※弊社記事はたぶんにPRが含まれますので
話半分で受け取ってください。

PointExchangeが片貝まつり花火を上げる企画の参加者を募集中

 「みんなでポイントを持ち寄って片貝まつりで花火をあげよう!」という企画が「PointExchange」というサイトで行われています。でも、んー、どうかなぁ。。

みなさんの「想い」を一緒に乗せて、花火を打ち上げませんか!?
世界一大きい四尺玉が上がる、「片貝まつり浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」。
この花火の一番の特徴は奉納花火ということ。みなさんの想いを浅原神社に奉納します。
一人では難しいことでも、みんなが力を合わせれば、できないことは無い!
一番の目玉はギネスブックにも載った世界一の四尺玉、直径800mの大輪が夜空に広がります。
ポイント交換サイトPointExchange – 換金や電子マネーへの交換

 「PointExchange」は、買い物や資料請求などで貯まったポイントをまとめて、現金や商品などに交換できるサービスを提供しているサイトです。

 このサイトで現在行われているのが、「みんなで世界一!?の花火を打ち上げよう」と言う企画。世界一の花火と言えば、片貝まつりの四尺玉ですが、この企画はポイントをみんなでプールして、その四尺玉を打ち上げようというものです。平たく言うと

「四尺玉あげたいから、みんな、オラにちょっとだけポイントを分けてくれ!」

という感じです。
 しかもこの企画、必ず四尺玉をあげるというわけではなく、集まったポイント数によって、あげる花火の号数が変わる様子。ユーザのポイントを花火に回すだけなので、運営会社的にはほとんど支出が発生しないという、なんとも賢いやり方。。

 参加者の中から抽選で6組12名に三万円相当のサジキ席が当たるそうなので、ポイントが余って仕方ないという人は応募してみるのも良いかもしれません。応募は5/19(水)から8/31(火)までです。

四尺玉の価格

 ところで、四尺玉をあげるにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。ちょっと気になってググってみたのですが、どこにも出てませんでした。上のキャンペーンサイトでも、一体何ポイント貯まったら何号の花火になるのか、表示がないので全く分かりません。

 ただ、花火の価格について、wikipediaには以下の記述がありました。

花火の種類、複雑さ、花火師により複雑に価格が大きく異なるが、一般的な打ち上げ花火の一発あたりの相場は
・3号玉が約3400円
・5号玉が約1万円
・10号玉が約6万円
・20号玉が約55万円
となっている。
花火 – Wikipedia

 この値段の上がり方から予測すると、三尺玉(30号玉)で150万円くらい、四尺玉で300万円くらいではないかと思われます。ちなみに近似曲線の式は y = 0.01x^2.71 (x: 花火の号数, y: 花火の価格)です。

 1人が1口(100ポイント)しか応募しないとした場合、300万円相当のポイント300万ポイントを貯めるには3万人の応募が必要と言うことになります。

四尺玉は上げられるのか

 この企画、最初は「を?」と思ったのですが、よくよく企画内容を見ると「ちょっとビミョーかなぁ」という感じがします。

 たぶん、企画会議かなんかで出て、「世界一の花火か!これでいこう!」となったんじゃないかなぁ、と思うんですよねぇ。(違ったらごめんなさい。)
 でも、片貝花火を現場で見たことがある人間の視点から言わせてもらうと、片貝花火ってそういう感じじゃないんですよねぇ…

 片貝花火の花火番付を見てもらえれば分かるのですが、花火の奉納者(スポンサー)は片貝に関係している企業とか、片貝出身者の還暦祝いとかが中心です。(還暦祝いで上げる、なんていうと慎ましやかなものを想像しますが、実際は数千万円かけて大スターマインとか上げちゃったりしてます。マジぱねぇっす。)
 そんな中に、なんだかよく分からないIT企業のスポンサーが入ってもアウェー感が止まらなくなるんじゃないかなぁと思うんですよねぇ。

 もっとも、この「みんなで企画」というのは過去に2回実施しているらしいので、今回どれくらいのポイントが集まるかはだいたい予想出来るでしょうし、何を上げるか、だいたい決まってるんじゃないかとも思うのですが。

 実際、四尺玉は2発打ち上げられますが、そのうちの1つは片貝町民一同となっています。
 もう1つは企業などの団体がスポンサーになっていますが、調べてみると、こちらも地元に関係した企業が中心となっています。
 具体的には、平成11年以前は「三国コカコーラボトリング」、平成12年から16年までは「小千谷ライオンズクラブ有志」、平成17年からは「花火王国かたかいコラボレーションチーム」となっています。「花火王国かたかいコラボレーションチーム」は片貝工業や片貝煙火工業などの地元企業で作られた四尺玉を上げるためのスポンサーチームのようです。

 そんなわけで、たとえ四尺玉をあげられるだけのポイントが貯まったとしても、実際には四尺玉のスポンサーにはならない(なれない)んじゃないか、という気がします。

まぁ、片貝の花火もこの不景気でスポンサーが減少してしようがないのかもしれませんが、極個人的な意見を言わせてもらうと、今回は尺玉くらいが一番ベターな着地点じゃないでしょうか。

参考

関連する記事