かないように注意しましょう。いろいろ大変なことになります。
一口化学メモ:瞬間接着剤は水分と反応して硬化するので、早く乾かしたい場合はフーフーするより、ハーハーする方が良いかもめ。
図書館でもやれば良いのに
岡本文庫の本はほとんど全部、末端処理済みです。何年経ってもどれだけ読み返してもしおり紐はほどけず綺麗なまま。
たまに人から借りた本のしおり紐がばさばさになりかけていると結びたくて仕方ない衝動に駆られます。でも、あえて末端処理をしないというポリシーとかあるかもしれないので我慢します。あと、図書館で借りた本のしおり紐がただの糸の束になっていたりすると、あー、あー、って気持ちになっちゃいます。図書館でもやれば良いのに、と思うのですが、何か問題があるんですかね? 手間がかかりすぎる? でもブッカーより簡単じゃない?
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