来月にも「人工衛星」を打ち上げると言っている北朝鮮ですが、これに備えてか、新潟県が「北朝鮮飛翔体事案情報連絡室」を設置しました。
新潟県では、3月13日に、防災局危機対策課内に「北朝鮮飛翔体事案情報連絡室」を設置し、関係情報の収集にあたっています。新潟県:「北朝鮮飛翔体事案情報連絡室」を設置しました
「打ち上げる」だとか「打ち上げたら迎撃する」だとか「迎撃したら報復する」だとか、物議を醸し出している北朝鮮の「衛星」。これに関連してか、新潟県でも北朝鮮から飛んでくるかもしれないなんらかの飛翔体に対して、連絡室を設置しました。
活動としては、首相官邸や消防庁に設置された情報連絡室からの情報を市町村に下ろすというのが主のようです。独自の情報収集はあんまりしない?
政府はこのロケットが弾道ミサイルの可能性が高いとみているため、連絡室は首相官邸や関係機関から収集した情報を市町村に提供して注意喚起を行う。北朝鮮:「衛星発射」通告 県が情報連絡室設置 /新潟(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
今回の衛星(と北朝鮮が主張しているもの)の打ち上げで危険区域に指定されているのは秋田沖と太平洋なのですが、打ち上げようとしている所が所なので、かなり心配です。
北朝鮮が打ち上げると言っているのは、試験通信衛星「光明星(カンミョンソン)2号」。「衛星」と「弾道ミサイル」では何が違うんだろうと思って調べたのですが、大まかに言って、ミサイルの頭に人工衛星を乗せるか、核弾頭などのロケットを乗せるか、という違いだけらしいです。
弾道ミサイルと宇宙ロケットとの基本的な構造の差は少ない。大雑把に言えば、大型の弾道ミサイルから弾頭を外し、代わりに小型ロケットを追加してやれば衛星打ち上げが可能になる。弾道ミサイル – Wikipedia
北朝鮮は核を持ってることになっています。さらにここで衛星を打ち上げることで、核ミサイルも打てるんだぞ、と言いたいのかもしれません。良い悪いは別として、ごり押しがうまい気がします。