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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。

小国町にある「相野原観音堂」に行ってみた

 それは小国からの帰り道の事。国道403号線を長岡方面に走っていると、一面に広がる田んぼの中に、ぽつんと茅葺きの建物が建っているのを発見。なんだあれは。

相野原観音堂

 小国のこの道は何度か通っているのですが、こんな建物が建っているなんて、初めて知りました。

相野原観音堂

 まるでその部分だけ時代に逆行しているような景色です。「まんが日本昔ばなし」に出てきそう。これは行って確かめてみなければ。(キツネにダマされるフラグびんびん?)

相野原観音堂

 近くに行ってみたら、意外とに大きな建物でした。。「相野原観音堂」というらしいです。

相野原観音堂

 ちゃんと信仰が残っているようで、階段が泥で汚れていました。(泥で汚れていると言うことは、田んぼの仕事をした後などにお参りしている人が多いということだろうと。)

相野原観音堂

 そして、驚くべきはこのお堂の彫刻です。この規模のお堂には不釣り合いに思えるくらいに彫刻が施してあります。

相野原観音堂

 分かりにくいかもしれませんが、かごのようになっている中に魚が彫られています。これは水の中をゆく鯉を表しているのではないかと。レベル高すぎだろ。。

 さらに、お堂の3面には十二支をモチーフにした彫り物もあります。
 まずはお堂正面向かって右側の面から。

相野原観音堂

 子(ねずみ)。

相野原観音堂

 丑(うし)。

相野原観音堂

 寅(とら)。

 つづいてお堂の正面。

相野原観音堂

 卯(うさぎ)。

相野原観音堂

・辰(たつ)。

相野原観音堂

 巳(へび)。

 そして、お堂正面向かって左側の面。

相野原観音堂

 午(うま)。

相野原観音堂

 未(ひつじ)。

相野原観音堂

 申(さる)。

 見つかったのはここまでで、残る酉(とり)・戌(いぬ)・亥(いのしし)の3つは見つかりませんでした。この流れで行くと背面にあるんじゃないかと思うのですが、背面はただの板張りになっています。

相野原観音堂

 ですが、この背面の板は他に比べて新しい感じがしますし、背面だけ彫刻無しというのはなんだか不自然なので、もしかしたらこの下に残る3つが隠れているのかもしれません。あるいは、何らかの理由で背面が失われたか。

 わざわざ見に来るほどではないと思いますが、でも、彫刻はすごいです。近くを通る機会があったら、ついでにこの彫刻を見てみてはいかがでしょうか。

相野原観音堂

所在地新潟県長岡市小国町相野原

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