長岡市与板町とその周辺の地域では昔から知られている与板の大判焼き。不恰好な形。そこそこの味。そして、なにより恐るべきサイズ。これを食べなければ長岡に春は来ない!(ちょっと過言)
知る人ぞ知る、与板の大判焼き。周辺住人の間では「与板の大判焼き屋」、もしくは「大判焼き屋」で通じるので、店の正式名称がいまいち分からないという。。ググったらどうも「石黒大判屋」というようです。
その大判焼き屋さんは長岡市与板町の商店街の中、大光銀行与板支店の隣にあります。「大判焼」という赤い看板が目印……と言いたいところですが、実際には看板よりも道路に駐車している車のほうが目印になるかもしれません。ここに大判焼きを買いに来た人の車が、常に何台か店の前に停まっているためです。
以前は10-11月くらいから営業が始まって、翌年のゴールデンウィークあたりで一旦閉店していたのですが、最近はゴールデンウィーク過ぎてもやっているみたい?
正直、はっきりした営業期間は把握していません。たまたま前を通ったときに営業していれば「あー、もうそんな季節かー」と思って購入し、閉まっていれば「今年はもう終わりかー」と思う。そういう感じです。
この薄緑の包み紙でピンと来た方は旧・郡民。白でも赤でもなく、なぜか昔からこの薄緑色の紙が使われています。昔はもうちょっと厚手の紙を使っていたような気がしますが、変わったことといえばそれくらいです。
大判焼はあんこ、クリーム、チーズの3種類があります。黄色のシールが貼られているのがクリーム。何も付いていないのがあんこです。今回はありませんが、チーズは赤いシールです。
ちなみにチーズは、以前は予約しないと食べられなかったのですが(「今チーズあります?」と聞くとたまに出て来ることはあった)、今はどうなのか不明。
プロセスチーズみたいなのがドカンと入っているだけなので、自分はちょっと苦手っす。。そのため、あんまりチーズ食べたことがない。。
2つ? いいえ、これで1つです。
普通の大判焼き2個分以上の大きさがあります。大判焼き同士が正面衝突して脇にはみ出しちゃったようになってる感じがたまりません。フォッサマグナ式大判焼き。
「昔はパナップとかジャイアントコーンとか、もっと大きかったよね?絶対小さくなってるよね?」とか思ったりしている自分ですが、この大判焼きは昔からこのサイズだった気がします。小中学生の時は2、3個余裕で食べた上に夕ご飯までしっかり食べていたものです。(今はこれ1つでお腹いっぱいになる。)
大きくても中身が少なかったら……
そんな心配はご無用。目一杯あんこが入っています。途中で飽きてくるくらいいっぱい入っています。猛者になるとあんこの中にバターやマーガリンを突っ込んで食べる人もいるようです。それを聞いて「それは反則だろー。今度やろう」と思いながら現在に至る。
こちらはクリーム。皮の色と同化していてわかりにくいですが、こちらも中身たっぷり。この大判焼きのクリームはなんというか、ヤマザキのクリームパンに使われているようなクリームではなく、もっともったりした重い感じのクリームです。
気になるお値段は1つ110円。10個以上買うと1つ100円になります。あずき5個、クリーム5個の計10個で1,000円ぴったりなので、友達んちに遊びに行くときのおみやげにもぴったり。(軽く大判焼きテロの様相。)
ちなみに昔は1個88円とかで10個買うと1つおまけでした。お値段そのままで容量2割減になるよりは、多少値段が上がっても大きさキープしてくれた方が夢がある。かも。
まあ、仮に大きさ2割減にしたとしてもまだまだ十分に大きいですし、2割減くらいの方が今の自分の胃袋のサイズにちょうどいい気もするのですが。。
味はそこそことはいえ、やはり出来たては美味しいです。冷めてもレンジでチンすれば可。買ってきた大判焼きを炊飯器で保温しておくというご家庭もあるらしいですぞ。
まだ食べたことがないという方は、是非一度お試しあれ。
石黒大判屋
所在地 | 新潟県長岡市与板町与板227-1 |
---|